絵になる落葉林
雪の舞う中を
絵画のような素晴らしい落葉樹の林
終日の雪になった
何度も訪れている三草山だが、今回は新しいルートから登るという。緩やか歩きの山友会例会先として、妻はメンバーと一緒に下見をしてくれている。
朝から雪のちらつく空模様だが、落ちてくる雪は小さなアラレのようだから、衣服を濡らすほどではない。この雪を何と言うのだろう?と流行り歌の歌詞で「七つの雪」を探している。さしづめ「ざらめ雪」かなと想像しながら歩を進める。時折、陽射しが注すと春のような温かさが梢を流れる。三草山には各種のシジミチョウが生息して、学術的にも貴重な環境だと言うことから、大阪みどりのトラスト協会が「ゼフィルスの森」として管理している。その一環として、蝶の食草になる樹木や草本類の保護育成に取り組まれている。
今回のコースが整備の進む落葉樹の林を通るルートで、素晴らしい落葉林が出来あがり、絵心でもあればスケッチしたくなるエリアになっている。僕もトラスト協会の会員で「みどりすと」にも登録しているが、殆ど活動には参加していない。今年度の会費はパスしようと思っていた矢先だが、こんな素晴らしい景観に出逢えると、せめて会費でも払って自然保護の一翼を担わなければと思い直した。
春の芽吹き時には更に素晴らしい息吹を提供してくれる筈だ。楽しみがまた一つ増えた。
「春の雪 雑木林に 夢託し」