雨の南天

　　　　　　　　　　ナンテンとシロミナンテン（参考画像）

　　　　　　　　　　　　　　ワクチン接種会場順番待ち

　長らく続いた小春日和に終止符を打つかのような久し振りの雨になった。ワクチン接種5回目の予約を入れていたので、予定されている行事には行けなかったが、ほどよい雨がワクチン接種への後押しをしてくれた。
　集団接種会場では20分毎の予約者で埋め尽くされ、600人の申し込みがあると伺い、一番早い段階での接種を望まれたのだろう。第8波が取り沙汰される中、シニアとしてはとりあえずの安心を掴みたいという気持ちだ。接種をしたから安心ということにはならない。今まで通りの三密回避とマスク着用、手洗いは欠かせない。
　散歩が出来なかったので、道中での晩秋探しになる。周りの山もしっかり秋色になってきた。ところが雨に煙る山は彩にベールをかけるので、これぞ錦繍と言う画像は撮れない。そんな時は手の届く範囲で美を探す。ナンテンの実が雨に洗われてより赤く輝く。雫を纏った赤い実は自然が提供してくれる宝石のようである。
　ナンテンについては何度かブログアップしたが、薬用としては果実以外に、葉、茎、根の全てに様々な薬効があるらしい。茶材としても使えるので一度試してみたいと思っている。少し実の大きい白実ナンテンも見かけるが、どちらも薬効に違いは無いようである。気がつかなかったのだが、シロミナンテンは紅葉しないらしい。また一つ箪笥に仕舞える。

「実南天　雫を纏い　宝石に」