ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

過去へのご招待6

[501] スイバのジャム [PC]  2012/01/18 06:45:29    [削除]


   仲間の皆さんにはスイバのジャムを宣伝していましたが、何時もは試食させて頂くばかりでした。一度自分でも作ってみようと、採取したスイバを綺麗に洗い、本当はみじん切りの方がいいようですが、大雑把にザクザクと切って砂糖をまぶしてしておきました。夜に作業にかかったのでそのまま鍋に入れておき、朝になってから火にかけました。「砂糖は焦げやすいからちゃんと混ぜるのよ」との妻のアドバイス。見る見るうちにとろ~りとなってきました。葉っぱの原型がなくなった頃会いを見計らって火を消しました。
 自然の仲間との例会があったので、さっそく出来上がったスイバのジャムを皆さんに試食して頂きました。ブルーベリーのジャムみたいなどと驚きの歓声が上がります。いたって簡単ですから、皆さんもチャレンジしてみて下さい。


「渓流で 雪をクロスに 紅き花」


[502] 六(ロク)地蔵 [PC]  2012/01/19 07:00:15    [削除]


   何とも可愛らしい六地蔵が微笑んでいます。新しく作られたものなので、お地蔵さんと云うよりもお人形さんのようです。旅の途中や山道で路傍のお地蔵さんに出逢ったりすると立ち止まってしまいます。子どもの守り神だったり、道祖神の変わりだったりします。
 ロク地蔵と云うのが、何故か親せきの様な気がします。だから僕は子ども好きなんだろうか?子どもがいるとつい目を細めてしまいます。子どもたちを悲しませる策動をロク地蔵は許しません。


「石仏に 射し込む斜光 春待てり」


[503] 菜の花便り [PC]  2012/01/20 07:20:36    [削除]


   菜の花開花の便りが届いてきました。もちろん早咲きのハナナです。でも花だよりが届くと春の近さを感じてウキウキしてきます。写真は中国の貴州省へ行った時のものです。一面の菜の花畑は素晴らしい景観です。
 時間が許す限り早春の花探しに山々を駆け巡りたいと、アクティブな思いをひそかに持ちながら、毎日の励みにしています。遊んでばかりだと思われていますが、その通りです。たまに社会に関わることを除いて。


「寒最中 花の便りに ときめきて」


[504] 薔薇に似て(椿) [PC]  2012/01/21 07:00:18    [削除]


   山茶花も終わりを迎え、椿が咲きだしました。福島区の公園に薔薇かと見紛う綺麗な椿が咲いていました。品種は判りません。椿は世界中で愛され、その数一万種とも言われています。日本でも数百種の品種があるようです。
 花弁を落とす山茶花に対して、花ごと落ちる椿は縁起が悪いと、武家では敬遠されていたようです。しかし、それは武士の奢侈好みを戒め、質素倹約を旨とすべしと云う狙いがあったようです。にもかかわらず、椿愛好家は今の世でも沢山おられます。


「公園の 椿深紅に 雨真珠」


[505] おもてなし [PC]  2012/01/22 06:53:39    [削除]


   年に2回男の料理教室の発表会をしています。お招きするのはつれあいとお友だちです。1月と云うことで正月らしいメニューでおもてなしをしました。今まで作った料理の中から自分たちで担当して、買い物から完成まですべて任されます。男の料理教室をはじめて2年になります。包丁捌きも慣れてきました。盛り付けもなかなかのものです。参加者からは賞賛の声を戴き、それに気を良くして木に登った板さんたちでした。
 献立はちらし寿司・茶碗蒸し・鯛の潮汁・伊達巻・たたき牛蒡・(黒豆・赤かぶ漬)を供しました。伊達巻用道具を道具屋筋まで買いに行かれた兵までいます。ロクの担当はちらし寿司です。


「大寒に 窓開け放つ 料理室」


[506] ダムの草原化? [PC]  2012/01/23 07:34:51    [削除]


   バスの窓から見ているダム湖が緑色に変わって行くのが気になり、一度傍で観てみたくなり、ハイキングを兼ねて訪れてみました。アオコのように見えていましたが、近付いてみると小さな浮遊植物で名前はまだ同定できていません。ご存知の方がおられたら教えて下さい。何故増えたのか、どうするのか、HPを覗いてみましたがまだ広報されていないようです。永らく雨が降らなかったせいかもしれません。やっと雨模様になってきました。仲間からの受け売りですが、寒中慈雨を『母の乳房』と言うらしいです。
 湖面が埋め尽くされると、水生生物などに影響があると思われます。光や酸素を独占して水質悪化にもつながります。この湖は川西市などの水がめになっています。水道水などに異臭がなければいいのですが。
(昨日の献立に林檎ケーキが抜けていました。)


「ようやっと 母の乳房か 寒の慈雨」


[507] 工作見本 [PC]  2012/01/24 07:06:31    [削除]


   毎年1回、他行政区の公民館で工作提供を依頼されています。学童保育の一環で、1年前から計画に組み込まれていますから、ちゃんと対応しなければという気持ちになります。毎回応援頂いている仲間からの発案で、今年は新しい工作になりそうです。
 工作教室では子どもたちの創造性が発揮され、こちらが感心することもあります。と言っても見本は作っておいてやらないと、教室では時間が足りなくなってしまいます。子どもたちの笑顔を思い浮かべながら見本作りをしました。


「一月や 背筋を伸ばし 一二三」(123記念日)


[508] 蔓竜胆  (ツルリンドウ) [PC]  2012/01/25 07:25:53    [削除]


   昨日は今年2度目の花曜日ハイキング。リーダーのお転婆おばさんは何時も新しいコースで我々を案内してくれます。お馴染みの多田銀山ですが、全く予想もしなかったコースです。宝塚から田園バスで波豆行きに乗り西谷方面まで行き、そこからソエ峠を経由して多田銀山に入ります。帰りのコースはバスの本数がないと云うことで、急遽ロクが案内をかって出ました。
 多田銀山はかなり以前に自然の仲間が案内してくれました。その後、偉そうな顔をして色んなグループを案内しました。まだ若かったその当時が懐かしくなり、帰宅してからも感傷に浸り、手作りの案内資料など引っ張り出していました。


「山道の ツルリンドウに 舞う小雪」


[509] 子どもの作品 [PC]  2012/01/26 06:27:44    [削除]


   1昨年の3月に依頼された某公民館の自然工作教室に、仲間と準備万端で出掛けました。前日に連絡が入り、参加人数は20~50人と言われ、困惑状態で応対しました。当日朝に30人位ですとの連絡を戴き、それなら十分対応できる旨を伝えました。1時間と限られた時間に出来るだけ喜んでもらおうと、2種類の工作キットを用意して行ったので、相当な量になりました。指定された時間まで材料や見本など用意して子どもの到着を待ちます。
 時間ぎりぎりに男児と女児が2人だけ来ました。館長からは時間ですから始めて下さいと言われ、気乗りのしないままのスターです。それでも子どもはマンツーマンでの工作を二人とも喜んで作っていました。1年生と言うのにちゃんと帰りには「ありがとうございました」とあいさつが出来、いっぺんに気分が爽やかになりました。しかし、責任者出て来い!という今まで経験したことのない出前教室でした。


「風の子は 何処へ行ったか 児二人」


[510] 魔除け柊 [PC]  2012/01/27 07:33:37    [削除]


   節分が近づいてきました。柊にイワシの頭を刺して入口に吊るしておくと、魔除けになると云う話は殆どの方もご存じだと思います。今では昔話としてそんな風習もあった位の理解です。ところが奈良町辺りでは今も受け継がれているのです。それも次の節分まで1年間吊るしておくと云うのです。実際に観てきました。聞いてきました。節分の日にイワシを食べて、翌日、頭を刺した柊を玄関先に吊るし、次の年の節分まで鬼に代表される厄を払う習わしです。
 自然観察が大好きなロクですが、街歩きで伝承されている風習などに触れるのも大好きです。終わってから反省会と称して居酒屋に寄るのも毎度のパターンになっています。


「季語探し 言葉だけでも 春欲し」


[511] 残照 [PC]  2012/01/28 06:57:28    [削除]


   何時もの活動拠点・服部緑地公園からの残照です。定番の反省会を終え約半時間以上掛けて、気分良く帰る道すがらの一瞬です。随分と日脚が伸びてきました。春に向かって「まだ明るいよ!」と次第に帰宅時間が伸びて行くことでしょう。バスの本数が少ない所なので、あのバスには乗ろうと予定して帰るのですが、途中で立ち止まって道草をしてしまいます。
 運悪く2分遅れというのがよくあるパターンです。通勤時間帯でも40分から1時間待たなければなりません。駅構内のベンチで電車が到着すると、誰か知り合いが通ってくれないかなと遠慮がちに探しています。マイカーに便乗させてもらえるからです。


「日脚伸び 鴉の止まる シルエット」


[512] 沈丁花 [PC]  2012/01/29 06:55:52    [削除]


   香りの高い沈丁花の蕾が膨らんできました。間もなく開花してくれることでしょう。写真は葉に斑があるのでフクリンジンチョウゲと呼ばれています。他にシロバナジンチョウゲもあります。花に薬効があり、それを干したものが瑞香花と云う生薬です。風邪を引いた時に煎じ液を服用したり、うがいに用いたりすると良いようです。
 コーラスで美声が売り物のロクとしては沈丁花の煎じ薬が必要かも。ああそうか、天は二物を与えずと言われてきましたよね。元い!顔の方を採ります!


「顔を出し 日向ぼっこの 沈丁花」


[513] 懲りない面々(3回目) [PC]  2012/01/30 06:57:57    [削除]


   毎日出掛けていないと悶々とした時間を過ごすことになるので、朝、目を覚ますと「今日は何処の山に行こうか」と相談します。「地元グループを案内したいから」と即決です。年初めに2回行った城山を、ルートを変え時間を計りながら歩いて来ました。小雪がちらつき、手袋を通しても指先の感覚を奪う寒気です。次回は北峰頂上のテープ標を一個所カッターで切りに行かなければなりません。賢明な皆さんは何故かをお判りだと思います。
 それにつけても懲りない面々です。妻など“寝たきり老人”をもじって“出たきり山姥”と云って憚りません。亭主元気で留守がいいなどと云われていますが、我が家の主人は妻ですから、さしずめ“主人元気で留守がいい”を実践しています。


「束の間の 青空仰ぐ 鱗芽や」 


[514] までいの力 [PC]  2012/01/31 07:45:22    [削除]


   東北地方の方言に「までい」と云う言葉があることをこの本で知りました。「真手」と云う古語が転化したものらしいです。手抜きせずに心を込めてとか、愛を込めてとか言った意味合いらしいです。スローライフの提唱と実践です。福島県相馬郡飯舘村からのメッセージです。飯舘村の菅野典雄村長からの言葉を引用します。「走っている人は歩く、歩いている人は立ち止まる、立ち止まっている人はしゃがんでみる、そうすると足元の花の美しさが見えてくるような気がする。」
 利益や効率優先で庶民感覚から程遠く、独裁色強い橋下大阪市長や、公約違反もなんのその、なりふりかまわず悪政推進の野田総理にぜひ読ませたい本です。


「起きるのが スローライフに 霜の朝」(川柳)


 [515] 馬酔木 [PC]  2012/02/01 06:57:50    [削除]


   山道に開花を待つアセビが鈴なりで待機しています。間もなく可愛い花を開いてくれますが、この所、毎日今年一番の冷え込みだという日が続いています。外気温を確認するのが日課になリ、誇らしげに自慢したくなるほどの寒真っ最中です。寒の親がまだ待機中だとラジオが伝えています。
 写真のアセビはちょうど開花まで半分ぐらいの時間でしょうか?これを称して“アセビ半分”と云っています。言わずと知れた“遊び半分”をもじったロクの遊び心から出た駄洒落です。


「陽だまりの 尾根に一際 馬酔木かな」


[516] 豆まき [PC]  2012/02/02 07:23:13    [削除]


   天王寺の通天閣下で豆まきの催しがあると聞いたので、観察会を中断して寄り道してきました。挨拶を聴いていると70年位の歴史があるようです。毎年2月1日に催されるとのこと。地元の人は慣れたもので大きな手提げ袋を持参です。蒔かれた豆を拾い集めてご近所に配るらしいです。そんなに一杯集められるのか半信半疑で見ていましたが、確かに豆が入った袋を沢山集められていました。
 豆をキャッチしようと後ろから雪崩れ込んでくる圧力に、怖れをなして前列から後ろの方へ退散しました。将棋倒しに巻き込まれたら「福」どころか
「凶」を背負いこんでしまいます。途中で要領が判りしっかり福豆をゲットして帰ったことは言うまでもありません。


「ビリケンの 地に福は内 鬼は外」 


[517] 今朝の我が家 [PC]  2012/02/03 06:52:30    [削除]


   寒さの記録更新をしました。この冬一番です。外気温がマイナス8℃、室内気温がマイナス4℃です。トイレの水が凍っています。手も口も体も凍っている状態で頭も凍っています。そんな頭で俳句が出来るかな?
 我が家の冷蔵庫は冬に威力を発揮します。野菜やビールなど室内でも凍ってしまうので、冷蔵庫に入れて凍結するのを防ぎます。凍ったビールのまずいことまずいこと。


「短めに 朝の挨拶 おお寒い」 


[518] 我が家の節分 [PC]  2012/02/04 06:51:26    [削除]


   最近でこそ豆撒きはしなくなりましたが、団地に住んでいた頃は、窓から豆を撒いて“鬼は外!”などと大きな声を出していました。街で見かける豆撒きは殆どが殻付きピーナッツに様変わりしています。その方が落ちたものでも安心して食べられるからです。ピーナッツを年の数だけ食べるというのも、何か味気ないものです。やはり大豆ですね。ロクはイワシも頭から食べてしまうので、柊に刺して玄関口に吊るすことも出来ません。
 何時までも大豆を歳の数だけ食べられるよう、歯の管理をしなくてはと思っています。8020(80歳で20本の自分の歯)を目指しています。


「春隣 鰯も寿司も 丸かじり」


[519] 豚まん作り [PC]  2012/02/05 06:56:47    [削除]


   男の料理教室。今回の献立は豚まん作り。あとはヤーコン・大根・みず菜のサラダ、根菜のスープ、阿武芋を使った大学芋。豚まんの生地作りから始まる。ピザ作りで腕をあげている平ちゃんが「俺がこねる!」と早速腕まくり。ロクは中に入れる具のみじん切り。微温水に生地を浮かして待つこと30分。倍に膨れ上がる。具を入れて丸めるのは全員の仕事。慣れないうちは具がはみ出したり、パンクしたり、周りが具だらけになったり、上手く生地の中に収まらない。
 男ばかりなので際どい冗談が飛び交い、口より手を動かして!とチェックが入る。笑いが絶えない男の料理教室だ。果たして家で何人が実際に作っていることやら。


「豚まんの 湯気の彼方に 春立ちぬ」


[520] ニシキギ [PC]  2012/02/06 07:24:05    [削除]


