ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

左義長(とんど)

             注連飾りなどを潜り込ませる

        てっぺんまで炎が舞い上がる

   晴れがましい笑顔の長老(あえて顔を隠したくない)

               残り火で鏡餅を焼く


 門松や注連飾りで出迎えた歳神さまを、見送る行事として各地方に伝わる火祭りを「左義長」と呼ぶが、地方によって呼び方は様々で「とんど」や「どんど」がよく知られているように思う。大阪のてっぺん能勢では「とんど焼き」と言われている。子どもの火祭りとして「道祖神」まつりや「塞ノ神まつり」として伝わっている地方もあり、国の重要無形民俗文化財として今に伝承されている。もともとは鎌倉時代から始まった宮中行事だったらしいが、民間で行う左義長は島根県出雲が発祥の地とされている。神話の国出雲ならではと納得できる。
 そんな火祭り行事を、毎年欠かさず続けてくれる我が区内の世話役たちに感謝したい。ただ子どもの祭であるはずのとんど焼きに、子どもの姿が見当たらないのが寂しい。10年ほど前は書き初めを一緒に燃やし、天高く舞い上がるのに歓声を上げていたのに。
 年末に作った注連飾りと購入したミニ門松を持っていき、火付け前に竹で組んだ中に入れさせて頂いた。朝から晴れ渡り風もなく最高のとんど焼き日和になった。村の長老が鏡餅を焼くために、孟宗竹に細工されるのも例年のことである。若手に技術を伝承しておかなければ、小正月のとんど焼きが途切れてしまうだろうと、余計な心配をしている傍観者だった。


「左義長の 孟宗竹への 鎌使い」

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