ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

紫君子蘭(ムラサキクンシラン)

              君子蘭(アガパンサス)


 「花の名前の手帖」で探し当てたアガパンサスの和名「紫君子蘭」は、一般的にはアガパンサスで知られている梅雨時の人気花だろう。ブログでも何人かの方々が紹介されるぐらい日本の風土に馴染みつつある。
 南アフリカ原産で日本には明治の中期に渡来してきた。ユリ科からネギ科になり、今はムラサキクンシラン科ムラサキクンシラン属として再分類された。多年草で栽培が簡単なので、花壇に植栽されているのをよく見かける。全体の花姿がクンシランに似ていることからの命名だが、一つずつの花はギボウシに似ている。Agapanthusアガパンサスというのはギリシャ語で「愛の花」を表わす合成語らしい。花言葉も "恋の訪れ” だって。
 昨日は地球環境「自然学」講座日で、親の代から有機農法を続けて来られた経歴を持つ村上 真平氏が講師で、国連が提唱する家族農業についての世界の実態報告だった。SDGsを達成するための根本的方策に言及された。我がサークルが年始めに訪問した、38億年前の生命誕生を遡るテーマに合致する壮大なスケールの話だった。結論的には植物連鎖の頂点に立つ動物は、それを支える土壌の砂漠化で姿を消してしまうと言う論理的考察が心に突き刺さった。生物の多様化と言う意味合いをしっかり勉強できた。
 "君子危うきに近寄らず” と言う言葉があるが、いまこそ君子たらんと欲するものは声を上げなければならない。子どもたちに美しい地球をバトンタッチするものとしての責務である。ハチドリの一滴の水でいいから地球に注ぎたい。


「梅雨空に パッと開いた 愛の花」

×

非ログインユーザーとして返信する