   二人とも予定がなかったので、山でも行くべい!と近くの里山を目指しました。妻が仲間たちを誘って案内した山です。その時、下山道を間違って急斜面を藪こぎしたらしいのです。と云うことで、今回は下山した方から標を付けながら頂上まで登りました。当然下山は反対側。ところが倒木が多くてルートが読めないのです。踏み跡らしきものもないので、ひたすら尾根を下って行きました。しかし、これは無理だと引き返しました。別のルートで降りましたがここもよく判りません。エイままよと方向だけ決めて獣道を降りて行きました。登山靴をはいていないので急斜面で滑り泥まみれ。降りたところは大きな墓地、それも人の敷地内。お屋敷の門を通らないと外に出られません。散々な山歩きになりました。
 無事に降りれたので「面白かったな!」とやせ我慢。ニシキギがマユミに似た実を残していました。外種皮は落ち萎んだ実です。「美恵ちゃんみたい!」「正ちゃんみたい!」我が家でのジョーク定番。先に言った方が勝ちです。


「錦木の 紅く萎んで 春待ちぬ」


[521] 凍る福島大池 [PC]  2012/02/07 07:07:36    [削除]


   先日、自然の仲間で兵庫県三田の県立「有馬富士公園」に冬の植物と野鳥観察に行って来ました。池に目をやると白く凍っています。セグロセキレイがその上をちょこちょこと歩いています。そのまま池の上を同じように歩いているではありませんか?自分の目を疑いました。そんなはずはないと。池全体が凍っていたのですね。その上に雪が積もり眼の錯覚を起していました。ロクって馬鹿だね、池の上を歩けるはずなんてないのに!何種類かいた水鳥も近寄って来れない状態でした。
 この公園には「有馬富士」と呼ばれてみんなに親しまれている山が鎮座しています。本当はその山にも登りたかったのですが、今回のグループは「パス」メンバーが多かったようで断念しました。


「テレビから 伝わる寒さ 御神輿渡」 


[522] ヤマコウバシ [PC]  2012/02/08 07:29:30    [削除]


   木の葉を見せられて「これは何の木?」と問われることがありますが、殆ど知らないのです。葉っぱに特徴のあるカクレミノ、ダンコウバイ、コシアブラやタカノツメ位しか自信を持って答えられないのです。ところが唯一冬場のヤマコウバシは葉っぱを手に取らなくっても判るのです。春まで葉を落とさないからです。誰でも知ってる!って。
 ヤマコウバシの若い葉を乾燥させたのを熱湯で戻して食べていたようです。いわゆる非常食として常備されていたのでしょう。若芽の段階でヤマコウバシと同定出来るかが課題です。冬の葉をお茶にでもしてみようかな。クスノキ科クロモジの仲間だから……。


「黒文字の 葉芽と花芽の ユーモラス」


[523] 地産地消 [PC]  2012/02/09 07:31:32    [削除]


   近くに道の駅があります。野菜はそこで購入します。だれだれさんが作っているというのがよく判るので、安心して食べられます。豆腐は昔からの豆腐屋さんまで行って買って来ます。そこの豆腐は人気があり遠くからも買いに来られます。肉類も人気のお店があり、少し割高ですがそこまで足をのばします。それらのお店を回って帰ると約2時間の散歩になります。我が家では極力車は使わないようにしています。
 魚だけはスーパーでしか手に入りません。青魚かタイやカンパチのアラを購入します。刺身用に使われた残りだから新鮮だと決め込んでの自分流判断です。週に一度、舞鶴港から直送された新鮮な魚が並びます。その日は珍しい魚貝類もあるので、少し贅沢します。


「白菜の 一枚剥げば 若返り」


[524] 雪の城山 [PC]  2012/02/10 07:10:18    [削除]


   妻のグループと一緒に今年3回登った城山に行ってきました。前日にかなりの雪が降ったので、山道は真っ白です。家から歩いて行ける距離の山で、雪山の雰囲気が味わえるなんて最高の環境です。大阪で一番気温も低い所ですから最低(気温)の環境と云った方が正しいかな。総勢13人のおばさまたちです。妻は歴史お宅なので曲輪とか縦掘りの説明とか1000年の歴史を語ります。
 冬の時期は出番がありません。辛うじてヤマコウバシの説明とアセビの話ぐらいしか出来ませんでした。サンキライが綺麗な赤い実で残っていてくれました。もう少ししたら春の花が咲きだすのでロクの出番もやってきます。


「春氷 踏んで砕いて さくさくと」


[525] 大阪城梅林 [PC]  2012/02/11 06:41:44    [削除]


   自然の仲間たちで大阪城へ野鳥観察と観梅に行ってきました。野鳥に詳しい方の案内で何種類かの小鳥をスコープで覗かせて頂き、何でそんなに直ぐに探し出すのだろうと感心してしまいました。シジュウカラ・ジョウビタキ・ツグミなどを観察。水鳥ではオカヨシと云う鴨を教えてもらい、鴨の引き出しに保存出来ました。
 梅はまだまだという状況です。何種類かの早咲き梅が咲いているだけで、カメラマンの方が多い感じ。まだ梅の香にむせ返るとまではいきませんでした。


「梅が香に 鼻近づけて 深呼吸」


[526] 霧氷と樹氷 [PC]  2012/02/12 06:50:35    [削除]


   雪が沢山積っているだろうと、地元山友会の例会で愛宕山に行きました。毎年この時期は樹氷を求めて歩くのが我々の会のお決まりになっています。三峰山・高見山・金剛山等に行っていましたが、今年は雪も多そうだとの判断から久し振りの愛宕山です。正面の参道から胸突き八丁の登山道を登って行きますが、雪が積もっていません。5合目を過ぎたあたりから、やっとアイゼンをを装着して登りました。
 流石に7合目を過ぎると木々の枝は凍り付いた雪の結晶で輝いています。ところで霧氷と樹氷の区別が付かないのです。どの程度まで雪を被って凍っている状態を樹氷と云うのか?写真は霧氷だと思うのですが。ダイヤモンドダストのような雪の結晶が時折舞っています。


「参道の 木々煌めきし 霧氷かな」


[527] 冬景色号 [PC]  2012/02/13 06:52:55    [削除]


   毎度利用している能勢電ですが、今回は冬景色のデコレーションで飾り付けられた電車に乗る機会に巡り合いました。今まで風鈴電車・紅葉電車などがありましたが、今回は“柳の下のドジョウ”の感が拭えません。泥鰌の人気が急降下中ですね。
 イベント電車も人気があるようで、直ぐに完売の札がポスターに貼られています。中でもワイン電車とおでん電車は機会があれば乗ってみたいものです。時間は2~3時間ですが往ったり復たりしているのかな?まだお目にかかったことはありません。


「おでんだよ! 何を食いたい? 妻問し」


[528] 霜柱 [PC]  2012/02/14 06:56:00    [削除]


   買い物ついでに通る散歩道の畑です。霜柱がにょきにょき。子どもの頃は地道だったので、学校への路は凍っており、霜柱を意識的に踏んで通ったものです。靴裏から伝わるその感触を味わってみたくなりました。ザクッ!という感触が何とも言えません。
 ついでに懐かしく思い出すのは、朝早くからのとんど(焚火)です。子どもたちは思い思いの石をその中に入れて暖めます。熱々の石をポケットに忍ばせ通学したものです。


「霜柱 朝日射し込み いぶし銀」


[529]ユーモアパトカー [PC]  2012/02/15 07:26:33    [削除]


   雨が降り続いているので、山歩きが中止になりました。散歩にも出る気持ちになりません。運動不足になりそうなので、プールのある温泉に出かけました。出掛けてみたものの写真が撮れる場所ではありません。ビキニ姿の若いカップルも来ています。内緒で写すと変態と思われ逮捕されるかもしれません。同じ逮捕されるなら、こんなユーモアあふれるパトカーに乗せてもらいたいものです。
 24歳の時にパトカーで警察まで連行されたことが甦ってきます。決して破廉恥行為で捕まったのではありません。念のために!懐かしく苦い青春の思い出です。


「氷雨降り 靄で煙りし 峠道」


[530] 冬景色 [PC]  2012/02/16 06:42:50    [削除]


   時折細かい雨が降ってきますが、傘をさすほどではないので春探しの散歩に出ました。フキノトウでも顔を出していないか目を凝らして探し回りましたが、殆どの野草はロゼット状でこの寒さを耐えています。寒い日が続いたので一時咲いていたイヌフグリも見当たりません。
 散歩コースに土手道を入れていますが、鴨も何処へ行ったやら?時間帯も悪かったのかカワセミにも出逢いません。大好きな2月ですが、こんな日もあるのですね。


「春浅し 暦は律義に 進みをり」


[531] 一筆書きの旅 [PC]  2012/02/17 06:50:32    [削除]


   知人が一筆書きの旅をしてきたという話を聞いていたので、資料を送って貰いました。以前に何も調べずに琵琶湖一周をしことがありますが、今振り返ると、同じコースを帰ってきたので結果的には無銭乗車でした。今回はネットでも調べて合法的な旅だという確信のもとに実行しました。大阪駅を出発して最終ゴールは天満で料金は120円です。かなり乗り継ぎがありますが鉄道好きにはこたえられません。天満駅では記念にその切符を頂いて帰りました。
 妻がグループにその話をしたら「行ってみたい!」と興味を持たれたようです。図らずも今回の旅が下見になったようです。他にもコースがあるようなので、またチャレンジしたくなりました。


「一面の 雪・雪・雪で 酒を酌み」


[532] 負けず劣らず [PC]  2012/02/18 07:24:48    [削除]


   わざわざ湖北まで雪景色を訪ねましたが、今朝の我が家の窓から見える景色は一面真っ白です。今年の寒波は何時まで続くのでしょうか。天気予報を聞いていると寒波の底だというのですが、何回も底を体験しています。
 朝から雪見酒も飲めませんし、どうして過ごしたものやら。カメラでも持って雪椿でも探しに行きましょうかね。心も凍ってしまっていますので。


「雪女 冷たさだけを 置いて去り」


[533] 多喜二祭 [PC]  2012/02/19 08:15:09    [削除]


   ワーキング・プアーが社会問題化してから、若者たちに小林多喜二の「蟹工船」がブームになっています。その中で描かれているのは、現在自分たちの置かれている状況と変わりないという共感です。その小林多喜二が特高の拷問で獄死させれらた2月20日を記念して全国で多喜二祭がおこなわれており、大阪では昨日開催されました。ソプラノ歌手の独演と講演会です。
 第1部は北海道から来られたソプラノ歌手・清水紫さんの独唱。素晴らしい舞台でした。最後に自ら作詞作曲された多喜二の母を描いた歌には涙しました。2009年度の作詞賞を獲得されたとのことです。第2部の講演会は東北大学の教授から「震災復興・健康・多喜二」をテーマとした話で、健康的生き方の学術的考察で、まだまだ生きていくための知的好奇心を呼び覚ましてくれる話でした。


「光る春 深紅のバラが 小樽から」


[534] 散歩道の画布 [PC]  2012/02/20 06:56:23    [削除]


   昨日の俳句で使わせて頂きましたが、2月のこの時期を「光る春」と仲間から教えて頂きました。本当に天気が良ければ光がまぶしいぐらいに輝いているのです。風も光っています。空気が透き通っています。間もなく春が来るという希望を感じさせてくれる季節です。ロクの大好きな2月です。
 3日前に降った雪が溶けだして、キャンバスに絵を描いてくれます。クヌギを伐り取った後の斜面に幾何学模様が浮かび上がります。雪国の方には申し訳ないのですが、雪が降るといてもたっても居れない位にそわそわとします。


「風止んで 背中に光 春きざす」


[535] ナンテンの実 [PC]  2012/02/21 06:50:10    [削除]


   今年は赤い実が何時までも残っています。餌台にミカンを置いてやっても、啄みに来る小鳥もいません。野鳥好きの方に聞いても、異口同音に野鳥の数が少ないと仰られます。あの煩いヒヨドリでさえも時折見かける位で、我が家までは来てくれません。
 渡り鳥さえも日本に来るのは敬遠しているのでしょうか?それとも昨年は木の実を沢山付けたので、里まで降りて来ないのでしょうか?はたまた季節のズレが影響しているのでしょうか?


「初音さえ まだ届き来ぬ 庭先に」


[536] 一休み [PC]  2012/02/22 06:58:50    [削除]


   昨日は自然仲間の案内で舎羅林山へハイキングに行きました。その仲間たちの中に、工作では職人技と云うほどの方がおられます。彼の作品を頂上で見せて頂きました。作品の丁寧さもさることながら、アイデアのすごさに感心します。
 折角持って来て頂いた作品なので頂上で一休みしてもらいました。ちゃんと脚まで組むのですよ。いやはや恐れ入りました。


「頂上で 見渡す限り 春の山」


[537] 福寿草 [PC]  2012/02/23 06:04:19    [削除]


   季語集を見ると福寿草は正月の季語になっています。江戸時代から鉢植えされて正月の飾り花として愛されてきたようです。しかし、野に在るものは早春に咲き出すスプリング・エフェメラル(春の妖精)の先駆けです。花弁をいっぱい広げて、パラボラアンテナのように太陽光を取り入れ、中心部の温度を高めて虫たちを集める戦略のようです。数度高くなるようです。
 午後から写真を撮りに出かけたので、天気は下り坂。太陽が陰り彼女たちも輝いているというほどではありませんでした。時期も少し早すぎたようです。後10日もすれば綺麗に咲き乱れることでしょう。


「福寿草 無垢の花弁 透き通り」


[538] これは何? [PC]  2012/02/24 07:11:30    [削除]


   先日の舎羅林山登山道で見かけた不思議です。木の幹に何かの葉っぱをわらで巻き付けてあり、それが何箇所もあるのです。以前から不思議に思っていました。宗教的なものなのか、はたまた昆虫などの卵を産ませて、それを回収するためなのか?何方かご存知の方は教えて下さい。
 今「日本列島いきもの物語」と云う映画をしています。自然好きには是非見て貰いたい映画です。ヒグマ・キタキツネ・ニホンザル・イノシシ・シカなどを四季を通して観察したもので、日本の北から南までの生き物たちを描いた感動するドキュメンタリー映画です。


「ようように 渓を挟んで 百千鳥」


[539] 自然の造形 [PC]  2012/02/25 06:42:31    [削除]


   目を凝らして歩いていると“あれっ!”に出会うことがあります。これなども幹が何らかの原因で瘤を作り、それが赤子の顔に見えるのです。反対側から観るとゾウに見えると誰かが言います。ロクのアクティブライフはスローライフなのです。スピードに流されると何も見えなくなります。ゆっくりと流れる空気の中で深呼吸しながら歩いていると、自然から思わぬ贈り物があるようです。
 僕たちの活動も、子どもたちに自然の守り手になって欲しいと云う願望が込められています。それと逆行する教育観が今推し進められようとしています。子どもの人格・人権よりも、経済活動優先の人作りです。


