ニホンアマガエルとオオシオカラトンボ♀

　　　　　　　　　　　　　　　予定通りの研ぎ師も

　毎日のように天気予報で繰り返される「不要不急の外出は控えて下さい」の注意喚起に影響されて、散歩にも出掛けるのが億劫になってしまった。先日購入した大画面のテレビでの高校野球観戦が日常化している。特段応援するチームはないのだが、マンモス校よりは公立校、都会よりは地方の高校、本州よりは北や南、地元大阪と妻の出身県、息子の赴任先県などが勝てば良いのかな位で観戦している。結果的には勝敗を抜きにして、球児たちの頑張りは感動を与えてくれる。甲子園を明け渡してロード中の阪神も絶好調。
　外出を控えているので家の周りで観察する時間がたっぷりある。サギソウが次から次へと開花してくれる。今朝も確認すると17輪になっていた。何時も水やりを欠かさないミズゴケが居心地いいのか、小さなアマガエルがその中でたむろしている。なんとサギソウの花に乗り、そこに飛んでくるだろう獲物を待ち構えている強かなカエル君もいる。彼らは体色を自由自在に変える能力を持っているので、目立たずに獲物が近寄ってくれるのを待てる。待てば海路の日和ありと言うことか。サギソウの花を利用するなんて、サギ師顔負けの戦略である。
　朝方に水やりをするのだが、オオシオカラトンボのメスが給水のために訪問してくれた。小さな小さな空間で生き物たちの姿を確認できて満足な1日だった。
　
「雨蛙　花のベッドで　獲物待ち」