桔梗(キキョウ)
三時の貴公子「ハゼラン」
5頭目
間もなく羽化しそうなサナギ
6頭目(何故か雌ばかり)
数日暑さを口実に散歩すらしてこなかったので、夕方の4時過ぎならまだ「三時の貴公子」ハゼランに逢えるかもしれないと日傘片手にそぞろ歩いてきた。確かにハゼランは咲いていてくれたが、撮影用の背景(紙)を持参してこなかったので、旨く写真に収めることが出来なかった。4時と言ってもまだ暑い。汗が噴き出してきたので早く切り上げて "風呂とプッシュ!"モードに切替えて帰路を急いだ。
とあるお宅の庭先ではキキョウが花盛りである。暑さを忘れさせてくれる花色に暫し見とれた。本来は秋の七草に選ばれる自生種なのだが、最近では野生状態で見かけることが出来なくなって久しい。「秋の野に咲きたる花を指折りてかき数ふれば七種の花。萩が花、尾花、くず花、なでしこの花、おみなえし、藤袴、またあさごほの花」と山上憶良が詠まれた歌である。此処で出てくる朝顔が桔梗だとされている。大きなキキョウの根っこには鎮咳などの薬効があり薬用としても植栽されるが、基本的には輸入品で間に合わせている。韓国では食用とするために栽培されているらしい。機会があれば食べてみたい。
散歩に出られない理由付けに、ジャコウアゲハ羽化観察を入れている。昨日も5頭目が羽化したのでご近所さんに観て頂いた。昨日も羽化しそうなサナギがあったので、目覚めて直ぐに確認に行くと、既に6頭目が羽化したばかりだった。
「桔梗咲く 今日の気温は 三十度」