「木々たちも 春の陽射しに 目を細め」


[540] 挙げ手の無い凧 [PC]  2012/02/26 06:34:01    [削除]


   月1回の社会貢献活動(毎月最終土曜日)に参加してきましたが、朝から雨で服部緑地公園には犬の散歩をする人が時たま通るだけ。子どもの姿は全くありません。午前中に幼児を連れたお母さんが通りがかったので、「簡単な凧作りをしませんか」と声をかけ参加して頂きました。午後になって何人かの小学生が来てくれたのがせめてもの慰めになりました。
 毎回100人前後の参加で賑わう人気イベントですが、子どもたちのいない教室は手持無沙汰のシニアばかり。見本に吊るしてある凧の数々が寂しげです。挙げ手の無い凧は何故か空虚な雰囲気を醸し出し、充実感も満足感もない1日でした。


「公園に 雨情無常の 春の雨」


[541] 鹿寄せ [PC]  2012/02/27 06:50:06    [削除]


   我がコーラスのピアノ伴奏をして頂いてた先生のピアノコンサートが奈良でありました。せっかく遠くまで出かけるので奈良の「鹿寄せ」なるものを見てみたいと春日大社まで寄り道しました。毎日10時にホルンを吹いて鹿を呼び集めます。既に何頭かの鹿が集まっていますが、ホルンが吹かれるとそれを聞いた鹿たちの群れが押し寄せてきます。大好きなドングリが振舞われるのです。
 日曜日ということで沢山のカメラマンが待機しています。人が多いとシャイな鹿たちが近寄り難いということで平日よりも少ないようです。でも駈け集まってくる鹿たちの走る姿は壮観です。


「春鹿の 角を忘れた 寂しさや」


[542] 良弁杉一座 [PC]  2012/02/28 05:54:54    [削除]


   東大寺二月堂に在る杉にまつわる民話に基づいて付けられた劇団名。奈良に伝わる昔話やわらべ歌などを大きな紙芝居にして、劇団員のミュージカル仕立ての劇とのコンビネーションで観せてくれます。活動場所は奈良町に在り、たまたま通りがかった時、客集めのため街を練り歩いていた子どもたちに出会いました。子ども大好きのロクは後ろから彼らを追っかけました。
 コンサートの時間を気にしながら、木戸銭を払って一座の客に。当日の出し物は鷲にさらわれて行方不明になった我が子を探し歩く母が、立派に成長して高僧になった我が子に出遭う良弁杉話。2つ目の出し物は「鰯の頭も信心から」で、奈良町に今も残る柊鰯の風習を劇化したもの。


「如月に 昔話の わらべたち」


[543] 氷瀑(百間滝) [PC]  2012/02/29 07:01:29    [削除]


   2月14日に予定していた六甲紅葉谷コースが雨のため中止になったので、今回、花曜日のメンバー4人と再チャレンジしてきました。六甲ケーブル下から油こぶしコースを陵雲台まで登り、裏六甲の紅葉谷コースで有馬に降りました。表と裏ではこれほど違うのかと驚かされる寒さですが、今年は雪の量も少なくアイゼンを装着せずに下山出来ました。
 メインの氷瀑も真っ白に凍っている状態ではなく、つららが垂れている程度で、七曲がり滝なども同じだろうと勝手に判断して、後の打ち上げ会場(定例?)に急ぎました。


「春泥に 足取られたり 登山靴」


[544] 春の陽射しを受けて [PC]  2012/03/01 07:45:56    [削除]


   朝から雨のために予定していた観察会の下見が中止になり、参加者の都合などから代替コースにも行けなくなりました。昼前には雨も上がり太陽が顔を出してくれ気温も上昇します。家でじっとして居れないロクは春探しの散歩に出掛けました。福寿草の咲き加減も気になります。一週間経つと咲きだしている株も随分と増えていました。
 真赤なロゼットで過ごしていたスイバが陽射しを受け空に向かって伸び始めました。春の息吹を感じさせてくれます。今年はスイバのジャムでお世話になりました。


「草青む 上着脱ぎ捨て 散髪に」


[545] 能勢電ハイキング [PC]  2012/03/02 06:31:26    [削除]


   二人ともフリーだったのと、翌日から春の雨が続く予報だったので、毎月計画されている能勢電主催のハイキングに行ってきました。今回は中級コースで17キロを歩きます。毎回数百人の参加ですが、何と今回も400人の参加、健脚揃いです。中級コースだから少ないだろうとの思惑は見事に外れました。兎に角皆さん先を争って歩かれますので早いこと早いこと。
 妙見口駅からの山道に向かう街道には、孟宗竹の中の可愛い手作りの雛飾りが我々を迎えてくれます。つい足を止めてシャッターを押します。明日が桃の節句ですから写真はお預け。


「吹く風も 爺婆たちの 弥生かな」


[546] 田んぼの土雛 [PC]  2012/03/03 06:56:31    [削除]


   以前は花折街道(能勢街道)と呼ばれていた吉川という集落がありますが、手作りのお雛さんが道行く人を迎えてくれます。青竹に思い思いのお雛め雛を入れて、街道の所々に飾られてあります。子どもたちのお雛さんの絵なども張り出され、街は桃の節句一色になります。
 一際目を引いたのが田んぼの脇に土で作ったお雛さんです。お地蔵さんの様で何ともいえない可愛いものです。雛飾りは今月いっぱい飾られていますので、時間のある方は是非見に来て下さい。ほっこりしますよ。


「土の雛 ほっこりうらら 田の畔に」


[547] ロールケーキ(桃の節句) [PC]  2012/03/04 06:42:37    [削除]


   月1回の男の料理教室、間もなく2年になります。昨日は餃子・甘ダレ絡め唐揚げ・大根スープ・大根葉のお浸し・イチゴロールケーキでした。毎回担当を決めて料理を分担しますが、餃子の具を包む時などは全員作業になります。女性が3人集まれば姦しいと言いますが、男性が7人も集まると際どい話も飛び出し、笑いが絶えません。
 桃の節句ということでイチゴロールケーキも作りました。これが大した出来栄えで、お店に出しても行けるで!と言うほど好評でした。何回かのお菓子作りでホイップの達人も生まれました。


「ティータイム 雛に見立てた ケーキ添え」


[548] 早春の草花展 [PC]  2012/03/05 07:02:13    [削除]


   先週の金曜日に自然の仲間たちと雨降る中を京都植物園に「春の妖精」を訪ねました。お目当てはフクジュソウ・セツブンソウ・ユキワリイチゲ・バイカオウレン・ミスミソウなどですが、雨が降ると花が開いてくれず、開いていても頭を垂れて写真に収まってくれません。穢れを知らない少女のようです。
 運良く「早春の草花展」が開催されていたので、そちらの方に足を運びました。テントで囲まれたそこだけに春が詰め込まれているようで、花の香にむせ返るほどでした。サクラソウの仲間・菜の花の仲間・チーリップ・ルピナスなどのほか、名前を知らない花がイギリスの庭園に来たような錯覚を与えるほどの展示でした。


「友集い 昼からビール 菜種梅雨」


[549] 三椏(ミツマタ) [PC]  2012/03/06 07:21:33    [削除]


   早春の花木で一番乗りと言っていほど早く咲き出します。まだ花芽が膨らんできた状態ですが、開花すると中が黄色いのでよく目立つようになります。萼片の内側が紅いものもあります。ご存知、コウゾと並んで丈夫な和紙の材料です。虫が付かないので紙幣の材料として使われています。
 和紙の材料以外に花を乾燥したものが生薬としても使われているようです。緑内障など眼病に効くらしいです。眼に良い・財布に良い、どちらもあまりお世話になっていません。


「三椏の 咲きし頃には コート脱ぎ」


[550] 蕗の薹 [PC]  2012/03/07 07:38:52    [削除]


   冬が長かったのでなかなかフキノトウに巡り合いませんでした。気温が一気に上がり、それにつれてフキノトウも待ち望んだように顔を出しはじめてくれました。山菜ではワラビと並んで必ず食べたい春の味です。フキノトウを口にしないと春を実感出来ません。ロクの春は苦味から始まるのです。
 若かった頃からフキノトウが好きで、文集のタイトルにも使っていました。勿論表紙のイラストも蕗の薹です。青春時代の青く苦い思い出が甦ってきました。


「野の香り 苦くも甘い 蕗の薹」


[551] 木瓜(ボケ) [PC]  2012/03/08 07:41:22    [削除]


   大阪城の梅が満開との情報で出掛けました。カメラマンの多いこと多いこと。写真同好会等の団体の撮影会が目立ちます。どうどうと柵の中に入ってカメラアングルを探している人がいます。三脚を立てて我が物顔の兵もいます。脇を通る時にごめんなさいと声をかけなければならない不条理。
 一歩外へ出ると堀端にボケの花が満開です。梅と同じ頃に咲き出し、花期も長いので平安時代から愛され続けている花木です。しかし、今日は誰も見向きもしません。ボケの実に色んな薬効があるようです。秋に実を採取してボケ酒を作ろうかと密かに狙っています。


「地面這う 緋の絨毯や 木瓜の花」


[552] 妙見信徒会館 [PC]  2012/03/09 06:50:09    [削除]


   妻のグループに潜り込ませて頂いて妙見山まで登ってきました。女性ばかりのグループですが、何時も隔たりなく受け入れてもらっています。最後尾を歩き、出しゃばらないを旨としていますので大した邪魔にはなっていないようです。時たまロクにも出番を与えてくれます。「正ちゃんこの木は何?」と。
 妙見山頂上脇には日蓮宗の立派なお寺があります。そこの信徒会館が遠くの山からでも望めますので、山座同定する時に役立っています。因みに能勢氏の領地内は殆どのお寺を日蓮宗に改宗せたと聞いています。


「渓筋に 狐の剃刀 若葉出し」


[553] キティーちゃん [PC]  2012/03/10 05:44:06    [削除]


   こんなところにまでキティーちゃんが登場します。ある宗教団体の敷地内です。犬派のロクもこのキャラクターだけは可愛く感じます。猫派の人ならたまらなく可愛いと感じることでしょう。犬は人間になついてペットとして圧倒的な人気者です。反対に従順過ぎて「○○の犬」などと蔑まれる喩にも使われています。その点、猫は甘えを心得ています。凛とした気位を感じさせる所が猫派にはたまらないのでしょう。
 犬を散歩に連れている人によく出会いますが、最近は犬が主人だという光景に出くわすことが増えています。犬に引っ張られて人間が散歩に連れて貰っているようで、観ていておかしくなります。


「空白み 目覚まし代わり 猫の恋」 


[554] 須磨アルプス [PC]  2012/03/11 06:54:26    [削除]


   懐かしの六甲縦走コースを地元の山グループと歩いて来ました。全山縦走したのは50歳台の頃です。須磨浦公園から宝塚までの56キロを殆ど休憩もなしに歩いたことが思い出されます。もちろん今回はさわりの部分だけです。
 途中の須磨アルプスは風化がひどく痩せ尾根になっています。風が強かったので慎重に歩きます。バランス感覚が低下しているのを嫌というほど感じます。バランスを崩したらと思うと怖いのです。高齢者登山の滑落など他人事ではなくなってきました。


「眼下には 小舟行きかう 春の海」


[555] アルパカ [PC]  2012/03/12 06:56:28    [削除]


   大阪府民牧場最後の営業日で、無料開放されているとのことで行ってきました。もともと牛の種畜牧場としての施設を解放して、府民牧場として多くの府民や子どもたちに親しまれてきました。儲からないということで3月一杯で閉鎖されることになりました。橋下流の経済効率優先の論理です。次代を担う子どもたちの笑顔を彼は求めていません。
 アルパカという動物がいました。南米原産で3000m以上の高地で生息していたらしいです。ラクダ科で主として毛を採るために家畜として育てられてきました。荷役にも使われていたようです。アメリカではペットとしても人気があるようです。


「牧場に 三寒四温 陽の陰り」


[556] 名残り雪 [PC]  2012/03/13 06:53:19    [削除]


   春に降る雪、春雪・淡雪・牡丹雪・名残り雪などが季寄せなどで知ることが出来ます。毎年お水取りの頃に寒の戻りがあります。コーラス練習日というのに朝から名残り雪と云うには激しすぎる横殴りの雪です。見る間に積ってゆき一面の銀世界です。車を使おうかと思っていると、妻が「今日は私が車を使う!」
 でも春の雪は直ぐに解けてくれるのです。出掛ける頃には道の雪は跡形もなくなリ、雨上がりの状態です。ルンルン気分で♪名残り雪も~♪と口ずさみながら練習会場に向かいました。


「淡雪も 積るに積れぬ 細葉かな」


[557] キツネノカミソリ [PC]  2012/03/14 06:57:29    [削除]


   3月8日のハイキングでキツネノカミソリの若葉が谷筋に群生していたので俳句で紹介しましたが、昨日も他の谷筋で見つけました。北摂地域の山では結構見掛けます。ヒガンバナ科で全草毒草です。彼岸花は秋に田んぼの畦などを彩り、花が終わってから葉を茂らせます。他の植物たちが冬越しの準備を始める頃に、青々とした水仙に似た葉を出し目立ちます。一方キツネノカミソリは他の植物より早く、早春に葉を出し太陽を独り占めします。花は夏に咲き出します。どちらも他の植物が休眠中に「太陽独り占め」戦略を持っているようです。
 何年か前に彼岸花の球根をノビルと間違えて、酢味噌和えにしたり、天ぷらにして誤食したことがあります。球根だけを見ていると間違えるほど似ています。くれぐれもご用心を!


「水取りを 聞いて芽を出す 野の草も」


[558] 夾竹桃の種 [PC]  2012/03/15 07:06:58    [削除]


   万博記念公園の観梅と観察会を計画して入口まで行きましたが、シャッターが閉まっていました。開口一番「しまった!」水曜日が定休日ということを知らずに案内してしまいました。仕方なしにガンバのグランドや野球場のあるエリアでの観察会に変更して、樹木を見て回りました。樹種の表示がないので自分で同定しなければなりません。見慣れた木もじっくり観察出来ました。キョウチクトウの実が出来ていると教えられたので、手元に幹を引き寄せて写真に収めました。なるほど同じ仲間のテイカカズラの実によく似ています。種子は風に乗って飛んで行きますが実生のキョウチクトウに出くわしたことがありません。
 この木は緑化植物として道路や公園などに植栽されていますが、猛毒があるので家の庭には向きません。強心などの薬効もあるようです。


「思案して なにも返せぬ ホワイトデー」


[559] 馬酔木(アセビ) [PC]  2012/03/16 06:50:24    [削除]


   アセビが満開です。壷型の花を沢山垂らしているので目立ちます。馬酔木と漢字表記されていますが、野生の馬はいないので、馬が酔っているのに出くわすことはありません。奈良に行くと馬酔木には鹿も寄り付かないので、青々と茂っています。馬を鹿に置き換えた方がいいように思うのですが。
 アセビに似た木にネジキがあります。こちらは落葉ですが花と樹皮はそっくりです。やはり若い枝には毒があるらしいです。どちらもツツジ科です。ドウダンツツジもよく似た花だったな。綺麗で可憐な花にはご用心を!


