食べ損ねた茸や木の実
カジノキ
ナラタケモドキかな?
京都御苑の観察途中で珍しい木の実を見付けた。かなりの高木になっている。葉の変化がヒメコウゾに似ているので、てっきり栽培種の和紙材料のコウゾだろうと同定した。帰宅後、赤とんぼさんが調べてくれてクワ科のカジノキだと教えて貰った。カジノキの「カジ」は「コウゾ」の古名「カゾ」からの転訛という説がある。どちらも和紙の原料として古来から使われてきた経緯がある。
カジノキは古くに渡来して、和紙材料として栽培されてきたが、今では野生化しているようである。マイ図鑑では、雌雄異株で雌木につく果実は食べられるようだ。現地で同定していたらたぶん味見していたことだろう。僕的には初めての出逢いであった。次回見付けたら食ってやるぞとインプットしておいた。
もう一つ教えて貰ったのに「ナラタケモドキ」というキノコの塊に出会えた。これも調べると可食キノコだと言うことが判った。ただ「可食」だが「過食」は控えた方がいいとの注意喚起まであるので、持って帰らなくって良かったと言うべきか。でも味見ぐらいはしてみたかった。
「雨の後 出番とばかり 茸たち」