ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

半夏生(ハンゲショウ)


 七十二候で言う半夏生は7月2日頃だった。その時に併せてハンゲショウをアップしようと予定していたのに忘れてしまった。それにしても最近は「しまった、しまった!」の何と多いことか。
 夏至から11日目に当たる日を半夏生と呼び、農作業を休む日とされてきた。今でこそそんな習慣を守っているのはごく一部の農村地域だけだろう。古いしきたりの残る能勢でも廃れてしまったようだ。たまたまハンゲショウの漢字表記に「半夏生」を充てているので、植物のハンゲショウと季節の半夏生が切っても切れない関係にあるように誤解されている。ところが「半夏」というのは正しくはサトイモ科のカラスビシャクのことらしい。いずれにしても七夕の頃に咲く両者を半夏生の花としてやりたい。
 ハンゲショウはドクダミ科だから薬草としても利用されてきた。我が家では大量のドクダミを乾燥させて健康茶に混ぜているが、ハンゲショウも利尿作用などあるので茶材として利用できるかも。成育場所が湿地と言うことなので大量に採取も出来ない。カタシログサとも言われる一時の白い葉を愛でるだけに留めておきたい。絵心があれば描いてみたいモチーフなのだが。
 昨日は地球環境『自然学』講座日で、津田産業の津田社長から「日本の木材事情とウナギの森植樹祭」というテーマでたっぷりの画像を3時間見せて頂き、企業と自然との関わりを垣間見ることが出来た。100年杉を切る神事では敬虔な祈りが胸を打ち、30mもの大木が一本の楔で倒された時の槌音が耳に残っている。


「講座では 半夏を過ぎて うとうとと」

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