ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

赤い実に逢いたくて

         滝道のタマミズキ雌株

                アオキ雌株

            突然消えたオオサンショウオ

             知人から小さな春が届いていた


 午後から救援会の会議が予定されている。たぶん山宣墓前祭に参加するための打ち合わせがメインテーマと思う。あとは皆さんに人気がある春の野草料理の集いについてだろう。負担が覆い被さるので、積極的提案は控えて、流れに任そうと思っている。久し振りに朝から陽光が射し込む上天気である。こんな青空を無駄にしたくないと早めの出発に切替えた。会議場所は箕面の一つ手前駅だが、箕面まで直行し滝道を歩いてみたくなった。
 滝道には昆虫館があり、冬にはモチノキ科の落葉樹タマミズキが赤い実をたわわに付け、自然大好きマニアを喜ばせている。さらにオオサンショウオが棲み着いているので、それを見付けるのも楽しみだ。サークルでも何度か訪問したエリアである。会議までの時間は3時間の余裕がある。滝までピストンしても1時間半もあれば十分だ。昆虫館には寄れないが、タマミズキ観察とオオサンショウオ探しは出来る。
 ゆったりした気分で歩いていると、このエリアはシダ類の宝庫だと思い出した。今年の年間予定は既に決まっているので、来年のシダ類観察場所に組み込みたい!などと候補地探しが頭をかすめる。滝道の中程辺りにタマミズキの大木が自生している。冬場に実はなくなるはずだが、未だ小鳥に食べ尽くされずに残っているので嬉しくなる。
 意外に眼に付いたのはアオキの赤い実が光を受けて宝石のように輝いている。これも観察対象に加えたいとサークル主宰者目線になる。どちらも雌雄異株だから、芽吹き時の観察には打って付けである。
 Uターンして引き返すときに、たぶんこの辺りに棲息しているはずだと、流れに目をこらす。石のように見えるがどうやらオオサンショウオだろうとデジカメに収めておく。暫し目を離すと、その石は姿を消していた。住処を見付けただけで大満足である。一緒に川を覗き込んでいた地元の方に教えてあげられた。彼も居ることはご存知だった。


「滝道に 春遠からじ 赤き実の」

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