陽だまりでサーターアンダギーを戴く

　　　　　　　　　　　　　　かろうじてコゲラくんに

　　　　　　　　　　　　　　　　　イチゴノキ

　　　　　　サークル用に作った野鳥の鳴き声資料

　何時もは自然学講座日と重なるので、余り参加できていない山友会だが、初歩きは隣町の「きずきの森公園」に行くという。公園といってもアップダウンもあり、自然豊かな処で、この季節バーダーがこぞって押し寄せるバードウオッチングの穴場として知られている。
　2台の車に分乗した8人が駐車場に到着すると、ほぼ満車で外車や高級車がたくさん駐車している。我々の庶民車は外車に当てないように慎重に駐車する。たぶん野鳥愛好家が集まっているのだろうと推測する。バーダーたちは大筒と言われるカメラなど持参して、小鳥の姿を待ち構えている。何が入っているかと聞くとルリビタキなどがいるらしい。
　きずきの森は我がサークルでも訪問しているので、妻から案内役を仰せつかる。僕が案内するならどうしても自然観察をしながら歩きたい。イチゴノキ、フユイチゴ、わずかに残っているナツハゼなどを見付けたら味見して頂く。酸っぱい実を食べた経験など地方名で教えて貰い、たぶんスノキだろうと判断する。
　野鳥の鳴き声は聞こえるだが、あいにく資料を持っていかなかったので、どの子が啼いているのか想像すら出来ない。ヒヨドリぐらいしか判らない。でもヒヨドリも物真似上手だから惑わされる。何人かは双眼鏡をお持ちだったが、確実に姿を捉えられたのはコゲラとヒヨドリぐらいだった。
　一応「山友会」と名乗っているので、公園内にあるピークには登って頂く。「前山」と名付けられた頂上の標高は185ｍといたって低い山だった。それでも良い公園だねと喜んで頂けたので、皆さんの初登山としては満足してもらったのだろう。

「低くとも　気分は高し　初登山」