鎌柄(カマツカ)
可愛いバラ科のカマツカ
クサソテツ(コゴミ)
クロモジ茶用ティーパック作り
野草料理おしながき
ウシコロシなんて恐ろしい別名を持つが、バラ科の可愛い白い小花のカマツカを散歩道で見かけるようになってきた。樹木は春の黄色い先駆けの花から、初夏の白花に移り変わっている。白い小花のガマズミ仲間と見紛うが、バラ科の5弁花なので近寄って確認すれば、先ず間違うことはないだろう。
名前の由来は、材が硬く粘りもあり折れにくいので、鎌の柄に使ったところから「鎌柄」になった。おどろおどろしい「牛殺し」というのは、この枝で牛の鼻輪としたことによる。他にも、5月頃に白い花を傘型に咲かせるので「夏雪」なんて素晴らしい別名も併せ持つ。秋に出来る赤く熟した木の実を頂くのを楽しみにしている。ガマズミは酸っぱいが、カマツカは甘くって美味しい。どちらも果実酒に適している。
雨天決行と決めている野草料理の集いは、あいにくの雨予報になってしまったが、最後の材料集めに歩いてきた。今日提供する天ぷらは何とか16種類を集めることが出来た。他にも煮物や和え物、野草サラダなど盛り沢山の献立を準備しているので、会費300円で料亭の味を満喫して頂けるはずである。
「鎌柄が 路傍に白き 日傘さし」