ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

タンポポ咲き出す

             図書室の山本一力コーナー


 冬の間は閉じ篭もる日も多かったが、陽気に誘われて散歩したい日が増えてきた。やっと冬から解放されて日常復帰したように感じられる。とは言え冬と春が日替わりでやって来るので、天気予報とにらめっこしながらの行動になる。今週は菜種梅雨のような雨予報が出ているので行動制限されるだろう。こんな時には映画でも観たいのだが、能勢には何もない。
 地面すれすれに咲いていたカンサイタンポポだが、花茎を伸ばして咲き出すようになって来た。集合頭花の花びら状の数からもカンサイタンポポだと判断できるが、総苞の反り返りを確認して同定するように心がけている。我がサークルの「歩く植物図鑑」と言われる女史に教えて貰ったのだが、セイヨウタンポポとの交雑種が増えてきているらしい。以前調べた事があるが、頭花が何枚の花で構成されているのかを再調査しなければならないと思っている。しばらく雨が続くのでタンポポの花の数調べでもしようかな。オオイヌノフグリも群生状態で瑠璃色の宝石を撒き散らかせている。タンポポと共に春が来たよと知らせてくれるメッセンジャーである。
 図書室で今まで眠っていた本が、目の付きやすい陳列棚に移し替えられた。先日お亡くなりになられた小澤征爾さんと村上春樹の対談集である。少しばかりは音楽に関わっているので、遅まきながら日本が誇る指揮者の足跡を訪ねてみたくなった。山本一力作品が底を突いてきたので、山本周五郎の短編集も借りて帰った。長雨を癒やすトレモロになってくれることだろう。


「たんぽぽが 市井に希望 運び来て」

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