雑曜日
ヒオウギと乾燥中の藍葉
バッタ・カタツムリ・熱帯魚の見本づくり
手作りオブジェ
パイナップル有効活用
本を自費出版した時に、僕も登場できる構成劇を作ってくれた仲間がいた。高校教師だった彼の教え子を学生青年運動に引きずり込んだ経緯などもあり、彼とは長らくのつながりが出来た。演劇にも造詣が深く、シニア劇団で脚本を手掛けるなど頑張ってこられた。そんな彼の訃報が仲間から届けられた。弔問には間に合うのだが、午後から会議予定が入っているので、家族葬と言うこともあり欠礼する判断をした。
そんな矢先に、会議の主要メンバーが転倒して行けないとの連絡が届く。会議構成メンバーの高齢化が予期せぬアクシデントに見舞われる。会議は延期と言うことで結果的にフリーになった。ゆとりの雑曜日ではなく、心がざわざわとする雑曜日になってしまった。
気を取り直して、夏休みに提供する草玩具の見本を紙で作ってみた。なかなかの出来映えである。ちょっとしたオブジェ風に仕上がった。その辺が息子たちから言われる「ナルちゃん」の一面である。
花壇にはヒオウギが咲き出した。一日花だが次から次へと咲いてくれるので、しばらくは楽しむことが出来る。風邪などに効く薬草だが、根茎を掘り起こさなければならないので、せっかく大きく成長した株を絶やすのは忍びない。花が終わって結実した黒い「うば玉」も捨てがたい趣がある。
刈り取って藍茶にしようと干してあるアイも緑から藍色に変わってきた。
「向日葵に 負けず劣らず 檜扇の」