椿油搾り
仁から脂肪分を取り出す
データーを採るための検量(25%の油分)
専用袋に入れて蒸す
ジャッキで搾るとたらりたらリと
火打ち石で火花を炭化木綿に落す
見事に着火
灯明に灯す
椿の実標本(ロク自作)
カブトムシ見本
出来上がり作品
ひとくらクラブ恒例の椿油搾り体験には、家族連れがたくさん来てくれる人気例会になっている。仲間の講師は油の専門家で、昨日は「油の化学」と題するミニレクチャーからスタートした。化学式の法則など遥か昔に学んだことを思い出させてくれるちょっと難しい話だったが、素晴らしい仲間と一緒に活動しているのだと言う尊敬の念が湧く講座だった。学生時代には試験のために元素記号など覚えたものだが、年老いて委縮した頭は、化学式など受け付けずに素通りして行くだけだった。
参加者全員で椿の実(仁)を割り、中の脂肪分だけを取り出す。それをミキサーにかけ細かくしたものを蒸し、改良された車用ジャッキで搾るまでを参加者に体験してもらう。出来たてのツバキ油はナッツの香りがして美味しかった。
子どもたちに人気があったのは火打ち石で火を灯す実験である。炭化させた木綿布に火花を落とし、その火種を麻ひもをほぐしたものに移し、火をおこす体験である。灯明を用意してあるので、灯りの歴史まで勉強して貰える。
午後からはロクの出番である。あらかじめ甲虫の形にセットされた椿の実(仁)を、スライスした台にボンドで貼り付け、足と眼と角を付ければ出来上がり。好みでストラップにするか、マグネットを付けて貰うか選択して貰った。
「まだ利用 椿に命 吹き込んで」