「揺れるなよ 人も酔わせる 馬酔木かな」


[560] 譲葉(ユズリハ) [PC]  2012/03/17 07:21:39    [削除]


   正月の注連縄飾りに欠かせない縁起物の木です。5月頃に新芽が伸び出し、葉の脇から花を咲かせます。その時期のユズリハは見応えがあり一番ですが、冬芽の今は春に向かう息吹を感じさせてくれます。上の冬芽(頂芽)が葉になる部分で下の方の芽が花芽です。以前はトウダイグサ科に分類されていましたが、最近はユズリハ科に区分されなおしました。
 最近アップしている植物は、毒を含むものばかりです。ご多聞にもれずこのユズリハにも毒があるのです。毒成分を持っているものは、裏返すと薬になるものが多いようです。


「卒園の 悲喜交々に 黒スーツ」


[561] 立金花  (リュウキンカ) [PC]  2012/03/18 05:50:07    [削除]


   朝からの雨で閉じ込められ幽閉状態で悶々と過ごしていました。午後になって雨も少なくなったので、これ幸いと春探しに出かけました。日頃歩かないコースで、雨に煙る藁ぶきの写真を撮るために出かけたのです。土手にはリュウキンカが咲いています。キンポウゲ科特有の照りがある花びら(萼片)が雨に濡れて光っています。我が家のリュウキンカも大きな葉が茂って、他の草花の邪魔をしています。
 若芽や若葉は山菜として食べられると聞いたことがありますが、全草が毒成分を含んでいるので、食べないようにとの注意をネットで確認しました。キンポウゲ科は何となく危険な雰囲気がしますね。


「雨垂れを 弾いてきらり 立金花」


[562] 日本の原風景 [PC]  2012/03/19 07:27:48    [削除]


   能勢には藁ぶきの家が何軒か残っています。鶯の囀りも聞こえます。そんな能勢が大好きなのです。ところが、日本でも数少ない里山としての機能を持っているこの地をダメにしてしまう馬鹿な構想が進んでいます。今能勢には2つの中学校と6つの小学校がありますが、それらを廃校にして、間もなく無くなる府民牧場跡に中学校と小学校を建てるというのです。能勢は本当に広いのです。山越え谷越えてバスで送迎するという構想です。地域に学校がなくなれば加速度的に人が減少して行きます。新たにそんな不便な所に移ってくる人もなくなります。限界集落が目に見えています。
 売りはいくらでもあります。日本一の里山で売り出せばいいのです。みんなが住んでみたいという魅力を掘りだす工夫もしないで、目先の経済効率だけで集落を破壊してしまおうとする輩には本当に腹が立ちます。もう少し若ければ……と自分の力無さに嘆いています。


「春よ来い 春よ来いとの 祈りかな」


[563] 暦は春だね! [PC]  2012/03/20 07:02:38    [削除]


   暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今日の外気温はマイナス3度で室内でも0度です。世界的に気象異常が報告されていますが温暖化のせいでしょうか?エル・ニーニョやラ・ニーニャのせいかもしれません。海水温の異常からと言いますが詳しいメカニズムは知りません。
 でも春なのです。もてもてロクさんの満足そうな顔でもアップしましょうか。ご存知マリリン・モンローです。何で僕がマリリンと一緒に写真を撮っているだって…まあいいじゃないですか。


「春分は プラス思考を 友に連れ」


[564] 親はどちら?異母兄弟? [PC]  2012/03/21 06:51:27    [削除]


   大木に何種類かの木が同居しているのを見たことがあります。最高で7種類の木が同居状態のものを見ました。それは鳥が種を運んできたり、風に乗って飛んできた種がちょっとした窪みに着装したものです。親は大木ですが他の木はみんな辛うじて育っているという状態です。
 奈良の鹿寄せを観に行った時の写真です。ムクロジの中から竹が何本も出ているのです。ムクロジの大木は真ん中が空洞になっているのでしょう。地面から竹が伸びて来なければ生きていけません。どちらも見事に育っています。


「大木に 抱かれ迎える 竹の秋」


[565] るり渓散策 [PC]  2012/03/22 06:19:01    [削除]


   地域の現役引退組と一緒にるり渓に行ってきました。そろそろ木々たちも芽吹いているかなとの期待は外れましたが、陽の射す渓谷は清々しい気分を与えてくれます。奥入瀬とまではいきませんが下流からの眺めは捨てがたいものです。昔、文人墨客が遊んだのか、渓谷の岩などに難しい名前が付けられています。
 上流にダム湖があるので、水温が低くなっているのか川底は黒くなり、せっかくの景観を損ねています。ダムの下流部は何処でも川底が黒くなっていきます。箕面でもダムからの流れと、山からの流れが合流する所で違いがはっきり判ります。


「水温み 鮠の動きに 草光る」


[566] イヌガシ [PC]  2012/03/23 06:51:18    [削除]


   奈良の春日山にはイヌガシが密生しているようですが、花の時期ではなかったので見過ごしていました。昨日は奈良県側から暗峠を越えて平岡まで降りてきました。平岡梅林の近くに変わった花を付けている木があるので写真に収めて帰りました。シロダモやヤブニッケイの葉を細くした感じでクスノキ科に見られる三行脈が目立つ葉脈です。
 ご一緒した仲間から図鑑で調べた、と連絡がありイヌガシだと教えて頂きました。雌雄異株だということですが雄花か雌花だったのか確認できませんでした。イヌガシなどと役に立たない木のようですが、庭木にしたり、建築材・器具材・薪炭用にも使われるらしいです。


「高台に 立ちて眺める 春霞」 


[567] 接骨木  (ニワトコ) [PC]  2012/03/24 07:39:11    [削除]


   山に入るとやっと山菜が芽吹きだしています。ブロッコリーに似た花の蕾を付けるので、一度覚えると忘れられないインパクトのある植物です。漢字表記では接骨木と書きます。実際に練ったものを患部に塗って、骨折や打撲の治療に使われていました。植物図鑑ではカタカナ表記されていますが、漢字表記にすると、その植物の顔が見えてきたりします。
 山菜として天ぷらにして頂きます。実になると毒を含むので気を付けなければなりません。ブロッコリー状態の時に若葉と花を一緒に採取します。熟れた実を果実酒にしてもいいらしいです。


「接骨木の 童に似たる 花穂かな」


[568] 梅一輪 [PC]  2012/03/25 07:39:44    [削除]


   一般的に梅と桜は同じ目線で対比して語られています。植物学的には梅と桜は同じバラ科のサクラ属の仲間なのです。ウメはちゃんと図鑑に載っていますが、単にサクラとしては図鑑に載っていません。話がややこしくなりましたね。ソメイヨシノなどの桜も梅と同じサクラ属に属しているのです。正式にはサクラ属の中の○○ザクラとして掲載されています。
 梅の園芸品種は沢山あります。野梅系・紅梅系・豊後系・杏系に分けられています。梅酒用は野梅系「白加賀」、実梅は豊後系「豊後」が広く利用されているようです。写真は豊後系「豊後」です。桜は全体、梅は一輪が好いですね。


「松竹梅 オーダー何時も 梅ばかり」(川柳)


[569] 苗代グミ [PC]  2012/03/26 07:01:17    [削除]


   ハイキングに出かけると自生のグミがよく目立ちます。だいたい春に花を咲かせて秋に実がなるのが普通ですが、ナワシログミは秋に花を咲かせて、春の苗代を作る頃に実が熟れるので苗代の名前が付いています。未熟な実は花の色がそのままという感じです。後1カ月もすると赤く熟してきます。
 野生の木の実なら何でも口に入れてみたくなるロクです。熟れると甘くなるのですが、若い実は渋さが口に残ります。ロクの渋さはそこから来ているのかもしれません。


「山道に 出番控えし 春のグミ」


[570] 鵯(ヒヨドリ) [PC]  2012/03/27 06:05:49    [削除]


   例年なら柿や枇杷の木にメジロやヒヨドリがよく来てくれましたが、この冬はとんと姿を見せてくれませんでした。玄関脇のナンテンの実も残ったままです。この冬は野鳥が少ないと野鳥愛好家から異口同音にささやかれています。山を歩いても赤い実がたくさん残っています。地震とか放射能のせいかなと善くないことも思い浮かべますが、実成りの年で人里に下りて来なくってもよかったのかもしれません。
 何とか我が家にも顔を見せてほしいと餌台に柑橘類を置いて待ちます。留守がちの我が家、外出している間に度々訪問してくれているようです。たまたま餌台でヒヨドリがミカンを啄んでいるので、急いで写しました。手持ちの望遠で撮ったのでぼけた写真になりました。


「ヒヨドリの 首傾げたり 春の朝」


[571] 平群(へぐり)桃源郷 [PC]  2012/03/28 06:56:02    [削除]


   自然愛好家の仲間たちと平群の桃源郷に行ってきました。そこの里山で活動している仲間の案内です。今年は花の時期が遅れているので、雰囲気的には桃源郷とまでは思えない感じです。桃の花が満開になったらさぞかし綺麗だろうなと想像の世界で楽しんできました。よく目についたのはアオモジの花です。他にはサンシュユ・トサミズキ・キブシ・早咲きのサクラなどです。
 平群の農家の方たちは切り花を出荷されているようです。軽トラがヒノキなどの葉を積んで走っているのに出会います。桃の木も一月前に大量に出荷されたのでしょう。台場クヌギのように切り取られた株だけがたくさん残っていました。


「ひこばえや 桃源郷の 谷筋に」 


[572] 一筆書きの旅 [PC]  2012/03/29 06:58:44    [削除]


   前回は雪景色訪ねて120円「一筆書きの旅」で湖北までに行きましたが、「行ってみたい!」と妻の仲間たちから頼まれましたので、再度のJR泣かせの120円の旅に行きました。女性だけだと話に付いて行けないので、仲間に声をかけて途中から合流しました。前回はなかったことなのですが、車掌が近江塩津手前で「大阪近郊巡りの方は次の近江塩津で乗り換えて下さい」との親切なアナウンス、120円一筆書きの旅が認知されているのです。
 車窓の風景を肴に、友持参の焼酎を戴きご機嫌気分。途中の乗り換え駅で弁当とビールも買い足し、楽しい時間を過ごすことが出来ました。JRさんお世話になりました。


「名残り雪 高嶺に白く 車窓まで」


[573] 天体ショー [PC]  2012/03/30 05:59:48    [削除]


   今月の26日は珍しい天体ショーが観れるということで期待して準備していました。マイナス4等星の金星と月齢4齢の三日月とマイナス2等星の木星が一直線に並ぶのを観察出来ることになっていました。近畿地方はあいにくの曇り空、辛うじて金星と月だけが雲の切れ目から一瞬だけ姿を見せてくれました。意地悪な天気を恨みました。翌日のラジオではリスナーから天体ショーを観たよという羨ましい便りが届いていました。
 翌27日と28日は晴れ渡っていたので三日月・金星・木星を確認出来ましたが。場所が入れ替わり「逆くの字」で輝いていました。何時もは犬星シリウスが我が物顔で光り輝いていますが、今の時期、金星・木星の輝きには及びません。オリオン座も色あせていました。


「煌めきて 冬の星座も 色あせし」


[574] ハクモクレン [PC]  2012/03/31 07:05:06    [削除]


   モクレン科の花が咲きだすと春が来たなと実感出来ます。名前の雰囲気から中国原産だろうなと云うことは想像が付きます。仲間のシデコブシだけは日本の固有種とのことです。山に入るとタムシバが咲きだすのも間もなくです。自生しているコブシは関東以東で関西はタムシバです。ただ公園などに植栽されているので一概には言えません。タムシバの花弁が落ち出すと口に入れてみます。何ともいえない上品な香りが口中にひろがります。
 モクレンなどは開花の時期には一斉に花が北を向きます。お尻が南を向き、太陽の光をいっぱい浴びて日向ぼっこをしています。方向指示植物だとも言われています。


「白木蓮で 一筆書きの 飛行雲」


[575] 樒(シキミ) [PC]  2012/04/01 06:58:50    [削除]


   花を観ていると何処が毒なんだろうというぐらい清楚な雰囲気の花です。葉・樹皮・果実に毒があり特に果実は猛毒らしいです。綺麗な花には毒がある。実感!樒の名前の由来は皆さんよくご存知です。「悪しき実」から転じてシキミと呼ばれるようになったようです。お墓に樒をお供えするのは、昔、土葬の頃オオカミなどに掘り返されないように樒を植えたり、枝を周りに刺して防いでいた名残りとのことです。
 葉を千切って香を嗅ぐと良い匂いがします。香りが好いので葉や樹皮を粉にしたものを線香や抹香の材料として使われています。


「万愚節 今日だけ妻に 愛してる」(川柳)


[576] アオキ雄花 [PC]  2012/04/02 07:01:08    [削除]


   今でも山の谷筋には沢山のアオキの赤い実が残っています。アオキは日本特産で学名もアウクバ・ヤポニカと命名され、それでアオキという日本名になっています。昔から薬用や庭木として好まれてきました。陰樹ですから日陰を好みます。葉っぱを火で焙って黒くなったものを患部に貼り付けます。胃腸薬「陀羅尼助」の光沢のある黒さを出すためにアオキが使われているとのことです。
 アオキは雌雄異株で、雄花の花穂は雌花より大きくこれから目立つようになります。散歩途中でやっと開きだした雄花を見つけました。ルーペで覗くと可愛い花です。4個の雄しべだけが目立ち真ん中の雌しべは退化しています。


「花冷えや 妻と競って 先を行き」


[577] 開花宣言 [PC]  2012/04/03 06:50:09    [削除]


   大阪城西の丸庭園の標準木ソメイヨシノが花を開き、大阪での開花宣言がありました。写真の花も多分開きかけているはずです。樹全体が赤みを帯びて来ます。我が能勢はそれより遅れること2週間ぐらいで満開になるのでしょうか?花見を計画していますが、今年は満開の時期が読めません。
 ロクの場合、色んなところに顔を出していますので、どのグループの時に最高のサクラに巡り合うことが出来るのか今から楽しみです。出来ることなら主催している花見の時に巡り合いたいものです。


「うずうずと デビューを待ちし 桜かな」


[578] 老木 [PC]  2012/04/04 06:58:11    [削除]


   昨日は一歩も外へ出れない春の嵐が襲いました。その風で小さな物置が吹き倒されたので、今日はその補修にかからなければ……。前線通過の時は真っ暗になり日中でも照明がいるほどでした。予定していた観察会に行けなかったことが沈んだ気持ちに拍車をかけました。幾星霜嵐に耐えてきた証がこの老木です。
 既に人生円熟期に入っているはずですが、人間という動物は古今東西を問わず、何時までも若くありたいとの願望を持っています。この老木(楠)の様な泰然とした姿にはなかなかなれません。


