ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

昆虫食を耳・目・口で

           昆虫は美味いよと紹介される内山氏

                日本でも商品化

              居酒屋で戴いたコオロギ

                 窓外の色付き


 地球環境『自然学』講座の今年度のコンセプトは「食」をテーマにした環境問題である。今回は話題の「昆虫食」である。どんな話が聞けるか興味津々で教室に向かった。
 講師はNPO法人昆虫食普及ネットワーク理事長 内山 昭一さんで、テーマは「持続可能な食料として注目される昆虫食」。如何に昆虫食が優れているかという分析結果などと、世界の台所を維持するためには、昆虫は欠かせない食材だということを聴かされた。ある程度の予備知識はテレビなどで仕入れている。聴きたかったのは日本での普及への実践報告だった。給食に昆虫食を提供して炎上したニュースも記憶に残っている。
 世界での人口増加はうなぎ登りで、現在80億人から100億人に到達するシミュレーションまで明らかにされている。その観点から見るならば昆虫食は避けて通れない。一方先進国での食品ロスも話題になる重大問題である。もったいない精神に培われた日本の精神文化も何処へやら。コンビニなどでは毎日売れ残った加工食品が廃棄処分されている。
 その辺りに目を向けなければならないが、「持続可能」という流行り文句から、昆虫食も研究されなければならないのだろう。内山氏は世界では20億人が2,000種の昆虫を食べているのに驚愕された。幼少期からのイナゴなど食べた体験を基に、河原で採って揚げたトノサマバッタの美味しさに感動して、「昆虫料理研究会」を立ち上げ、地球の未来食として注目される昆虫食の普及に取り組んでおられる。因みに氏のお勧め昆虫はカミキリムシ、スズメバチ、セミ、モンクロシャチホコ、タイワンタガメ、トノサマバッタだって。
 講座修了後はいつも通り居酒屋に立ち寄るが、講座のスタッフたちも来られて、講師から提供されただろうコオロギの加工品を、我々の席にもお裾分けとして持って来られた。仲閒の女性も好奇心旺盛な方ばかりなので、なんの躊躇もなくビールのあてとして口に運んでおられる強者たちだ。


「世界中 受難の時か 虫の声」

×

非ログインユーザーとして返信する