ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

春は香りと苦味から

          フキノトウの苦味とジンチョウゲの香り

                高田郁作品15冊


 知人から届けられた可愛いフキノトウを早く食べたかった。大量に採れるようになれば蕗味噌に回すのだが、今年の初物でまだはしりである。汁の浮かしには余るほどあるので、先ずは天ぷらで頂くことにする。
 2ヶ月トータルで休肝日は27日止まりの実績である。せめて30日に近付けたかったが、フキノトウなどが手に入ると、お座敷天ぷらバージョンになり、鰹の半身と生サーモンを刺身にして加えると、どうしてもお酒中心のレシピになってしまう。まあ良いか。そう言えば山ウドを料理した時にも妥協してしまった事を思い出す。
 野草料理も僕の担当だから、天ぷら作りにもこだわりがある。妻には揚げたてを味わって貰いたい。何時も食事は同時スタートで声を合わせて「頂きます」をするのだが、天ぷらの時だけは熱々を提供したいために、形だけの乾杯をして、僕は揚げ終わってから食べるようにしている。焦げ色を付けずに仕上げるためには、秒単位の管理が求められる。「美味しい」とのひと言が夕餉を引き立ててくれる。ひと口サイズなので、香と共に春の苦味が口中に広がり、春が来たのをいち早く舌で感じている。
 一昨日箕面に遠征したときに、滝道の障害者支援のリユース店で、高田郁の文庫本が並んでいた。全部ゲットしたかったが、シリーズ物は歯抜けになっているし、重さも考えて15冊だけを購入して帰った。暫くは図書室に通わなくても済みそうだ。
 先日借りた村上春樹と小澤征爾の対談集に手こずっている。余りにもクラシックの素養がないからである。それに比べて村上春樹はすごいクラシック通である。オーケストラの演者を聞き分けるだけの力を備えておられる。レコードで小澤音楽を聴きたくなってきた。そうすればさらに苦み走ったロクになる筈だが。


「よせよそせ 酒にいざなう 蕗の薹」

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