「一瞬に 闇夜連れ来て 春疾風」 


[579] 水温む土手道 [PC]  2012/04/05 07:00:28    [削除]


   春嵐で1日中幽閉されていたので、鈍ってしまった体をほぐしに何時もの散歩道を歩きました。土手道で前から軽トラが走ってきます。仕方なしに脇に寄り、道を譲りました。それからが妻との会話です。ロク「土手道って私道かな?」妻「農家の車が通るから農道と違うの?」ロク「基本的には公道だよ!」妻「判った!ケンドウよ!」ロク「何言っているんだ、ここは大阪府だよ、府道なら判るけど、県道のはずがないよ!」妻「犬の散歩道になっているから犬道だと言ってるの」一本取られました。
 我が家ではあまり夫らしいことはしていませんが、笑いは絶えません。吉本新喜劇か歌丸の笑点に劣らぬおやじギャグに満ちています。何時も焦点が合っていませんが……。


「嵐去り 水面飛び交う 初燕」


[580] 農家の軒先 [PC]  2012/04/06 07:31:22    [削除]


   散歩していて珍しいものに出くわすと、つい興味を持ち写真に収めてしまいます。特に古くから掲げてある看板などに郷愁を覚えます。ボンカレー・金鳥蚊取線香・仁丹・正露丸・東丸醤油などなど。農家の軒先に郵便〒がぶら下がっていました。民営化される前からのものかどうか判りません。
 近所の奥さんの声が聞こえてきそうです。「はがき1枚ちょうだい」……。一昔前には隣近所で物の貸し借りが日常的に行われていました。「醤油がなくなったから少し貸して」あの当時のスローな生活が懐かしい……。懐古趣味に浸っているロクでした。


「山里に 春が昭和を 連れにけり」


[581] ノシラン [PC]  2012/04/07 07:47:00    [削除]


   今月から新しい仲間を迎えて新年度が始まりました。服部緑地を拠点に活動していますので、隣接する緑化植物園にお邪魔しました。仲間の中に植物園ボランティアで活躍しておられる方が何かと便宜を図ってくれます。椿山がこの植物園の売りですが、季節ごとの植物も楽しめます。
 ジャノヒゲを大きくして、さらに磨きをかけたような美しい瑠璃色の実が目にとまりました。案内してくれた仲間によるとノシランと云う植物だそうです。たまに植物園に行くのも新しい発見があるので良いものです。


「ノシランの 瑠璃の珠あり 霰落つ」


[582] めっちゃせこいや! [PC]  2012/04/08 06:59:09    [削除]


   今朝は余りに寒いので外気温を見に行きました。マイナス3度です。まるで真冬です。思わず「めっちゃ寒いやん」と叫んでしまいました。外に眼をやると霜で真っ白です。昨日も雪が舞っていました。木々の芽吹きも遅れているようです。今年は何時になったら布団の中でまどろんでおれるようになるのでしょうか?四季がなくなり冬と夏だけに変わっていくような危惧を持っています。
 小学校の校庭観察の時、メタセコイヤの前で子どもたちに「めっちゃせこいや!と覚えたら忘れないよ」と言って来ましたが、それで良かったのか今になって反省しています。


「空は蒼 田んぼは白く 冴え返る」


[583] セリのひげ根 [PC]  2012/04/09 07:17:19    [削除]


   土曜日は月一回の「男の料理教室」です。最近は皆さん慣れてきたので包丁捌きも立派なものです。何人かの生徒さんは家で実際に作ってあげているらしいです。ものぐさロクは一度も作ったことがありません。というのも日常から色んな料理を手伝ったりしているからです。この時期になると野草などがロクに食べて欲しげに萌え出してきます。フキノトウやセリなど春を代表する食べたい野草です。
 知り合いの田んぼの水路にセリが沢山出来ています。ひげ根の付いたまま採取して、根っこの部分だけを数センチ切り取り天ぷらにします。美味しさはうけあいます。毒ゼリと間違うことを避けるためにも、セリのひげ根を使うのは賢明な食べ方です。因みに毒ゼリは根っこが筍のような節があります。


「根白草 流れに沿って 泥を剥ぐ」


[584] 石屋川公園 [PC]  2012/04/10 07:01:29    [削除]


   今年初めての花見を娘の案内で石屋川公園に行きました。たまたま白鶴酒造のイベントがあったのと、人込みを避けたい思惑から神戸方面まで繰り出しました。日曜日というのに人出も少なく落ち着いた雰囲気でサクラを愛でることが出来ました。まだ3分咲きというところでしょうか。隠れたスポットです。我々が満開と感じるのは5分咲きぐらいの時でしょう。本当の満開は花弁が散り始めている時だそうです。ロクはこれから何回も花見を口実に飲み回ることでしょう。
 当日のメインはやはり利き酒です。色んな種類のお酒を試飲させて頂きました。市販されていない原酒・凍らした酒・山田錦と白鶴錦の飲み比べなど日本酒党には堪えられないでしょうね。毎週何処かで開催してくれないだろうか。ビール党ロクのつぶやきです。


「陽のあたる ベンチを借りて 花見酒」


[585] 淀川シジミ [PC]  2012/04/11 07:50:59    [削除]


   最近淀川のシジミが鼈甲シジミというブランドとして人気があります。約10年ぐらい前から河川の浄化に、行政や色んなボランティア団体が係わって来た結果の産物です。干潟を守るための実験やヘドロを分解する工夫などの取り組みが功を奏してシジミが生息できる環境が生まれてきました。一度環境を破壊すると元に戻すのにどれだけの時間と余分な費用・労力が必要か。未来の子どもたちに豊かな環境を残してやるのが我々の責務です。
 淀川の流域観察を続けていますが、ただ単に観察して回るだけでは物足りません。実際に環境がどれだけ良くなっているのか試してみたくなります。今が干満の差が大きいとの仲間の情報でシジミ獲りにチャレンジしました。


「蜆獲り 足取られつつ 四つん這い」


[586] 番い鳩 [PC]  2012/04/12 06:57:55    [削除]


   鳩の番いを追っかけました。追っかけたというのはデジカメで良いショットを撮りたかったからです。公園の鳩は人間になついているので近寄っても逃げません。鳥たちにとって春は恋の季節なのです。小鳥たちが囀ずったり、ディスプレーで自分を誇示したりします。少し大きな鳥たちは求愛ダンスをして雌の気を引きます。鳩の雄は空気を体いっぱいにため込んで自分を大きく見せます。
 このカップルは彼女に受け入れられた後だと思います。移動する時も一緒です。どことなく落ち着いています。松と云えば鶴を連想しますが、松に鳩も絵になります。


「咲き染めし 花を散らすな 鳥の恋」 


[587] 桜の絨毯 [PC]  2012/04/13 07:40:02    [削除]


   2日前に自然仲間の情報で柴島水道局の通り抜けに行き、あまりに見事な桜だったので能勢のおばちゃまを連れて行ってあげました。間に1日雨が降り、花弁で小道は埋め尽くされていました。能勢ではまだ2~3分咲きぐらいですが、都会では昨日は最後の花見日和になったようです。
 毎年、家の窓から牧場のサクラを楽しんでいますが、来年はどうなることやら?種畜牧場が「赤字」だということでつぶされてしまいます。跡地に学校の建設が予定されています。今ある2校の中学と6校の小学校を廃校にしてしまうとんでもない構想です。


「空翔ける 幼児のごと 花吹雪」


[588] モクレン [PC]  2012/04/14 06:42:28    [削除]


   2週間ほど前にハクモクレンをアップしました。桜の時期に合わせたように木蓮が満開です。白も紫も随分と昔から日本に入ってきたようです。平安時代の僧侶の染め物に使われていたとのことです。蕾が生薬で畜膿症や頭痛薬としての薬効があるらしいです。
 ハクモクレンをモクレンだとずっと思っていました。実際には紫の方がモクレンだということを最近になって知りました。白木蓮にたいして紫木蓮と呼ばれることもあります。


「公園の ベンチに在りて 紫木蓮」


[589] コバノミツバツツジ [PC]  2012/04/15 06:09:34    [削除]


   山友会から花見を兼ねた山歩きで、夙川から甲山を越え西宮北口に至るコースを、地元在住の友達が案内してくれました。桜の絨毯を踏みしめながら山に登っていくと、今が盛りというソメイヨシノが我々を迎えてくれます。北山ダムでは満開の桜の下で弁当を広げました。西宮市には桜が沢山植わっています。3万歩以上の長い歩きでしたが桜を堪能出来ました。
 山にはコバノミツバツツジが桜と競い合って我々の目を奪います。昨年はタムシバが目につきましたが、今年はあまり見かけません。しかし、木瓜の花・レンギョウ・ハクモクレンなど色んな花のオンパレードを楽しんできました。


「山道で 止まれ休めの 躑躅かな」


[590] 桜に鵯 [PC]  2012/04/16 21:17:51    [削除]


   昨日から妻が同窓会で田舎に帰っているので、余分に主夫業が入り忙しいこと忙しいこと。どれだけ妻におんぶに抱っこしているか、ということをいやというほど思い知らされます。写真俳句も朝起きて、直ぐにパソコンの前に座ることが出来ないのです。主夫業が頭をよぎるからです。先ず朝飯を作らなければなりません。弁当はいいか、洗濯は明日でもいいや!など手抜きを考えます。アップの時間がなくなります。俳句どころではありません。「美恵ちゃ~ん早く帰ってきて!」
 12日に松に鳩をアップしました。今回は桜に鵯です。古来から鶴や鶯などなどが人々に愛されてきたので、梅に鶯、松に鶴などと言われてきましたが、桜などは雀や鵯も蜜を求めてやってくるのです。


「春の宵 洗濯物から 下着抜き」


[591] クロモジ [PC]  2012/04/17 06:44:40    [削除]


   クロモジは皆さんご存知のように香が好いので高級和菓子用の爪楊枝材料として使われています。山菜料理に時には枝を熱湯に入れ即席ハーブ茶として皆さんに供します。また昔の宮中の女官はクロモジの枝を潰して歯磨きに使っていました。調べてみると他に色々と薬効があるようです。葉は香水や石鹸の香り付けに使われていることも知りました。入浴剤としてクロモジを入れると湿疹などに良いようです。
 クロモジの花は山道で目立ちます。ピンと立った葉芽の両脇に花芽が付き、観察会の時などロク独特の冗句で“お珍々みたいでしょ!”と案内します。以外と覚えて頂けます。


「黒文字の 天に突き刺す 萌黄色」


[592] アミガサダケ [PC]  2012/04/18 07:55:47    [削除]


   自然の仲間たちとの定例会で野崎観音と飯盛山に登ってきました。余り高くない山ですが結構な距離があり、日頃歩き慣れていないシニア仲間にはきつかったようです。ご褒美に山上の桜がまだ咲き誇り我々を迎えてくれます。コースには色んな花が咲き始め、春の到来を実感させ、野の花々が疲れを忘れさせてくれます。汗ばむ陽気で反省会のビールの旨かったこと。3次会まで付き合いました。
 途中でアミガサダケを見付けました。春のキノコで優秀な食用キノコです。日本ではあまり食べられていないので、ロクもまだ食べたことがないのです。バターやチーズなどを使った料理やオムレツなどに相性が好いらしいです。沢山採れる所なら一度採取して試食してもいいかな……。


「麗らかに 日傘さしたる 茸たち」 


[593] ムラサキケマン [PC]  2012/04/19 06:40:24    [削除]


   蓮華が咲く頃になると、人里に近い山道には沢山のムラサキケマンが咲きだします。これはケシ科で全草が毒草ですから、間違わないようにしないと大変なことになります。仲間に黄色のキケマンもあります。花が咲いていないと瑞々しい葉は如何にも食べられそうだから誤食しないように!これは自分に言い聞かせているのです。
 この時期、天気が良いと家でじっとして居れない徘徊癖が頭を持ち上げてきます。何か食べられる野草が出ていないか、早春の草花たちに巡り合えないかと気もそぞろです。散歩道にはニリンソウやコゴミなど出てくる頃です。さあ今日も出掛けるぞ!


「人里に 降りて花壇の 桜草」


[594] 芽吹き [PC]  2012/04/20 06:59:21    [削除]


   山に入ると落葉樹が芽吹き始めています。何ともいえない明るい色です。間もなく山笑うの季節になります。そうなると山菜があちらこちらで採ってほしそうにウインクをします。ニワトコは終わりましたが、リョウブが可愛く芽吹いています。タカノツメやコシアブラも間もなく芽吹きだすことでしょう。
 山菜は根強いブームで、取って置きの場所に行っても既に摘み取られていたりします。タラの芽などは根こそぎ摘まれるので枯れてしまいます。ナイフで少し残して切ってやると枯れることはありません。


「山桜 散りて舞台の 幕を引き」


[595] カキドオシ [PC]  2012/04/21 07:38:37    [削除]


   カキドオシの花を見付けました。可愛い花です。群生していますので摘んで帰って天ぷらや、カキドウシ茶にしていただきます。今は摘み取るのも憚られるぐらい可愛いのですが、直ぐに成長した蔓が地面を這い、垣根を越えて侵入してきます。そこから垣通しの名前が付きました。香が好いので茶剤としても好まれます。
 今まで薬草としての知識は持っていませんでした。色んな薬効があるらしいですが、特に糖尿病に効くとのことです。日本生薬学会で発表され期待が高まっています。副作用がないというので安心出来ます。


「今だけは 穢れを知らぬ 垣通し」


[596] 雨のカタクリ [PC]  2012/04/22 06:40:21    [削除]


   地元山の会OPでカタクリを観に行く予定だったが、週刊予報で雨予報が出ていたので延期されました。朝起きると薄日が差しているではありませんか。早々の延期連絡を恨みました。急遽妻に声をかけてカタクリ観察に出かけました。殆ど山の上まで車で行ける穴場です。未明に降ったのかカタクリは雨に濡れて垂れ下がっています。高齢者の仲間入りをした自分の姿がそこにありました。昔はカタクリの澱粉を利用していたのですね。
 スプリング・エフェメラルの花々たちは陽が射さないと開いてくれないのです。チョウたちが飛んで来てくれないので、余分なエネルギーを使いたくないという戦略です。


「片栗の 雨に打たれて なお愛し」


[597] ファミリー コンサート [PC]  2012/04/23 07:28:21    [削除]


   混声合唱団「コール・クレッシェンドのせ」の5周年記念コンサートを、浄瑠璃センターで開催することが出来ました。悪天候との予報の中で沢山の仲間の皆さんに来て頂きました。用意した椅子が足りずに追加したほどの盛況振りでした。予算の関係で大ホールを借りることが出来ませんでしたが、その分手作りのファミリーコンサートらしく演出しました。アンコール曲「赤とんぼ」と手作りブローチが皆さんの胸に余韻として残ったはずです。
 今は終わってホッとしています。約半年をかけて準備してきました。通常は月2回の練習ですが、コンサートに向け4回の練習日を設定して備えました。心を込めて歌い切ったと自己満足しています。


