75枚の年賀状完成

　　　　　　　　　　　　　　年賀用の「蒼龍」作成

　　　　　　　　　　　　　　　　　　マユミ

　何時もならクリスマス辺りを目安に年賀状作りをするのだが、今年は年末予定があまりないので、例年になく早く完成させることが出来た。
　本来なら手書きで一人ずつにしたためたいところだが、現役時代から交流人数が多かったので、印刷に頼る習慣が付いてしまった。まだパソコンやプリンターが普及していない頃には、プリントゴッコを使い印刷していた。手書き年賀状には至らないが、文面やレイアウトなどに自分らしさを出すように工夫してきた。
　最近のデザインは自作の干支工作を挿入して、老夫婦のささやかな目標や近況をお知らせしている。年一回の年賀状を楽しみにされる方もおられ、それに惹かれて訪問して下さった方もあったぐらい役立っている。来年の干支「辰」を文面に挿入するために、新たに年賀状用として作り直した。
　一時は200人ぐらいに出していたが、パソコンメールで交信できる方には、文面だけを添付して送るようにしたので、ほぼ半減まで減らすことが出来るようになった。毎年100枚ぐらい用意してきたが、年と共に年賀欠礼の連絡が届くようになり、今年は75枚に減らした。
僕的には年賀状を儀礼と受け取っていないので、近況報告の意味合いから、皆さんに未だ元気に頑張っているよ！と言う発信手段との認識である。
　しかし、来年は郵便物の大幅値上げが予定されているようで、はがきも一気に63円から80円になるらしい。メールアドレスを教えて頂き、そちらにシフトさせなくてはならないのかなと思案している。日本の伝統的な文化がまた一つ失われて行く寂しさを感じている。

「年賀状　楽しみ奪う　また一つ」