ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

射干玉(ぬばたま)

            万葉の世界にいざなうぬばたま

                遅成りの無花果

              穴を開けた犯人は誰だ!


 今年もたくさんの花を咲かせてくれたヒオウギの実が弾けて、ぬばたまと言われる黒い種が花壇で冬の風情を演出してくれている。
 「ぬばたま」を古語辞典で調べると「黒・夜・夕べ・宵・月・夢」などに掛かる枕詞として使われている。更に黒髪などを更に引き立てるための枕詞としても和歌に詠まれてきた。万葉集にはいくつもぬばたまを詠んだ作品が登場する。
 “髪は烏の濡れ羽色”と黒髪の美しさを表わす例えがあるが、今では死語になってしまった感がする。殆どが毛染めして茶系が主流になっている。それに異論を挟むつもりはさらさらないが、黒髪も捨てがたいと心の中では思っている。ヒオウギの別名を「烏扇」という。黒い種をカラスに準えて名付けられたのだろう。
 来年は源氏の世界が繰り広げられることだろう。自称「光るロク」と名乗る僕の出番になりそうだ。今までは「ジャニーズ系のロクです」と自己紹介していたのだが。今年から「光る」という枕を使うことにした。花壇のぬばたまに負けずに光ることにする。
 無花果が霜の降りる頃になってやっと熟れ出してきた。ふたつ目を食べることができるかも知れない。ささやかな希望である。
 プランターでサギソウなどを育てているが、所々に穴を開けている。猫の仕業かなと思ったが、コケまでほじくらないだろう。痕跡はどうやら小動物らしい?誰の仕業だろうと興味津々である。在宅でも色々と観察出来る。


「冬枯れの 花壇に黒き 光在り」

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