ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

季節は秋へ

            どちらも水辺で秋を知らせていた

             ジュズダマの花の造り


 9月になれば活動も増えてくるはずなので、怠け癖から脱却しようと散歩に出ることにした。曇天だが蒸し暑さに変わりがないので、晴雨兼用の折りたたみ傘を差しながらの歩きになる。2時間ほど歩いてきたが、野の花たちは一足早く秋に向かって進み出している。
 ゲンノショウコをあちらこちらで見掛けられるようになってきた。河原ではキクイモも咲き出してきた。季節は着実に秋へと衣替えを始めている。
 目立たない植物だがイネ科のジュズダマが花を咲かせ出した。熱帯アジア原産だが、日本列島に移り住んだ民族と共に渡来して来たと推定されている。仲間にハトムギがあるが、稲が渡来してくるまでは、ハトムギと混同し食用としていたらしい。数珠にしたとされるほうろう質の硬い実は、花の段階から既に姿が出来上がっている。壺型の包鞘の中に雌花があり、黄色い花粉を付けた雄花群が飛び出し、受粉をする仕組みになっている。花を分解してしっかり観察しなければ?と思わせる特異な戦略を持っている。携帯顕微鏡は持っているのだが、顕微鏡写真を撮れるカメラはまだ購入していない。以前kahoさんからアドバイスを頂いたことを思い出す。
 ジュズダマの根はリウマチ、神経痛、肩こりに効くらしい。種子はそのまま砕いてハトムギの代用として使うようだ。何よりも古代日本の食糧になっていたと言うのが凄い。ハトムギは噛むと餅のような粘着性があり、ジュズダマは米と同じように歯につかないとのこと。


「土手道に 秋の気配を 運ぶ花」

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