紫鷺苔(ムラサキサギゴケ)白花
サギゴケ(ムラサキサギゴケの白花種)
ムラサキサギゴケ(参考画像)
アサザ
スズメの水浴びと砂浴び
ムラサキサギゴケが田んぼの傍などに群生していたのは、写真で確認すると4月の初旬の頃だった。放置された田んぼなどでよく見かけるのは幾分湿ったところを好むようである。手持ち図鑑ではゴマノハグサ科だが、最近はハエドクソウ科に再分類されている。よく似た仲間のトキワハゼに入れ替わってきたように見受けられる。
サークルの打ち合わせで天王寺の慶択園に行ってきたのだが、隣接する池に毎年ムラサキサギゴケの白花が咲く。既に花期を終えているかと思いきや、これから咲き出すという雰囲気だった。草刈りされたあとに、再度顔を出してくれたのかも知れない。いずれにしても珍しい白花なので出会えると嬉しくなる。タイトルにムラサキサギゴケの白花としたが、命名の由来が白花種に対して「サギゴケ」と名付けられたので、もしかしたら別種扱いされているのかも知れない。マイ図鑑ではムラサキサギゴケを母種として、両者を区別しない考えもあるようだ。
池には絶滅危惧種のアサザも繁茂している。スズメの水浴びや砂浴びにも出会えた。コロナ後初めての町外脱出となったので、観るものすべてが新鮮だった。
「浮き草を 押し退け鯉の 泳ぎ来て」