初めての出会い沖アジ🐟
参考画像(市場魚貝類図鑑から拝借)
沖アジ1尾を、たたき・刺身・あら煮・漬けに
北海道産生ホッケ
お口直しにサザンカの白花でも
パナソニックリゾート大阪をチェックアウトしてからは帰宅するだけだが、昼間のバス便が少ないので、時間を潰さなければならない。夕飯用の食材でも購入しようと川西阪急デパートに寄り道することにした。
川西で時間があるときには、阪急の食品売り場を覗くことにしている。近くのスーパーでは手に入らない鮮魚類に出会えるからである。目に飛び込んで来たのが稜鱗(ぜんご)が特徴のアジ科のオキアジだった。水族館ぐらいでしか見かけることの出来ない珍しいアジだ。
大きさも30センチぐらいで食べ応えがあり、刺身にすれば旨かろうとゲットした。かなりの高級魚扱いだが、2日間で食べる分には別に贅沢にはならないだろう。北海道からの生ホッケも並んでいたのでついでにゲットしておく。これで3日間ほどは新鮮な魚にありつける。
たくさんの課題を残しているが、魚料理は僕の出番だから板長を引き受けた。テレビでは国会中継をしている最中で、沖縄出身の赤嶺さんが論説鋭く、沖縄の基地問題で人気が急降下中の岸田総理を追い詰めている。包丁を握る手を休めて耳を傾ける。
沖アジは背の柵をバーナーで炙りたたきにした。腹側の柵は刺身用に切り取り、あとは贅沢にあら煮用に回した。これで2日分の献立になる。刺身とたたきの残った分は漬けとして漬け込んでおいた。カニよりも美味いしい夕餉になった。
「柳刃に 脂からまる 冬の魚」