ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

植物活動期

            オクラの様な実を付けるユリノキ

            帽子を被ったタイサンボクの蕾

              ナンキンハゼの花穂

             アカメガシワの花序

                ロウバイの果実


 山田池公園の入口にユリノキ並木があり、5月13日にランプシェードの様な花を紹介した。その後が気になったので皆さんに観察して貰った。花びらを落としオクラの様な形の実を付けている。この実を解剖したことはないのだが、この中には沢山の翼果が詰まっている。冬になるとそれが木に残り独特の景観を作る。
 咲き出した大輪のタイサンボクも5月24日に紹介したが、次から次へと花を咲かせている。モクレン科の蕾たちはコートを脱ぎ棄てて開花してくる様子が、帽子を被っているようでなんとも可愛い。紅葉が綺麗なナンキンハゼも目立たない花穂を付けている。アカメガシワも近寄って観察するとしっかり開花している。多分雄花だろう。春一番に咲き出したロウバイは早々とザクロの様な実を付けている。こんな植物たちの観察をするのも楽しい。雑草の生い茂るこの時季は農家にとっては大変だが、植物にとっての梅雨時はまさに天国である。


「青梅雨に 誰が置いたの 赤き傘」

花菖蒲

           花菖蒲の原種とされるノハナショウブ

                  スイレン

         花穂が出て来て葉を白くするハンゲショウ

             紫陽花の真花見付けたよ~


 トンボのメガネ例会で枚方市のほぼ中央に位置する山田池公園に花菖蒲を訪ねた。梅雨入りした直後で雨予報になっている。参加した皆さんには「雨になってくれてラッキーでしたね。せっかく雨に合う花を求めてきたのですから~」と集合駅の藤坂をスタートした。何れが菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)と言われるように、区別がつかないのでアヤメの仲間見分け方資料も仲間が用意して来てくれた。数日前にブログ仲間のMAちゃんも尋ねておられるのでご参考に(*^_^*)
 花菖蒲は園芸種だが栽培され出して500年の歴史を持ち、広重の浮世絵にも登場する古典園芸種である。歴史も古く三重県の県花にも指定され、梅雨時に欠かせないは花になっている。丘に自生するノハナショウブの改良種で江戸系・肥後系・伊勢系に大別される。他に公園でも確認されたが長井古種などもある。あまり好きではないがジャーマン・アイリスなども出回っている。アイリスと言う名前はギリシャ神話のイリスから来ている。虹の女神イリスは虹の架け橋を使って天地を往来し、地上に降りて姿を変えたのがアイリスだと云われている。園内は色彩々の虹色でまさに雨の花にふさわしい。
 雨に合う花としてアジサイを鑑賞したのは言うまでもない。アジサイ3兄弟の話をして貰ったり、改良されたアジサイの真花探しをしたり、さすがトンボの仲間たちである。スイレンやハンゲショウも咲き出していた。


「観てくれと 真珠の雫 花菖蒲」

スイスの花Ⅱ

                 マツムシソウ

               ノエンドウの仲間

                ミツガシワ

                ヤグルマギク

                リュウキンカ

                  リンドウ

                ワスレナグサ

                 熊の爪草

              小鳥の嘴(ロク命名)

                 アブラナ科

                  エリカ

                  オダマキ

               セイヨウタンポポ

              ベンケイソウの仲間

                 灌木の小花


 昨日に続きスイスの花を紹介します。スイスは何処を切り撮っても絵ハガキになります。それに一役買っているのが牧草としての花々です。言い換えれば国土の隅々まで人の手が入っているのです。天然と言う意味合いの自然はなく、人々の暮らしが作り出した自然景観です。かなり前に国立自然公園として手付かずの所へ行った時に、ここはスイスじゃないと思ったほどです。
 今日から行動開始です。トンボのメガネ例会で山田池公園に梅雨花を訪ねます。


「梅雨日本 夢から覚めて レッツゴー」

スイスの花

               イワカガミダマシ

             オキナグサ(白・黄・蕾)

                 オドリコソウ

               キランソウの仲間

            タマキンバイ

             雪解け後に咲くクロッカス

                 ゲンチアナ

                 コロニナ属

                サクラソウ黄花

              ホタルブクロの仲間

         ジュウニヒトエの仲間

                シラタマソウ

               チョウノスケソウ

                ハクサンチドリ

                フウロの仲間

              ホタルブクロの仲間

            時間がないので今朝は此処まで


 今回のスイスはフラワーハイキングだったので花を求めて歩き回った。3大名花と言われるエーデルワイスとアルペンローゼには出合えなかったが、青が鮮やかなゲンチアナ類はそこそこ咲いていてくれた。ベストシーズンの6月末から7月にかけて咲く花とは違った花々に出合えたのも収穫だった。名前の判らない花もたくさんあったが紹介したい。綺麗な花たちだが基本的には牧草として刈られてしまう。


「雪解けに 刈られる花も 手折れない」

名峰

           アルピニスト憧れのアイガー北壁

                ユングフラウ

               ヴェッターホルン

          シュレックホルン(頂上の目玉が特徴)

            シルバーホルンなどの山並み

            皇太子出席記念カウベル(中央)

       既に雪の少なくなったマッターホルン(2006年参考画像)


 我が国とスイスとは幕末から通商があり、大正に入ってからは日本人登山家がアイガーなどに登っている。2014年には国交樹立150年記念式典に皇太子が出席し華を添えている。そんなこともあり概ね日本人に対しては好意的である。観光客のマナーの良さも一因であろう。松本市(旧安曇村)とグリンデルワルトとの姉妹都市や、兵庫県の六甲山高山植物園とシーニゲプラッテ高山植物園との姉妹提携などの表示が目に付き、立ち寄った我々観光客に仲間意識が芽生える。日本人がスイスに憧れるのは、信州などのアルプス風景が原体験になっているのかもしれない。
 晴れ渡ったユングフラウヨッホから眺める名峰群を眼にした時、観光客は余りの素晴らしさにため息を漏らす。氷河も素晴らしい。しかし、地球温暖化で氷河の後退が進み景色を一変させている。あのマッタ-ホルンも雪山から岩山に代わりつつある。あれほど感動したユングフラウヨッホやゴルナーグラードには行かないことにしている。初恋の人に何十年後の同窓会で出合った時に幻滅を感じるのと似ている。


「カルピスの 味は何処へ 雪に融け」