ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

三椏(ミツマタ)群生地

                最初の群生地

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 妻の主宰する「3木山の会」からミツマタ群生地に行くことになった。隣町の豊能町で群生地が見つかり、数年前から脚光を浴びだし、訪問する人が増えてきた。トンボのメガネで初訪問した頃は、地元でも認知度は低く、マニアックな植物愛好家が訪ねるぐらいの秘境地だった。今回も豊能町在住のメンバーが案内役を引き受けてくれて2個所を訪ねた。せっかく10人もで訪ねたのに、離れた位置から花見気分で弁当を使うだけで満足され、近寄って香を楽しんだり、花の作りを観察したりする人は少なかった。
 ここはエドヒガンの群生地でも有名なところで、幾度となく訪ねたが、両者を同時に楽しめたのは1~2度ぐらいしか無かった。エドヒガンはやっとつぼみも膨らみだした段階で、少し赤味を持ち出した個体が確認された程度である。
 さてミツマタだが、中国原産でコウゾやガンピなどとともに和紙の原料として使われている。特に紙幣材料としてミツマタは虫にも食われず、上質で丈夫なところから、いまでも1万円札に使われているとか。解熱・消炎や眼病薬としても使われてきた。群生地が存在するのは、かっては三椏を栽培する集落があったものと推察出来る。ジンチョウゲ科だから香も楽しめるので、庭などに植栽されている。でも野生化した群生地でのミツマタは圧巻である。ジンチョウゲを抑えた感じの香で、梅とは違った芳香を楽しませてくれる。


「金色と 白で虫酔う 三椏花」

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