莕菜(アサザ)と鏡蓋(ガガブタ)
アサザとガガブタが金・銀で
キヌカラカサタケ
来週金曜日の自然観察会テーマを「キノコ」にしている。興味ある菌類だが詳しくはない。この季節にはどんなキノコが出ているか判らないので、この植物園ならキノコに出会えるだろう!と私市の公立大学植物園を訪ねてきた。日照りが続いているので園内を探し回るが、めぼしいキノコに出会えない。辛うじて珍しい「キヌカラカサタケ」に出会えた。名前が判らなかったので赤とんぼさんに調べて頂いて判明した。他にはシロハツ系キノコやイグチ系のキノコが散見出来ただけだった。
目的は果たせなかったが、水性植物と湿性植物エリアでは珍しい植物群たちに会うことが出来た。日本にも自生するオニバスや、人も乗ることが出来るパラグアイオニバスが花を開かせる準備をしていた。
なかでも絶滅危惧種になっているミツガシワ科のアサザが元気な姿を見せてくれた。同じ仲間のガガブタも白い特異な花姿を見せている。アサザは日本書紀に登場するぐらい前から親しまれていたようだ。別名でハナジュンサイと呼ばれるが、漢字表記を見ると食用にされていたのかなと思ってしまう。一方ガガブタはオトコジュンサイと呼ばれていたので、可食判断で分けられていたのかな?
金銀の花に出逢った訳ではないが、高田郁の本が読みたくなってきた。今日は図書室で彼女の新刊本を探してみよう。まだ山本一力の全てを読み切っていないのだが。
「輪を描き 舞いに興じる 茸たち」