「里山に 響け轟け 早春賦」


[598] ミヤマシキミ [PC]  2012/04/24 06:27:17    [削除]


   ミヤマシキミという名前ですがシキミとはまったく別種です。こちらはミカン科の植物です。樒と同じように毒があるということで付けられた名前かもしれません。毒のある植物の常ですが薬効もあるようで、昔は民間薬として頭痛や目まいとして使われていたり、煎じて虫下しにも使っていたようです。
 今は花の時期ですが開花すると香りがとっても爽やかです。ちょうど実が残っていたので蕾と同時に写真に収めることが出来ました。似た木にジンチョウゲ科のコショウノキがあります。よく間違います。


「深山にも 薄日の如き 樒かな」


[599] カタクリ双子? [PC]  2012/04/25 06:17:26    [削除]


   久し振りの花曜日ハイキング。メンバーの花たちが参加出来ない事情が重なり、やむなく少人数で行き先を変更して小塩山にカタクリを観に行きました。土曜日は陽射しがなかったので垂れ下がっていましたが、昨日は最高の条件で咲き誇っていました。ボランティアの保護活動のおかげで鹿避け防護ネットのエリア内は目を見張るほどの群生です。
 カタクリは日数の経過とともに花の色が褪せてきます。約1週間の花の寿命らしいです。土曜日の垂れ下がったカタクリを観た妻から「正ちゃんみたい!」と言われていたので今回は色あせたカタクリの所で「美恵ちゃんみたい!」としっかり返しておきました。


「かたくりの 谷紫に 染められし」


[600] ヤブレガサ [PC]  2012/04/26 07:22:27    [削除]


   殆ど花の散ってしまった桜の下で、毎年恒例の山菜パーティを開催しました。日頃皆さんのお目にかかれないものを提供するのがロクの密かな楽しみです。今回はサルトリイバラの天ぷらとヤブレガサの天ぷらがメニューに加わりました。もちろんタラの芽やコシアブラなどの定番は健在です。和え物や生食など22種類の山菜料理を提供して喜んで頂きました。
 ヤブレガサは展開前が食べ頃ですが少し時期を逸しました。展開前のヤブレガサは番傘を閉じたようで、その様は如何にも深山幽谷の植物の雰囲気が漂います。董の立ったヤブレガサですが香と苦味は山菜そのものでした。


「菜種梅雨 空見しながら 野に山に」

南蛮煙管

 葉緑体を持たないので自活出来ず、ススキなどの根に寄生するナンバンギセルです。サークル「トンボのメガネ」観察会で平城宮にナンバンギセルを訪ねました。寄生する宿生植物はススキ、ミョウガ、サトウキビなどですが、平城宮ではオギの根元で観察出来ます。下見の時にはオギが刈り取られていたので、今年は無理だろうなと半ば諦めていましたが、伸び出したオギの根元にはあちらこちらで咲き出しているのを確認出来ました。
 道の辺の尾花が下の思い草 今更さらに何か思はむ(万葉集)と詠まれているように別名は思い草と云われています。ススキの下でうなだれるように、花を下向きにつける様子が物思いをしているように見えます。何ともおくゆかしい表現です。強壮と喉の腫れと痛みにも効くらしいです。


「古の 都栄華を 思い草」

過去へのご招待5

[401] 783.74m
(悩み無し) [PC]  2011/10/09 06:49:12    [削除]


   地元の山(剣尾山)に行ってきました。大阪府内で一番高い山と云われています。例えば金剛山などは隣の県とまたがっているので、大阪だけの山とは言えません。暑くもなく寒くもなく絶好のハイキング日和になってきました。この機会を逃してなるものかと今日も地元の山を歩きに行きます。犬も歩けばの慣用句通り、何かをゲット出来そうです。
 ところで、剣尾山は標高が783.74mでナヤミナシと読めます。まるで極楽トンボのロクのためにあるような山です。一度いらっしゃって下さい。


「そろそろに 赤くなりたる 山帰来」


[402] 高岳頂上 [PC]  2011/10/10 06:20:37    [削除]


   秋日和を満喫するために昨日も地元の高岳に登ってきました。720mと少し低いのに結構時間がかかりました。1時間も舗装した道を歩き、山道に入るとオフロードのバイクが、ハイキング道をズタズタに削り、歩きにくいコースに変わっていてうんざりです。帰りは違うコースで下山しましたが、降りてから車道を1時間近く歩き、くたくたになって車に辿り着きました。
 山頂は木が茂り眺望ゼロ。仕方ないので高圧線の鉄塔下から秋空を見上げて、空気だけをたっぷり吸って帰りました。マイナーな山なので出逢ったのは二人連れだけ、サルトリイバラだけは沢山あったのが救いです。


「天高く 蒼さに溶ける 送電線」


[403] 大飯原発 [PC]  2011/10/11 07:05:08    [削除]


   能勢9条の会から平和バスツアーで、大飯原発と舞鶴引揚記念館に行ってきました。福島の事故をきっかけに安全安心な電力の供給は緊急課題です。関電大飯発電所側から映像と模型を使っった説明がありましたが、何故か原発安心神話は空々しく聞こえました。
 ヒロシマ・ナガサキ・焼津・フクシマ、被曝はもう沢山です。福島周辺の子どもたちは、これから一生被曝検診を受けなければなりません。未来の子どもたちを危険に晒したくない!


「山里の 祭ばやしに 児らのバチ」


[404] 摩耶山頂 [PC]  2011/10/12 07:09:38    [削除]


   2週間振りの花曜日ハイキングは、王子公園から上野道と云う表参道を登り奥摩耶に行きました。近年ケーブルは営業されていませんが、頂上駅が摩耶山頂だとばかり思っていました。掬星台と云って広場があり、眺望が開けていますので、ハイカーはそこで昼食を摂ったり、休息したりします。
 仲間の方から一度頂上に行ってみたいと云われ、あまり知られていない頂上を探しに行きました。天狗道にちゃんと三角点と頂上の表記がありました。またまた発見です。


「急坂を 野菊のせいに 一休み」


[405] 秋祭り [PC]  2011/10/13 05:53:48    [削除]


   先日の3連休は地元神社の村祭りが各所でありました。街に出ている若者が秋祭りになると帰ってきます。へえ~こんなに若者がいたっけと思うぐらい集まります。知り合いに聞くと普段は全然顔を見せてくれないが、祭りの時には何をさておいても帰って来るとのことでした。誰言うともなしに年一度の同窓会になっているようです。
 小さな神社では神輿の担ぎ手がいないので、トラックに積み込んで村中を走っているのに出くわします。風情はありませんが、過疎化が進んでいると云う悲哀は伝わってきます。


「村祭り 神輿車に ピーひゃらら」


[406] 秋めいて [PC]  2011/10/14 06:44:05    [削除]


   柳生街道は随分と昔に歩いた記憶があり、記憶に残っているのは造り酒屋で頂いた試飲のお酒です。スルメなどのおつまみが置いてあり、湯飲茶碗で好きなだけ飲んで下さい、と云わんばかりの太っ腹なお店が気に入り、お酒を注文したのを思い出します。
 今回は忍辱山(にんにくせん)円成寺から奈良の若草山までのコース12キロを歩いてきました。国宝級のお寺、円成寺の庭には手入れされたウメモドキが実を沢山付け、モミジが色づいてきていました。


「秋最中 金と銀との 匂い満つ」


[407] ツルボ [PC]  2011/10/15 07:39:47    [削除]


   散歩道に沢山群生しています。白花もありルーペで観察すると可愛い花です。ちょうど蜂が吸蜜に来ていたので、いい感じの写真になりました。球根の皮を剥くとつるりとした坊主になるので、ツルボと名付けられたとか。
 ツルボは以前から食用にされていたようです。稲作が始まってからは忘れ去られました。加藤清正が中国から『救荒本草』を持ち帰って、再デビューしたようです。ユリ科なので鱗茎が食べられるとのことですが、ロクはまだ食べていません。


「毬栗を 蹴ってころころ 散歩道」


[408] 里山のスター [PC]  2011/10/16 06:28:11    [削除]


   朝出かける時に道路を悠然と歩いているクワガタに出遭いました。交通事故に遭わないようにそっと木蔭に隠してやりました。まさに里山だから出遭える昆虫です。クヌギなどの薪炭用の二次林がたくさん残っているおかげです。日本をエネルギーでもスローな国にしたいものです。
 息子が少年だった頃には、鼻高々で持って帰って自慢したことでしょう。妻から逃がしてやりと云われなかったら、今でも飼ってやりたいと云う子どもみたいなところが残っているロクです。


「ブランデー 自己満足の 渋皮煮」


[409] 秋の朝 [PC]  2011/10/17 06:51:26    [削除]


   窓から外を眺めていると、刻々と色が変わって行きます。綺麗だなあと陶酔している間に朝焼けが薄くなり、霧が山裾を流れます。暫くすると見慣れた景色になってしまいます。車の流れが活発になり人々の1日が始まります。
 ロクの1日はお茶を飲みながらの写真俳句作りから始まります。まだ完全に覚醒していないので、なんとも間の抜けた文章だったり俳句だったりします。後でこうすればよかったと嘆くことしきりです。


「朝霧や 山裾かすめ 鳥三羽」


[410] ミニ旅行 (武家屋敷) [PC]  2011/10/18 14:40:06    [削除]


   昨日、コーラスの練習が終わってから、車を連ねて奥猪名まで松茸のすき焼きを食べに行きました。兵庫県立の施設なので驚くほど安く宿泊出来ます。昨年の味が忘れ難く今年も団体でお世話になりました。今朝は篠山まで足を伸ばし、城跡と城下町の散策をして帰ってきました。
 松茸が終わるとボタン鍋の季節です。これも割安ですから皆さんにお勧めです。因みにボタン鍋コースは1泊2食6000円です。(ネットで『奥猪名健康の郷』を検索してみて下さい。)


「湯上りの 窓から冷気 牡鹿鳴く」


[411] 美術の秋 [PC]  2011/10/19 06:23:30    [削除]


   篠山の城下町周辺で沢山の方々がスケッチをされていました。人々は秋になると絵筆をとりたくなるのでしょうね。絵を描かなくなって随分と経ちます。絵具は干からびてしまって、油壺も固まってしまっています。写生などされているのを見ると、少し羨ましくなります。
 ボタニカルアートなどが今の活動に向いているはずですが、何時も出歩いて家にいる時間がないのを口実にしています。もの思う秋、少しは心豊かな時間も過ごしたいものです。


「お堀端 今日一日の 秋うらら」


[412] ボラの放精 [PC]  2011/10/20 06:09:58    [削除]


   月1回の自然愛好家サークルから甲子園浜の野鳥観察と浜辺の植物観察、さらに酒蔵巡りと欲張りな観察会に行ってきました。何でも見てやろうと云う好奇心旺盛のロクは、河口の橋の上からボラたちの観察を始めました。数匹の雄ボラが雌ボラを追い放精している場面に出くわしました。光線の加減か薄墨の様な感じで、一斉に雄たちは自分の子孫を残そうと、放精している光景はいじらしくうつりました。
 映像でしか見たことのない命の営みを、自分の目で直に観察出来たことがアクティブライフのロクへのご褒美でした。


「出世魚 今を盛りの 恋のボラ」


[413] シロバナサクラタデ [PC]  2011/10/21 07:27:08    [削除]


   月1回の定点観察会と云うことで里山観察会を楽しみました。秋の野の花が今を盛りと咲き誇り、記録と写真で皆さんの足が進みません。メモ用紙は見る間に植物名で詰まって行きます。地元のお百姓さんも好意的で笑顔で応対して頂けます。お邪魔させて頂いているという謙虚さが里山観察の鉄則です。心したいものです。
 今回の観察会ではセンブリと白花のサクラタデを観ることが出来ました。また、イヌホウズキやセンダングサも近くに別種類があり比較観察が出来ました。教えてもらっても2~3日経つと忘れてしまうロクです。


「川沿いの 十月桜 虫を呼び」


[414] 紅葉電車 [PC]  2011/10/22 06:58:03    [削除]


   地元ローカル線の一部車両が、秋バージョンのデコレーションをしています。夏には風鈴電車と云うことで新聞にも取り上げられました。果たして2匹目のドジョウがいるのやら。でも観光客を呼び寄せるための努力は買いたいものです。いかんいかん、評論家になってしまっています。
 我が豊能地域は日本でも有数の里山が残っています。大阪の酸素を一手に引き受けているぐらい緑豊かです。日本の原風景が色濃く残る地域、何か貢献しなければと思う今日この頃です。


「公園に 桜落葉の 色を撒き」 


[415] 散髪屋での疑問 [PC]  2011/10/23 12:30:24    [削除]


   泊りがけで定年退職者のお祝いの会に行ってきました。参加者のほとんどが既に現役引退と云う事なので、趣向を変えて記念写真は、内緒で後ろからの“どアップ”を撮りました。編集して「私は誰でしょう!」を作ろうと目論んでいます。
 そこで散髪屋に関しての疑問が湧いてきました。殆ど刈る必要がない人も同一料金を払わせられています。もう一つは散髪後、合わせ鏡で後ろを見せて「これでいいでしょうか?」と聞いてくれます。「もう少し長くして!」という選択肢はありません。


「人生に 節目節目の 落葉かな」


[416] 六角堂 [PC]  2011/10/24 07:40:39    [削除]


   西宮の酒蔵巡りの時に六角堂に案内してもらいました。今津小学校の校舎として1882年(明治15年)に建てられたと年表に載っています。木造西洋建築ではかなり古いものでしょう。当時から300人位の生徒がいたようです。こんな環境の中で教育を受けた児童は、さぞかし立派に成人したことでしょう。映画の一場面を観ているような錯覚にとらわれます。
 近代建築での日本の斬新さは世界の注目ですが、諸外国との交流が始まった頃からの蓄積の賜物なのでしょうね。


「走馬灯 青桐の実も 弾けをり」


[417] ミカエリソウ(1万人訪問) [PC]  2011/10/25 06:40:43    [削除]


   写真俳句を初めて1年以上になり、訪問して下さった方が1万人を超えました。度々メールなどで「見ているよ」と励まされたり「遊び過ぎや」と云われたりしながらのアップでした。「旨いね」との感想は頂いていませんが「よく毎日続いているね」とは皆さんの共通した感想です。
 誰が名付けたのかミカエリソウです。時々振り返ります。継続は力です。毎日アップだけが取り柄の「ロクさんのアクティブライフ」これからも宜しくお願い致します。


「おにぎりと カメラ片手に 秋の山」


[418] 山ガール [PC]  2011/10/26 06:58:23    [削除]


   月2回の花曜日ハイキングのリーダーがお休みなので、妻の案内で能勢妙見周辺の三角点巡りの縦走をしました。妙見口駅前に今をときめく“山ガール”の出現です。彼女たちのファッションは色合いこそ違え同じいでたち、動機付けは何であれ若者が山に目覚めるのはいいことです。間もなく“山ボーイ”がワンサカと出てくることでしょう。
 厚かましいロクは彼女たちに写真を頼みました。「前を向きましょうか?」「いえいえ結構です」と後姿だけ撮らして頂いたのです。多分彼女たちは後で「失礼だわ!」などと云っているかも。


