ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

桂 吉弥 落語会

            桂吉弥と桂りょうばの熱演風景

         キンクロハジロとカイツブリがお二人に似ている


 上方落語界の中心的メンバーとして活躍されている桂 吉弥落語会に誘われた。主催は箕面退職教職員の会で、コロナ禍で4年振りの開催となり、皆さん心待ちされていたのか定員100名の小ホールに、断り切れなかった方のために補助椅子を出すほどの盛況ぶりだった。
 今回の落語会は弟子ではない桂一門の桂りょうばさんを連れて来られた。前座を吉弥がつとめ、中入りにりょうばの出番を作り、トリは吉弥という演出で、最後に質問にも答えるトークタイムまで用意されていた。
 吉弥さんの出し物は江戸落語でお馴染みの『とき蕎麦』の関西バージョン『ときうどん』と、同じく『芝浜』関西バ―ジョン『夢の皮財布』で、いずれも枕から落まで笑いが絶えない好演だった。今まさに脂がのりきっているのを感じさせ、客席からは上手い!との声が漏れ聞こえる。
 りょうばさんは桂枝雀の長男で、桂ざこばの弟子という変わり種。出し物の題は思い出せないが、丁稚物で留守番を任された丁稚がトンチンカンなやりとりをする噺で、何度も聞いた演目である。寿限無より難しい伝言を咬むこと無しに演じれる彼も、お父さんのDNAが引き継がれているのだろうと感心させてくれる。
 最後のトークタイムでは地元だという気安さから、ローカルな話も披露され、おらが村の落語家だという親近感に満ちたものだった。質問コーナーで妻が挙手した時に、彼女は笑いの渦に巻き込まれていたので「何を聞きたいのか忘れてしまった」との発言に、壇上の二人はずっこけてしまったのが最後の落になり、楽しい2時間半の落語会の幕を閉じた。


「笑い声 水鳥すまして 池の上」

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