ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

野草料理の集い


 野草集めを一手に引き受けた天ぷら用の山野草は16種類だった。他にコシアブラのゴマ和え、ノビルの酢味噌和え、孟宗竹の若竹煮、ワラビの含め煮、セリと三つ葉のおひたしなども準備して頂いた。現地調達で間に合わす予定のサラダ用タンポポを、お借りする別荘のお庭で調達出来なかったので、レシピに彩りを添えることが出来なかったのが心残りだった。しかしクロモジ茶とヨモギ入りパンケーキは殊の外喜ばれたようである。今年はカフェ&ギャラリー『やまぼうし』オーナー夫妻がお手伝いして下さったので、鬼に金棒だった。謂わばプロの味を集まった35人が賞味できた。
 北摂地域で川柳の指導をされている先生が、天ぷらの揚げ役を引き受けて下さり、役得とばかりに初めて口にされる山野草に舌鼓を打っておられた。やまぼうしマスターと僕はひたすら揚げ役に徹していたので、揚げ加減をチェックする程度しか天ぷらも口に出来なかった。会費300円分も戴いただろうか。皆さんの満足げな笑顔だけが料理人の得た収穫だった。
 時折小雨が落ちるので、参加者には座敷で天ぷらの揚がるのを待って頂くようにした。天ぷらは倉庫の一角をお借りしてあげることにしたので、皆さんとの交流も出来なかったし、楽しそうな談笑風景もカメラに収めることが出来なかった。川柳の先生から山菜料理をお題に川柳作りを促され、集まった作品を披露されるなど盛り沢山な集いだった。
 帰宅して冷蔵庫内を確認すれば、ツバキの花とニリンソウ、セイタカアワダチソウが眠っていた。忙しさで忘れられた彼らに申し訳ない。


「春雨を 野草の苦味が 包み込み」

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