馬鈴草(ウマノスズクサ)
ラッパ状のウマノスズクサ花
羽化できなかったサナギたち
発泡中
テパチェ完成
ジャコウアゲハの食草として花壇に植え始めて数年になる。多年草だからしっかり根付いている。幼虫に葉を食い尽くされても、次から次へと新芽を伸ばし絶やさないほどの繁殖力旺盛なつる性植物である。新しく芽を出して伸張してきたウマノスズクサが特異な花を咲かせ出した。
葉が馬の顔に似ているのと、花後の垂れ下がった実が馬に懸ける鈴に見立てて名付けられた。学名の「最良の出産」という合成語はラッパ状の花姿が胎児と子宮を連想させるとのことから。婦人病ではなく解毒と去痰に効く薬草である。有毒植物だが、その毒成分をジャコウアゲハの幼虫が体内に蓄積して、蝶になっても天敵から捕食されないようにガードしている。せっかくたくさんの葉を食った幼虫がサナギになったのに、今年のサナギはほとんど羽化してくれない。新たなサナギに望みをつないでいる。
パイナップルで作る発泡飲料テパチェの第2弾が1週間ほどで出来上った。アルコール度数は余り期待できないので、買い置きのスコッチをブレンドして味わってみた。これがなかなかのカクテル仕様になり、ひとりでほくそ笑む楽しみになった。食わず嫌いではないのだが妻は触手をいまだに動かさない。
「夏草の 天に届けと 鈴鳴らし」