ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

紅花襤褸菊(ベニバナボロギク)


 まだ日本に帰化して70年あまりしか経っていないベニバナボロギクが、名前の通りボロに見立てられた冠毛と共に、濃桃紅色の花をうなだれたようにつけている。 熱帯アフリカ原産だが九州で1949年に発見されたらしい。 頭花は筒状花のみで構成され、舌状花を持たない。 タンポポのような冠毛で勢力を拡げ全国に繁茂してしまった。

 この花を知ったのはシニア自然大学校に通い出し、春菊代わりに食用になると教えて貰ったからで、実際に採取して食べてみたところ春菊よりも香りが豊で美味しかった。 それ以降、その美味しさを独り占めにするのがもったいないので、観察会では必ずと言って良いほど葉っぱを囓って貰い、香りと味を伝えるようにしている。 すき焼きに合うが、ごま和えや天ぷら材料としても使える。 利尿作用がある薬草でもある。

 よく似た植物にダンドボロギクというのがある。 今朝までは同じ仲間だと思っていた。 ところがこちらは同じキク科だが、タケダグサ属で原産地も北アメリカとだと言うから全く別物だった。 前者はベニバナボロギク属に区分されている。 図鑑を調べて気付けた知識で、ダンドボロギクの方が少し先輩の帰化植物だった。

「昨日は坪内ねんてん先生の俳句教室で、初めての吟行経験をしてきた。 短時間で2句作るのは至難の業である。 自己満足できる句だったが、皆さんの評価はあまり頂けなかった。


 「 口中に 拡がる香り 野菊食み」

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