ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

寿山青不老(じゅさんはあおくしておいず)


 散歩途中にある曹洞宗のお寺の書に目が留まった。別に宗教的悟りとして受け入れたわけでは無いが、経営の神様ともてはやされた松下幸之助氏も「青春とは心の若さである」と言っていたのを思い出した。書には「心は衰えることも 老いることもない」と横添えされていた。生涯学習を目指す六兵衛も何時までも心の若さを保ちたいと願っている。
 妻と買い物に出掛けると、食材選びもさせて貰えるが、基本的には荷物持ちである。日曜日は道の駅も混むので、新鮮野菜が直ぐに無くなってしまう。買い物帰りに寄りたい道の駅だが、早くゲットしなければならないので、ネギや大根、根菜類などを買い求める。リュックに詰め、それを背負ってスーパーを目指す。
 往復で2時間近くも歩くことになるが、山用リュックではないので肩に食い込んでくる。少しの坂道でも小休止したいと思っていた矢先に、運良くご近所の知り合いが家から出てこられた。彼はピアニストで毎夜お店で静かな音楽を奏でておられる。まだ演奏を聴かせてもらったことはない。と言うのもリッチなお店に行ける財布を持ち合わせていないから。
 そんな彼だが古墳に造詣が深く、全国の古墳巡りをされておられる。歴史音痴の僕がせめて古墳でもと言うレベルでは無い。大陸渡来の宗教文化にも詳しい。古墳の石組みや装飾から、歴史を紐解いておられる。立ち話ではらちがあかないので、撮りためた画像から解説したうために、家に招き入れられる。歴史好きの妻は頷きや質問も出来るが、僕はひたすら彼の研究報告を聞くばかりである。まさに寿山は青くして老いずを目の当たりにした。


「空気より 2月の煌めき 心へと」

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