ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

山頂で野点

             泡立ち不足のロク持参の茶碗


 数年前までは茶道の会の催しとして歌詠みで知られる歌垣山で野点が開催されていた。毎年妻に声がかかっていたので、それに合せて歌垣山へのハイキングを計画していた。頂上には炉が組まれて、緋毛氈や傘もしつらえられ、椿などの茶花を配するなど本格的なた野点風景だった。コロナと先生の体力低下などもあり、5月の野点は立ち消えになったようである。
 ところが妻の主宰する山の会に参加するようになったお二人にお茶のたしなみがあると言う。ならば例会で野点をしていただこうということに話が纏まった。茶道具は車で運んで貰い、あとのメンバーは歩いて上がる。頂上まで登った頃には湯も沸いていることだろう。
 流石に着物までは準備されなかったが、野点用の簡易なセパレートタイプの着衣があり、懐紙など収まるような作りになっている。和風巻きスカートの感じで、それなりに雰囲気を醸し出してくれる。
 一応のお手前のセレモニーを見せて頂いたが、覚えきれるものではない。一服目のお薄は立てて頂いたが、二服目は各自で経験させて貰った。抹茶の分量も茶杓1.5が適量というのも初めて知った。茶筅でかき回すがなかなか泡立たない。抹茶椀の形状が泡立ちやすいように作られているのが納得できた。
 三服までの茶菓子が用意されたが、そちらに興味が奪われた。甘辛両刀遣いのロクならではの好奇心である。普段は金平糖が使われるが、中に各種の洋酒が入っている大豆大の砂糖菓子などが使われ、初体験の連続だった。


「薄茶の香 山装いに 風もなく」

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