お店のオリジナルワインで慰労会

　　　　　　　　　　　奈良吉野から届いた柿と柿酢の出来具合

　1979年4月大阪知事選投票日の前日、ビラ配布の宣伝活動中、勝共連合（統一協会）の男女数人が妨害するために「思想新聞」号外を撒きだした。これに抗議した辻邦男さんの腕をつかんで、大声でわめきだした。辻さんは近くにいた警察官に違法行為を取り締まるように要求して警察署に同行した。そのとき妨害者は姿を消し少し遅れてから出頭して、自ら「顔にすり傷をつけ」て暴行を受けたと被害届を出した。
　辻さんは逮捕・起訴され大阪地裁で25,000円の有罪判決を受けた。その後、弁護団や守る会の現地調査、傷害の科学的な分析を加えて、証拠の見直しがはかられた結果、大阪高裁で逆転無罪判決が確定し、警察と検察、勝共連合が仕組んだ謀略だったことが明らかになった。今は亡き辻さんの奥さんが日本国民救援会 箕面・豊能支部総会に講師として招かれ、いかに統一協会が日本の民主主義を踏みにじってきたかを、実体験を元に話して頂き、被害者救済だけではなく、一刻も早く解散させるべきだの訴えが腹に落ちた。
　外での夜飲みはしないが、昔から馴染みの友人が、辻さんを自分のお店（自宅）に招きたいと誘われ、是非一緒に来て欲しいと請われたので、彼女の慰労会にご相伴することになった。帰宅すると頼んであった奈良吉野の柿が届いていた。良い一日だった。

「立冬を　過ぎてシニアは　熱くなり」