ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

田舎の年明け

         山邊神社の素朴な門松

                    力石

              片山区の新しい集会所


 箕面市に住んでいた頃は大晦日から元旦にかけて、寺社仏閣を巡り歩くほど行動的だった。概ね近くにある神社を片っ端からはしごしたり、山越えして勝尾寺まで行き、初日を拝むなど、正月を年初の節として欠かしたくなかった。別に信心深いからではなく、これぞ日本の新年という雰囲気に浸りたいからである。あわよくば振る舞い酒に巡り会えるという、良からぬ魂胆も見え隠れしていた。
 旅から帰って一番に訪れたのは、1時間半ほどで歩いて行ける辺鄙な神社だった。まだ3日なので少しは正月らしい雰囲気が残っているだろうとの思いもあったが、何人かが訪れただろう痕跡は、古いお札が返納されていた箱に観るだけだった。境内の門松は近くの山で採ってきた松、竹、南天を土盛りして飾ってある。何ともローカルな飾り付けである。誰も来ない静かな境内で暫し2023年の行く末を夢想した。
 区内では古くなった集会所の建て替えが、昨年11月に完成して、こけら落しで干支工作を提供する予定だったが、コロナで入院してしまい果たせなかった。旧の集会所には火の見櫓が自営消防団の消防車庫と共に隣接している。火の見櫓を移設するのか気になるところである。古き時代の歴史を語り継ぐ遺産として残してくれるのかな。誰かが櫓に登り、時の鐘でも突いてくれれば風情があるのだが。


「人の来ぬ 神社で暫し 開け3日」

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