メタセコイアの紅葉求めて
紅葉過程のメタセコイア
メタセコイアとラクウショウの葉っぱの見比べ(対生か互生か?)
ラクウショウの気根
「ヨグソミネバリ」と言われたミズメで匂い観察
「トンボのメガネ」例会は2週続けての雨予報になってしまった。山コースが含まれていなければ催行するという立場を貫いているのだが、出掛けに降っていれば、誰しも足踏みしてしまう。前回に続いて少人数の参加者が神戸電鉄「北鈴蘭台」に集まられた。
今回の訪問先は神戸森林植物園で紅葉観賞がテーマである。2年前の同時期にも訪ねているが、その時の感動が忘れられずに、年間計画に組み入れた。琵琶湖北部牧野のメタセコイヤには及ばないものの、植物園の一角にメタセコイア並木が作られている。雨も上がり雲間から陽が差し込むと、ロクを一世を風靡した「ヨンさん」に変えてしまう雰囲気に包まれる。参加した6人の女性はうっとりされていた。ツーショットなら愛を語りたくなるだろう。
自然観察会なのでしっかり貴重植物を訪ねたり、五感で観察するスタイルに変わりはない。珍しい着生植物のカヤランやクモランも皆さんで確認し合う。メタセコイアとラクウショウ(ヌマスギ)の違いを複葉で見分けることを復習したり、ムクロジ科(旧カエデ科)のハナノキやメグスリノキを探したりしながら、再び曇りだした植物園を後にした。因みに園内で紅葉している樹種は、メタセコイア・ナンキンハゼ・イチョウ・イロハモミジ・ハナノキ・ドウダンツツジ・ユリノキ・ケヤキ・カツラ・モミジバフウ・マルバノキ・オオモミジ・タカノツメ・ラクウショウ・ブナ・ウリハダカエデ等で、森林エリアまで足を伸ばせばカラマツの落葉も見られた筈である。他にニシキギもあったはずだが見落としてしまった。
三ノ宮で途中下車して打ち上げ反省会をしたが、参加者が7人と少人数だったので全員が参加してくれた。お店で人気の「紙カツ」を初めて頂いた。まさにペーパーに衣をつけて揚げている様に見える「紙カツ」で話しが盛り上がった。
「園内の 木々は紅葉に 座を譲り」