アフリカ納豆
アフリカ納豆「スンバナ」
2023年度地球環境『自然学』講座最終日は発酵食品「納豆」にまつわる話で「西アフリカの食と文化」というテーマだった。京都精華大学准教授 清水先生からアフリカ納豆の紹介をして頂き、今までの常識がくつがえり "目から鱗が落ちる” 話に惹きつけられた。
納豆と言えば「水戸納豆」が思い浮かぶぐらい日本の伝統食品だと信じて疑わなかった。古くは「とんちの一休禅師」が京都のお寺で乾燥納豆を作られていた。今でもその伝統を受け継ぎ、通称「一休寺」と言われるお寺で生産され、京にも納豆文化が根付いていたのを知った経緯がある。トンボの仲閒に教えられて購入したこともある。
ところが納豆文化は日本だけではなく、タイ、ミャンマー、韓国などアジア諸国で古くから食されていたという。さらにそのルーツがアフリカだと聞いてびっくり仰天!記録では紀元前4~5世紀位の納豆が見つかっているらしい。人類発祥の地から納豆文化が伝わってきたという食文化の歴史、僕の知識に新たな一頁が加えられた。
清水先生がアフリカ納豆の見本を持って来られた。仲閒がお裾分けして頂き、乾燥納豆の塊を4つに分割してビールのおつまみにした。一休納豆よりも臭みも少なく、食べやすかった。居酒屋では銀杏と大豆のおつまみ加工品をビールに付けてくれた。何時もよりお勘定が少なくなったようだ。小市民の満足感を同時に味わえた。スンバナしー!
「関西に 根付き廃れる 納豆汁」