ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

時計作り・映画「福田村事件」

             トラッキーとトンボ時計


 午前中はひとくらクラブ例会があり、数年前に作ったこともある「時計作り」だった。時計キットを購入して、手作り文字盤にセットするだけの簡単な作業である。前回の例会時にスライス板を頂いていたので、前もって絵などを描いておくことが出来た。前に作った時計にはトンボをデザインしたが、今でも機嫌良く時を刻んでくれている。彩色が少しあせてきたので、塗り直しをすれば十分にインテリアとしても使用可能だ。新たに作る文字盤はトラフアンへのプレゼントにしようと構想を練り、トラッキーを配しアレ記念時計にした。
 午後からは地元の能勢町人権協会主催の映画会があった。昨年大阪十三の第七藝術劇場で上映された話題作「福田村事件」である。本を読んだばかりだったので、ドラマ化された映画は是非とも観てみたいものだと思っていた。会場の都合で映写に不満が残ったが、本で紹介された事実は余すことなく表現されていた。
 香川県から千葉県の福田村に薬の行商に来ていた16人は、関東大震災の混乱に乗じて流布された「朝鮮人が集団で襲ってくる」「略奪や放火をした」などの流言飛語が飛び交う中に居合わせた。讃岐の方言が関東人には奇異に映ったのかも知れない。彼らは朝鮮人に間違いないと、一部の良識派の制止も聴かずに、組織された自警団によって、子どもを含めて9人が殺戮されてしまった。行商団の親方が「我々は鑑札を持っているれっきとした日本人だ。でも朝鮮人だからといって殺していいのか!」のひと言が心に突き刺さった。
 今の時代に通じる恐ろしさだ。マスコミなどに左右される世論。安倍の嫌韓姿勢に同調した当時のマスコミ報道を思い出す。物事の真実を自分の目で判断できるような頭と心を持ち続けたい。


「春遠し 平和と暮らし 世界中」

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