メインはオシドリだが
竹林見学と梢の野鳥探し
ヨシガモ
メインのオシドリ雄と雌
2月最初のサークル「トンボのメガネ」例会はオシドリ観察で千里中央公園を訪ねた。昨年は千里丘陵にある池をはしごしてきたが、今年は公園内にある安場池と長谷池に的を絞っった。水鳥だけではなく梢を飛び交う野鳥観察も加えた。
かっての千里丘陵一帯は孟宗竹が植栽され、竹とタケノコの産地として栄えたことがあったが、日本で初めてのニュータウン開発が進められ、万博会場にもなったりして千里の様相が一変してしまった。でも団地には竹林が隣接し、そこが放置竹藪になってしまわないように、住民たちがボランティア活動で管理されている。皆さんに管理された竹林の美しさを見て頂きたいと、地元で活躍されている仲間に歴史も含めて案内をお願いした。初めて通る竹林は竹垣で囲まれて、日本情緒を醸し出している。竹垣の名前も教えて貰い、帰りまで覚えているかの課題としておいた。因みに、組まれている垣は御簾垣・矢来垣・竹穂垣の3種類で交互に出てくるので、覚えたての名前をそれぞれが口にされていた。
オシドリが20羽以上来ているという事前情報も頂いていたので、意気揚々と安場池に到着した。バーダーが大筒カメラで待機しておられるが、オシドリの姿は見えない。午後から出だすとの情報も聞いているので、池の周辺を巡りながら梢の野鳥観察をする。コゲラのドラミングも聞こえたので姿を探す。双眼鏡に頼らずとも肉眼でも観察出来る。でもデジカメで撮すには無理がある。ツグミ、シジュウカラ、モズ、ヒヨドリなどが確認できた。
昼食後、そろそろオシドリが出てくるだろうと、持参したドングリを池に撒く。偵察隊のオシドリのお出ましだ。しばらくドングリを撒き続けると、茂みに潜んでいた彼らが一目散にやってくる。どうやらグループ毎に行動しているようで、茂みで待機しているグループも見かけられる。近くでオシドリ雄の銀杏羽根を観た皆さんは満足げである。
大好きな反省会には12人もの参加があり、個室を解放して頂いたので、1500ボトルの赤ワインも美味しく頂け、1月から2月に続く新年会になった。
「水音に 誘われ水尾の 鴛鴦が来る」