冬の散歩道
スズメバチの巣と逞しいニワウルシ
突如出来上ったイチゴハウス
縁起物のセンリョウ
年賀状の宛先印刷を終えて、あとは投函するばかりだが、未だ余裕があるので一人ずつに短いコメントを手書きで加えることにした。例年よりも心のこもった年賀状になったと、少し満足感が増し、自然と口角が上がる。
気をよくして曇天だが散歩に出掛けることにした。時たま薄日が差すが、留まって景色を観ながら深呼吸するほどの暖かさはない。ポケットに手を突っ込んで歩くと、どうしても背筋が伸びないので、手を振りながら歩くように努めているが、暖かい手袋があれば良いなぁ~と手をこすりながら歩を進める。近くにワークマンがないのでネット検索して所在地を探さなければならない。散歩用パンツも欲しくなっている。防寒靴もあれば良いかななどと、どうでもいいことを考えながら、土手道を歩く。
カワセミを求めて歩いたが、時間帯が合わなかったのか、翡翠に出逢うことが出来なかった。カワセミの漢字表記に「翡翠」が使われている。普段は眼に付かなかったのだが、葉を落とした雑木にスズメバチの巣を見付けた。取り除いた方が良いのか思案したが、彼らも何らかの役割を持つ生命だろうと、内緒の観察対象とし、経過観察をしてみたい。河原のニワウルシが伐られているが、生命力たくましい彼は、負けじと枝を更新させている。みんな生きるために必死なのに、命を粗末にする人間の愚かさだけが逆行している。
近くにイチゴハウスまで出来ている。いちご狩りに来るにはアプローチが大変な場所だ。どこかに駐車場でも確保してあるのかなと、人ごとながら心配しているお人好し振りだ。
「モノクロも 探せば楽し 冬散歩」