ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

春の妖精たち

                セツブンソウ

                バイカオウレン

                フクジュソウ

              ジャノヒゲ(龍の髭)


 そろそろスプリング・エフェメラルが咲き出す頃だろうと西宮市にある北山緑化植物園を訪ねた。この植物園は3月1日のサークル例会訪問先として予定しているので、その下見が主目的だった。小さな植物園だが、草花は言うに及ばず樹木観察にも事欠かないので、サークル「トンボのメガネ」としては打って付けの訪問先である。しかし、サークル発足から10年目に入っているので、皆さんの体力などを考慮したコース設定をしなければならない。
 春の妖精たちに出逢えたのは、謂わば下見のおまけである。自生している春の妖精たちを観察しようと思えば、「花の山訪問」などの企画ツアーに乗るか、自分たちで自生地まで遠出しなければ巡り逢えない花たちで、春の妖精と言われる所以でもある。
 彼女たちは基本的には多年草だが、植物園ではバックヤードで育てて、花の咲く頃にエリアに直植えされる。運良く植え替え直後のフクジュソやバイカオウレン、庭の片隅で芽吹きしたセツブンソウなどを観察することが出来た。
 雪の合間に咲き出すセツブンソウを幾度も見てきた僕にとっては、植物園の妖精たちに不満は残るもの、それでも愛おしくなる花である。春の妖精の多くはキンポウゲ科で、セツブンソウも5枚の花びらに見えているのは萼片で、花弁は退化して黄色い蜜線になっているのは、クリスマスローズと同じ作りである。早春に少ない虫たちをおびき寄せるようにキンポウゲ科は進化したのだろうか。植物観察ってすごく楽しい。


「植物園 春の妖精 招き役」

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