「山ガール 風にコゲラの ドラミング」


[419] 山ガール(旧) [PC]  2011/10/27 20:28:48    [削除]


   一番元気な旧の山ガールたちです。新山ガールは一時のブームですが、旧山ガールは40年前からの筋金入りです。当時はサークルなどでよくハイキングに行ったものです。キャンプなどのアウトドアーも活発で、職場や地域から参加され、山の頂上からは美しいハーモニーが聞こえたものです。
 彼女たちは何故かおくゆかしく、写真も後ろ姿だけで満足されています。前から撮ろうとすると「アップにしたらあかんで!」と注文されます。そんな旧山ガールと月2回遊んでいます。


「負けへんで 動機に動悸が 追いつけず」(川柳)


[420] 片シボ竹 [PC]  2011/10/28 07:07:03    [削除]


    シニア自然大学校に入ってから竹に興味を持つようになりました。里山を語るには竹は欠かせない植物です。竹林が竹藪になっているのを観ると、何とかしなければと思います。小さな試みですが竹を使った工作なども色々と提供してきました。そんなロクが世にも珍奇な竹『片シボ竹』の観察に、播州龍野に行ってきました。
 龍野は三木露風を排出し『赤とんぼ』は町のシンボルになっています。薄口醤油の東丸やそうめんの揖保の糸でも有名で、小京都といわれ、町の人たちの優しいまなざしが印象に残る旅でした。


「刻まれし 皺も自慢の 竹の春」


[421] 醤油自動販売機 [PC]  2011/10/29 07:19:32    [削除]


   小京都龍野にはカメラを向けたくなるスポットが点在しています。大手の醤油工場のすぐ近くには、聞いたこともない零細な醤油会社もいくつかありました。旅行者はそんな地元の醤油を買ってみたくなるものです。薄口醤油を使ったソフトクリームや醤油饅頭なども売られています。
 眼を引いたのは醤油ともろみの自動販売機です。以前、卵の自動販売機を見た時にも吃驚ましたが、まさか醤油までやるかという驚きです。まさに日本は自動販売機王国です。


「光り差す 龍野の川に 鮎の落つ」


[422] サフラン [PC]  2011/10/30 06:50:51    [削除]


   地元の農家をされているお宅にお邪魔しましたが、庭のあちこちにサフランが独特な雄しべを垂れ下げ咲いていました。お聞きすると昔お爺さんが栽培して、乾燥したものを出荷されていたとのことです。当時は生薬としての利用だったと推察できます。古代エジプト・ギリシャ時代からヨーロッパで既に使われていたようです。食品の色付けはもっと後になってからでしょうね。日本では大分と長野で栽培されているらしいです。
 女性の血の道の妙薬と云うことですが、ヒステリーや眠られない時などに熱湯を注いで服用すると落ち着くようです。サフラン酒もいいようです。花も綺麗だし生薬としても利用出来るので栽培されたら如何かな。


「もの想う 秋の夜長に サフランを」


[423] 里山祭り [PC]  2011/10/31 07:25:32    [削除]


   日本一と云われている黒川の里山イベントがあり、ご近所の仲間たちと遊びに行ってきました。ダリア園の花は盛りを過ぎていましたが、イモ掘りや餅つきなど沢山の人出で賑わっています。模擬店で買い食いをしたり、子どもたちの工作を覗いたり、クイズに応募して賞品をせしめたり、童心に帰ったひと時でした。別の地区でのフェスタにも誘われていたのでイベントのはしごです。
 若者たちは今話題の鉄鍋を使ってピザを焼いていました。これは使えるので地元で試してみよう!と好奇心旺盛なおばさまたちと夢を膨らまして帰ってきました。


「ピザ焼きの テントに秋雨 煙り起ち」


[424] 秋桜 [PC]  2011/11/01 07:10:24    [削除]


   農家の庭先に揺れているコスモスが一番好きですが、最近は色んな種類の花弁が我々を楽しませてくれます。花弁が筒状の貝咲きコスモスと云うのもありましたが、写真のものは花弁が八重咲き状で、ひだがくっきりしており縁取りの美しい花でした。
 アメリカ原産のコスモス(cosmos)は宇宙と云う意味らしいです。何でかなと思います。秋桜と云う日本的な表現が詩歌にはもってこいですね。


「投げ入れし 小菊は何時も 妻に向き」


[425] 不法投棄中 [PC]  2011/11/02 06:49:47    [削除]


   ハイキング道に不法投棄監視中の立て看板がありました。その看板の後ろに捨てられていた机があり、不法投棄が先か、戒めの看板が先かが話題になりました。妻の口癖は「山にごみを捨てる奴は死刑だ!」過激ですがそれほど許せない行為です。一人ひとりのマナーが問われています。
 ごみで許せないのが煙草の吸殻です。車道に車から纏めて捨てて行く不届き者がいます。一流の車に乗っているつもりですが、そんなドライバーは三流です。


「木枯らしに 妻の拾いし ごみ一つ」


[426] シロダモ (雌花と実) [PC]  2011/11/03 07:29:29    [削除]


   箕面政の茶屋付近の観察に行ってきましたが、シロダモが小さな花をたくさん咲かしていました。別の樹に目を向けると赤い実と一緒に花を咲かしている木もあります。驚きです。帰ってから図鑑で調べると雌雄異株で雄花と雌花の違いがはっきりしました。赤い実は昨年受精して今年の秋に実ったものです。
 シロダモ(クスノキ科)の葉脈は主脈と支脈の3本が目立ちます。葉裏が白いので覚えやすい木です。岡山県では種の油から蝋燭を作るらしいです。


「シロダモに 絡み付いたる むかご採り」


[427] 文化祭 [PC]  2011/11/04 05:50:39    [削除]


   全国的に文化祭。自慢の作品展示など皆さんご苦労様でした。ロクは毎年地元コーラスの一員として参加しています。混声合唱団ですが男性群が少なく、口パクで誤魔化すことが出来ません。午前中にリハーサルがあり、本番が午後から。我がバスパートはリハーサルでしっかり先生に絞られて、殆どのエネルギーを使いきった感じです。
 お昼の休憩時間にお洒落なカフェに皆さんと行ってきました。この時間に文化を感じました。ロクの場合は食文化が一番似合っているのでしょうか。


「文化祭 心を載せて カプチーノ」


[428] リアルタイム [PC]  2011/11/05 07:17:37    [削除]


   10日間ほど写真に日付を入れませんでした。入れない方が何時でも使えると云う目論見からでしたが、何となく気持ち的に誤魔化しているようなので、やはりその時の感動などリアルタイムで伝えたいと、日付入りで写真を撮ることに戻しました。俳句も稚拙ですが写生にはこだわっています。
 何時も窓から雲の様子など眺めながらお茶を飲んで1日が始まりますが、朝焼けなどあると、何かいいことがあるような気持ちになります。せめてこの掲示板を見て下さってる方々には希望に満ちた1日であればいいなと思うひと時です。


「朝焼けの 色を移して 草紅葉」


[429] 亥の子 [PC]  2011/11/06 07:28:35    [削除]


   亥の子の季節になりました。この行事の歴史は古く、古代中国から伝わったとの説もあります。貴族から民間へ広まって行ったようです。特に西日本の各地に今も残っています。刈り入れの時期だから収穫を祝ったり、子孫繁栄とか万病除去、さらに冬の準備など様々です。能勢は京都の亥の子唄が伝わっています。
 前もってお知らせがあるので、子どもたちの到来を今か今かと待ちます。声がだんだん聞こえてきます。♪亥の子の牡丹餅祝いましょ~1つや2つじゃ足りません~蔵に千石積むように~お神酒を供えて祝いましょ~ひとつ ふたつ みっつ~……~♪


「手作りの 獅子を振り振り 亥の子かな」


[430] レベルアップ [PC]  2011/11/07 06:51:33    [削除]


   毎月1回の男の料理教室も18回目を迎えました。包丁捌きも旨くなり、先生から指示される色んな切り方も判るようになってきました。何よりも仕事が早くなりました。今回の献立は簡単グラタン・ヤーコンサラダ・キクイモスープ・りんごケーキでした。こだわりは地元栽培野菜を使うことです。自分の菜園で作られた野菜も使っています。
 完成した料理は皆さんで頂きます。「今回が一番美味しかったわ」の言葉に笑いがおこり和やかな昼食会です。キクイモやヤーコンの新しい使い方などが興味を引きます。皆さん実際に家で作っているかは疑問です。


「菊芋の 茎枯れ始め 土手道に」 


[431] 僕の散歩道 [PC]  2011/11/08 06:01:50    [削除]


   暦は冬になりました。それを裏切らないような肌寒い朝になりました。畔道は草紅葉が始まり、ロクの散歩道はエノコロ草が枯れて冬の到来を告げているようです。この道は買い物に行ったり、よく使っている会場に行ったりする時に通る道です。土手道なので水鳥や魚などを探しながらの散歩が出来ます。運がいいとカワセミなどが川面をかすめて飛んで行く姿に出遭えます。
 地道だし、四季折々の草花が楽しめます。春にはオオイヌノフグリが宝石を散りばめたように咲き誇り、夏にはキツネノカミソリが咲き、蛍が飛び交います。秋は彼岸花が緋の絨毯を敷いてくれます。冬でも日当たりが好いので、春を待ちきれない草花が咲きます。


「猫じゃらし 揺れて穂先の 南向き」


[432] 世界遺産 「醍醐寺」 [PC]  2011/11/09 07:45:05    [削除]


   花曜日ハイキングで滋賀と京都の県境にある音羽山に行ってきました。京阪大谷駅から歩き始め、階段ばかりの山道をひたすら登り、尾根道に出るまでが息切れ切れでした。後は比較的緩やかなコースで、眺望も開けたりして息抜きが出来ました。昼食場所に選んだ「牛尾観音」は清水寺の奥の院とのこと。そのあと高塚山を経由して醍醐寺まで下りました。
 拝観料がいるので醍醐寺本山の中までは入りませんでしたが、帰ってから調べると世界遺産に登録されているとのこと、次は何時行けるか知れないので拝観しておいたら良かったのにと悔やむことしきりでした。


「冬と聞き 一枚余分で 山に行き」


[433] 雪景色 [PC]  2011/11/10 06:55:20    [削除]


   ここ2・3日雪が降っても可笑しくない様などんよりとした空模様です。まだ霜が降りたりするほどの気温ではありませんが、今までが暖か過ぎたので急に寒くなると堪えます。昨日から電気ストーブを出しました。因みに今朝の外気温は8度です。
 9月イタリアに行った時、映画のロケシーンに出くわし、一部始終を観てきました。本当に上手く冬景色を作り上げます。出演するエキストラたちは毛皮のコートなど羽織っていました。冬到来の今日まで写真のアップを待っていました。


「冬めきて バス待つ人の モノトーン」


[434] イルミネーション [PC]  2011/11/11 07:11:32    [削除]


   街はクリスマスの飾りつけで賑やかになってきました。JR大阪駅の金銀の時計広場にもイルミネーションが灯っっています。周りの木々にもイルミネーションが灯りクリスマスを演出しています。テレビで報道されたので覗きに行ってきました。あれほど話題になり賑わった大阪駅ですが、今はわざわざ訪れる人も少なくなり、人の姿も疎らです。勤め人などは家路を急いでいます。
 時折、大阪のてっぺんから物見遊山で都会を覗きに来る物好きがいるぐらいでしょうか。もう少し時間が遅くなれば若者たちが集まるかもしれません。


「紅葉より ひと足早く 灯の点り」


[435] 連理の枝 [PC]  2011/11/12 06:14:32    [削除]


   服部緑地の西入口に見事な「連理の枝」があります。ほとんど気付かれていないように思います。我々の仲間の話題に登らないからです。樹種はハリエンジュ(ニセアカシア)です。違う根から成長した枝が一か所で合体している様子を、白楽天の漢詩「長恨歌」の男女の仲睦じい様子になぞらえて「連理の枝」と呼ばれています。
 中年女性に人気の韓国ドラマ「冬のソナタ」に主演の女優チェ・ジウとチョ・ハンソン演じる韓国映画「連理の枝」のラブストーリーは悲恋物語で多くの涙を誘っているらしいです。一時ヨンさんブームの時、それより上のロクさんだと言ったものです。


「梢から 冬のソナタの 奏でけり」


[436] 小野アルプス [PC]  2011/11/13 07:27:05    [削除]


   地元の山グループから加古川線で行く小野アルプスに行ってきました。鴨池には既に何種類かの鴨が飛来してきています。ハイキングマップによるとピークが8つもありワクワクしそうなコースです。何とまあ、とり付きの山が結構な岩場の山です。鎖もないのでメンバーの女性の足が進みません。這いつくばって怖々登っています。妻などお転婆なので、仲間の女性に「岩から体を離して!足場をしっかり探して!」などとアドバイスをしています。頂上に立った時には精魂使い果たしたといった状態です。
 ショートカットを望む女性をなだめすかして、後の7つの山を縦走してきました。秋のつるべ落としにも間に合い、3時過ぎには最後の山を後にしました。完歩出来た後の達成感には清々しいものがあります。


「水鳥の 餌に群がる 声猛し」


[437] ふれあい茶話会 [PC]  2011/11/14 06:54:23    [削除]


   恒例のふれあい茶話会に招かれました。世代間交流で区毎に色んな行事が催されます。我が区内には芸達者が揃っていますので、出し物も豊富です。撮り貯めた8ミリ映画を上映して下さり、数十年昔にタイムスリップしたり、能勢のプレスリーがコスチューム宜しくギターを掻き鳴らしながら歌ってくれたり、何曲もレコード化された地元ソングの披露と踊り等もありました。
 ロクは今までは自然工作をやってきましたが、今年は折り紙工作を提供しました。千代紙を使った爪楊枝入れと羽ばたく鶴です。お年寄りの方に喜んで頂けました。


「冬日射す ホールに児らの 跳び跳ねて」


[438] 赤とんぼ [PC]  2011/11/15 06:49:32    [削除]


   コーラスの帰り道に赤とんぼが何匹も飛んでいました。何時もの土手道です。なかなか巧く写真が撮れません。アキアカネが少なくなってるということなので、もしかしたらと云う期待がありました。帰ってから名前を調べようとしましたが、なかなか同定が難しいです。赤いトンボは何種類もいるので、同定出来ずに赤とんぼのままでした。
 根が単純な極楽トンボのロクは誰も歩いていない土手道を、これ幸いと♪赤とんぼ♪を大きな声で歌いながら帰りました。


「立ち止まり この指止まれ 赤とんぼ」


[439] おねだり [PC]  2011/11/16 06:57:45    [削除]


