ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

冬場の青葛藤(アオツヅラフジ)

          アオツヅラフジの種

    京大フィールド科学教育研究センター 森林生態系部門 石原 正恵准教授

                  教室風景


 冬枯れが進む季節になるとアオツヅラフジの実が目立つようになる。古名では神葡萄(かみえび)とも表記されるようにブドウの房に見える実が美味しそうである。味見してみたが、少し甘みあるものの可食だとは紹介されていない。以前に薬効などをブログ紹介した事があるので覚えておられるだろう。薬草として5粒ぐらいまでなら、絞り汁を飲んでも良いとのこと。リースなどに使いたいところだが、液果なので直ぐに潰れてしまいそうである。生け花に使えば風情がありそうだが、そのセンスを持ち合わせていない。
 観察会で皆さんに紹介するのは、果実の種が独特の形状をしている点である。アンモナイトにも見えるし、イモムシにも見える。実を潰して実際に確認して貰うと、アオツヅラフジをしっかり覚えて頂ける。
 前回は入院中で地球環境『自然学』講座を欠席したが、今回は何度も通った京大演習林の芦生の森がテーマの講座だったので、期待しながら午後からの教室に向かった。自然学の講師陣は概ね大学の名誉教授が多いのだが、今回は京大の准教授というだけあって現役バリバリの若先生である。藁葺きの里で有名な美山に居を構えられ、芦生の森の研究センターまで通って、研究活動を続けられている。話に無駄がなく、立て板に水の如く理路整然と講義をまとめられた。居眠りをする間もなくフムフムと肯きながらの3時間だった。
 芦生の森へは山案内をしていた頃に何度も訪問している。隣接する三国岳にもお客さんを
案内したのでかなり熟知していた。帰りに鯖街道に寄り道して、鯖寿司を買って帰るのも慣わしになっていた。


「草枯れて ツルにゆらゆら 蒼き実の」

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