ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

落ちない葉っぱ🍂

           春まで葉を落とさないヤマコウバシ

             ネコヤナギも芽を吹いてきた

             採取したセンダンの皮むき


 木々が芽吹く前のこの季節、雑木林に目をやるとヤマコウバシがよく目立つ。山に桜が咲いているのを見て、野生桜の存在を気付くぐらい、葉を落とさない樹木ヤマコウバシが多いことに気付かされる。葉は秋に枯れるが、そのまま枝に残り越冬する。春に芽吹く冬芽を保護するために寒風から守っているのだろう。スズカケなど帽子の役目をする「葉柄内芽」とは別物だが、冬芽保護としては同じような戦略だと思う。
 ヤマコウバシは別名で「親孝行の木」と言われている。借金取りに「葉を落とす頃にはお支払いします」と言って、支払いを春まで待たせたという。息子の機転から年末を乗り切ったと言う話である。
 何時までも葉が落ちないと言うことで、受験生のお守りとしても人気があり、合格祈願の神社では、ヤマコウバシの葉っぱをパウチして、お守り代わりに売られているという話を聞いたこともある。
 同じように「落ちない」という験担ぎに、クリスマスローズも受験生の家族に人気があるようだ。花びらが落ちないと思われているが、もともと花びらは退化して蜜袋になっている。花びら状のものは萼片であるから、落ちることはない。
 1月からの激震で受験生たちも大変な試練に晒されたが、笑顔の春を迎えて欲しい。


「門の中 悲喜こもごもの 受験生」

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