ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

保護熊「とよ君」を訪ねて

          二等三角点高代寺山


 近年、北摂地域でのクマの目撃情報が相次ぎ、ハイカーに注意喚起されている。昨年も豊能郡内の2町で目撃されたようである。山採になるタケノコが出る時期に、クマと遭遇して襲われた!と言うニュースが春先から届くようになるので、クマは恐ろしい獣だとすり込まれている。ところが実際のクマはおとなしい性格で、むやみやたらと人を襲わないらしい。
 2014年にイノシシ捕獲用の檻に、クマが誤捕獲されてしまった。「くまもり」の人たちは何とかそのクマを野に返してやりたいと、大阪府に何度も要請した。府の対応は人に被害を加える恐れがあるので、山に返すことは出来ないとの一点張り。引き取り手を探したが見つからないので殺処分にするとの冷たい判断をした維新府政。殺処分に待った!をかけたのが豊能町の名刹「高代寺」の心優しい住職である。
 「くまもり」側が獣舎費を負担し、その設置場所は境内を提供すると言うことで、翌2015年に獣舎が出来上がり、そこで保護飼育されることになった。くまもりのボランティアメンバーが世話を続けられている。
 昨日は山友会例会日で豊能町にお住まいの方が案内役を引き受けて下さり、初めて歩く「醤油道」など旧山下古道も織り交ぜてのコースだった。緩やかコースしか行かなくなった山友会としては、予想外の長いコースになりロク的には満足できた。豊能町でボランティアガイドをしている仲間も一緒だったので、要所要所での歴史レクチャーも楽しめた。何よりも良かったのは可愛いお孫さんと遊べたことだった。


「冬眠を 終えたクマ君 ひとあくび」

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