ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

映画「荒野に希望の灯をともす」

        武器に頼らず素手で話し合いを!と訴える中村哲さん

           ペシャワール会の西山さんの思い出話


 2019.12.4 日本人医師の中村哲氏が凶弾に倒れたニュースに衝撃が走った。彼はパキスタンに医師として赴任し、アフガニスタンに診療所を開設するなどして、如何にすれば飢えから人々を救うことが出来るか?試行錯誤を重ねながら、たどり着いたのが「百の診療所より一本の用水路を」という結論だった。
 そんな彼の35年に亘る生き方と活動内容がドキュメンタリー映画の完全版として完成した。地元能勢で市民派として活動されている町会議員さんから頼まれて、上映会の実行委員会に名を連ねた。能勢町や教育委員会、社会福祉協議会などからの後援を得るためである。広い地域なので東西2個所で映画会が開催され、妻は西能勢会場に参加した。参加者に渡す資料が足り無くなるぐらいの盛況振りだったと聞いていた。日程が取れないので東能勢会場の上映会に昨日参加できた。
 何よりも彼への思い入れは、自衛隊海外派遣の是非を問う国会審議に参考人として参加された中村さんが「自衛隊派遣は有害以外の何ものでもない無益な行動である」「素手で話し合う外交こそ大切だ」と訴えられたことである。
 砂漠に水を引くための悪戦苦闘振りが心を揺すぶられる。医師の道を後輩に託して、土木工事に身を挺して取り組まれる姿は、これぞ侍ジャパンの姿だと確信できた。引かれた水路に最初にやってきたのは「トンボと子ども」だったらしい。一人では何も出来ないと言う諦めを払拭し、一人一人の声が世界を変えるというメッセージを映画は訴えている。


「スクリーン 写る水路の 水温む」

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