   池の傍を歩いているとガーガーと煩いこと。2匹のアヒルが近付いてきます。湖畔で花の写真を撮ろうと立ち止まると、道までよちよちと上がってくるではありませんか。多分、餌を貰えるものと思っているのでしょう。その仕草が何とも可愛いものです。
 これからの観察は花から野鳥に移って行きます。小野町の鴨池公園には沢山の水鳥が飛来してくるらしいので、冬本番と云う時期に一度訪れたいものです。


「冬鳥も 近寄り難き おらが池」


[440] アメリカイヌホウズキ [PC]  2011/11/17 07:15:48    [削除]


   何処にでもある帰化植物です。イヌホウズキとの違いは実の付き方と、実の光沢らしいですが、写真のものは実に光沢があるので、アメリカイヌホウズキだと思います。別名でもテルミノイヌホウズキと云うぐらい光沢があります。花と若い実と熟れた実が一緒にあるので写真に収めました。
 実に毒があるので見向きしませんでしたが、疲労回復の薬用酒になるとのことです。乾燥させた全草100g・砂糖150g・ホワイトリカー1.8Lに3か月漬け込み、布で濾して20~40ccを服用すると疲労回復に効くらしいです。


「百薬の 長も過ぎたか 医者通い」(川柳)


[441] ツメレンゲ [PC]  2011/11/18 06:50:31    [削除]


   ベンケイソウ科で、多肉質の葉の尖った様子を、獣の爪に見たてて付けられた名前です。何時も定点観察に行くところにたくさん生えていましたが、ほとんどなくなっていました。多年草だから増えることがあっても、なくなることは考えられません。
 山野草愛好家に好まれているので、心無い業者が盗掘したのかもしれません。山野草は現地にあってこそ色んな表情で我々を楽しませてくれます。「やはり野に置け蓮華草!」なのです。


「観察を 休みし友や 爪蓮華」


[442] 春黄金花 [PC]  2011/11/19 08:13:03    [削除]


   春先にいち早く黄金色の花を咲かせるので、いい別名を付けてもらっています。お馴染みのサンシュユです。今はサンシュユの実がよく目立ちます。如何にも美味しそうなので、直ぐ食べてみたくなり口に放り込みます。余り美味しいものではないので味見だけ。生の実はその程度ですが、この実を乾燥させたものを処方したのが漢方の「八味地黄丸」で1800年の歴史があるとか。サンシュユ酒にして毎日頂くと元気になるらしいです。
 乾燥させて種を取り除いた実200g・砂糖200g・ホワイトリカー1.8Lに3カ月付け、盃一杯を飲むと好いらしいです。滋養強壮・疲労回復・冷え性・不眠症等に効果ありとのことです。シルバーがゴールド(黄金)に変わるかも!


「背を丸め うとりうとりと 冬の雨」


[443] 雨の夕暮れ [PC]  2011/11/20 06:51:30    [削除]


   終日雨が降り、ロクを閉じ込めてしまいました。こんな日はパソコンと遊ぶか、工作室の片付けをするか、日頃観ないテレビにかじりつくかで、時間を持て余しています。ロクは外に出ないと精彩を欠きます。草花と話をしたり、鳥たちの囀りを聴いたりするのが元気の源です。初冬の夕暮れは寂しいものがあります。5時前でこの暗さです。
 録画していた「悪人」を観ました。なかなか観応えのある映画で、ロケ地を訪れた親近感もあったでしょう。今年の夏に訪れた福江島を思い出しながら、映画の世界にはまり込んでいました。


「山裾を 白露流れ 暮れなずむ」


[444] 板長ロク [PC]  2011/11/21 06:08:51    [削除]


   先ず修正。昨日の俳句「白露」は「白霧」に、一昨日の「うとりうとり」を「うつらうつら」に訂正。本人の思い込みと入力ミスでよく間違うのです。一旦アップすると修正が効かないのが難点です。削除してしまうと続き番号が飛んでしまうのです。
 親しい友人から美味しい日本酒を頂きましたので、それに合う料理をと奮発しました。小鰤が手に入ったので、鰤しゃぶにするべく、全部お刺身用に捌きました。残ったアラは鰤大根に、鎌は塩焼き用に取って置きました。カマスも手に入ったので、背開きにして一夜干用に、ちょっと板長になった気分のロクでした。


「鰤鍋に 酒が合うねと 上気して」


[445] ケンポナシ(実と種) [PC]  2011/11/22 06:25:43    [削除]


   この一週間で武田尾に2度も行ってきました。一度目は定点観察会で植物観察。昨日は武田尾に詳しい方の案内で、歴史探訪の色合いが濃い観察会になりました。武田尾温泉は寛永18年豊臣方の落ち武者武田尾直蔵によって発見されたとのことです。また水上勉の小説「櫻守」は「まるき」旅館で執筆され、笹部新太郎の桜に対する情熱が描かれました。その舞台桜の園までを歩いてきました。
 自然工作にこだわっている仲間は、そこでケンポナシの実を拾い集めます。一風変わった実は甘くって渋みがあるのですが、我々には種が重宝します。動物の鼻になったり、目に使ったりします。


「柵の中 リースにしたき 梅もどき」 


[446] 初霜 [PC]  2011/11/23 06:59:46    [削除]


   花曜日の山歩きで信貴山に出掛ける朝に、この冬初めての霜が降りていました。外気温を視ると1度です。多分6時頃は氷点下近くだったのでしょう。バスを待つ間の冷たいこと冷たいこと。ストックを持つ手がこわばります。天気は上々で歩きには程よい気温でした。近鉄服部川から高安山に行き信貴山に下るコースで近鉄信貴山下駅まで歩きました。
 ロクの日課に外気温測定が加わります。自虐的趣味が在るのでしょうか。最低気温が更新される度に自慢したくなるのです。今日は氷点下○○℃だったよ!などと。


「初霜に 身震い一つ バスを待ち」


[447] 福瓦 [PC]  2011/11/24 06:53:05    [削除]


   今回の信貴山には初めて訪れました。生駒山と信貴山はつながっているので、多分歩いていただろうと勝手に思っていました。山全体が信仰の場所で、余りのお堂の多さにびっくりしました。信貴山だけで1日がつぶれそうな観光地です。宗教のフルコースが揃っていそうな雰囲気の場所です。八百万の神も揃っています。
 同行のお仲間から「瓦を見てごらん!」と声がかかりました。小さなお地蔵さんを祀ってある御堂の瓦が眼を引きました。別に我が家が寄進したのでもありませんが、全部に「福」の字が。


「境内の 銀杏落ち葉 風に舞い」


[448] トウネズミモチ [PC]  2011/11/25 07:26:38    [削除]


   名前の通り唐(中国)原産で、街路樹や公園などに植えられていますが、近年野生化したものが拡がっています。外来侵略植物と云うことで嫌われ者になっています。ネズミモチとの区別は、葉の主脈が透けているかどうかで簡単に見分けがつきます。トウネズミモチは光にかざすと脈がくっきり見えます。実もネズミモチよりは丸みを帯びています。
 このネズミモチは両方とも強壮剤として人気があります。「女貞子」と云う生薬です。民間では焼酎に漬け込んで楽しんでおられるようです。侵略外来種を駆除するためにも、しっかり実を採って下さい。


「里山に 波を描いて 鵯の飛び」


[449] 秋冬同居 (秋から冬へ) [PC]  2011/11/26 07:46:16    [削除]


   窓の外に目をやると霜が降りています。外気温を観に行くと昨日同様の氷点下です。昨日もラジオで一番寒い所は大阪の能勢ですと報道されていました。山は錦秋に染まってきています。まさに秋と冬が同居しているようです。秋と冬がせめぎ合っていると言った方がいいのでしょうか。
 今日は能勢のPTAコーラス発表会で、小・中・高の学校のPTAと先生方が声を競います。我が合唱団はどちらかと云うとゲスト出演の色合いが濃いものです。合唱団だからという皆さんの期待もあるので、どうしても力が入りますが実力はまだまだです。


「緋の色に 色を変えつつ 冬日射し」


[450] コーラス交流会 [PC]  2011/11/27 07:47:54    [削除]


   毎年、各学校PTAの持ち回りでコーラス交流会が開催され、今年は27回目です。参加校は8校で、我が合唱団も参加させてもらい、あっという間の3時間でした。小学校のPTAコーラスでは子どもたちも参加したりします。手話をしながら歌ったり、踊りを入れたりと華やかな雰囲気です。
 ベートーベンの第九「喜びの歌」をドイツ語で、ポピュラー曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」で盛り上げ、合唱曲の名曲「落葉松」でしっとりした雰囲気に浸ってもらい、難度の高い選曲のせいか、さすが合唱団と言ってもらいました。


「ホールには 小春日和の 声満ちて」


[451] 契り塚 [PC]  2011/11/28 06:53:30    [削除]


   大阪府知事選の投票を済ませて、妻と山の下見に行ってきました。半年前に一度行ったのですが、下山ルートを探しきれずに藪こぎした苦い経験のある山です。ある宗教法人の敷地・七面山から登り始めて、釈迦ヶ嶽~小和田山に至るコースです。皇太子の結婚時にはあれほど人気があった山ですが、ほとんど忘れ去られたようで、人の歩いた気配がありません。今回は目指す釈迦ヶ嶽へは直登で頂上まで登り切り、後は前回のコースをたどり、難なく目的を果たしました。下山は初めての林道を歩いてみました。舗装されている歩きやすい勾配でピストンコースを避けることが出来ました。
 初めてのコースには発見もあるものです。途中に古墳群もあったり、あるお寺には「契り塚」と云うのがあって、用意されてある小石を赤い糸で結び、末永い契りを願えば叶えてくれると云うものです。余り信心深くないロクも小石を結んで置いてきました。


「青春の 響きを残し 山は冬」


[452] ボジョ―レヌーボ [PC]  2011/11/29 07:25:03    [削除]


   毎年親しい友人から、ボジョ―レヌーボが届きます。ちょうどいい夫婦(11月22日)に合わせたように贈られてきます。かなり以前は帰りが遅くなっていましたが、最近は夕食時には一緒にいる方が多いので、その日の料理に合わせてワインにしたり、日本酒にしたり、ビールにしたりと夕食を楽しんでいます。家では飲まないと決めていましたが、鍋料理やおでんとかシチューなど温かい料理には酒を欠かせません。
 赤ワインは血をサラサラにするとのことで、毎日欠かさず飲み続けていました。9年前に倒れた頃も、山から降りると直ぐに赤ワインを飲んでいたなと苦い思い出がよぎります。


「湯気の立つ 鍋の向こうに 妻の居て」


[453] 山装う! [PC]  2011/11/30 06:08:14    [削除]


   妻の山グループの方と3人で能勢の妙見を歩いてきました。何時もならコースを決めて歩くのですが、昨日は行き当たりばったりの「間違ってもいいや!」という気楽な山歩きでした。妻たちは最低でも週1回は山を歩かないとダメなようです。何がダメかはよく判りませんが。コース途中で立ち止まり感嘆の声あげることしきりでした。それほど綺麗に山全体が染まっていました。
 春は山笑う!・夏は山滴る!・秋は山装う!・冬は山眠る!と古くから言われてきましたが、まさに錦の装いで我々を迎えてくれました。


「古稀過ぎて 山装いし 中に在り」


[454] 水車のある里山 [PC]  2011/12/01 07:47:49    [削除]


   周りを山に囲まれている小さな集落に水車が音もなく回っていました。朝露に陽が差し込みきらきらしています。一昨日に続いての紅葉探しと自然観察会です。新暦最後の秋風景の中、汗をかきながらの3万歩を歩いてきました。紅葉で有名な高取城跡はカメラマンの多いこと。にわかカメラマンも沢山いたようですが、果たして満足のいく写真が撮れたことやら。
 能勢の田舎からはちょっとした小旅行気分になりますが、遠いので後の反省会に十分な時間を割けません。後ろ髪を引かれる思いで帰路につきました。


「山道に 師走の来たる 気配なし」


[455] カルガモ [PC]  2011/12/02 06:52:44    [削除]


   何時もの散歩道には沢山のカルガモが集まって来ました。ざっと見て30羽ぐらいかな。歩いて近づくと離れ離れになってしまいますが、しばらく佇んでいるとまた集まって来ます。雄鳥でしょうか?絶えず羽ばたいて、頻りにアッピールしているようです。恋の季節かもしれません。
 水藻などの種類と量によるのか、他の水鳥は余り寄って来ません。カルガモが「俺の縄張りだ!」と威張っているのかもしれません。下流まで行くとヒドリガモたちにも会えるのですが。


「水尾引き 流れに任す 浮寝鳥」


[456] 虫たちの世界 [PC]  2011/12/03 07:38:44    [削除]


   毎年12月になるとコンテンポラリー・アート展が自然大学校の活動の一環として開催されます。自然工作や絵画・写真・書道・陶芸などの工芸品なども出品されます。我が研究科は自然工作にこだわっているので、自然物だけの工作を作ります。「絆」をテーマに「動物家族」「虫たちの世界」「バードクラフト」の3作品を出品しました。
 担当したのは「虫たちの世界」です。色んな種類の昆虫が集まりました。それらの昆虫を樹の根に配置しましたが、写真ではよく判りません。こんな物が工作に使われていると云う驚きを提供したつもりですが。


「冬の蜂 心を鬼に 閉じ込める」


[457] おせち料理 [PC]  2011/12/04 14:22:54    [削除]


   昨日の「男の料理教室」はおせち料理に挑戦しました。富貴寄せ煮・田作り・たたき牛蒡・伊達巻・芋の茶巾絞りとお吸い物は鯛の潮汁です。今回は飾り切りを教えて頂き「板さん」になったような気分でした。人参のねじり梅・小芋の六方・レンコンの花形・椎茸の亀甲・筍の日の出切り・葱の白髪切り・こんにゃくの手綱など。
 午後からは泊りがけでミニドックに行ってきました。昼にしっかり正月料理を頂いて、夜にも美味い懐石料理が出ました。食い過ぎと飲み過ぎ状態でのミニドック、結果は如何に出ますことやら?


「椀の中 白髪に切りし 葱浮かぶ」


[458] 掃いても掃いても [PC]  2011/12/05 06:59:13    [削除]


   泊りがけで大名気分の定期健診に行きました。会場は以前勤めていた会社の保養所です。検診までの時間を利用して敷地内を散策しました。まだ掃き清められていない朝の散策は風情があります。落ち葉が道に彩りを添えています。赤・黄・橙が入り混じり、言い表せないグラデーションの世界です。
 切った桜の幹にお掃除小人が乗っています。孫生えの枝から黄葉した葉が風に落とされて散って行きます。この時期の落ち葉掻きはいくら掃いてもきりがありません。落ち葉焚きでお芋を焼いた懐かしい昔が過ります。


「鼻歌を 何時終わろうか 落葉掻き」


[459] 龍王山遠望 [PC]  2011/12/06 06:57:50    [削除]


   2度ほど歩いた地元の竜王山です。能勢には他にも竜王山があり、紛らわしいので地区名を冠して○○の竜王山と呼びます。おらが村の富士山と同じぐらい、竜王山は各地にありそうです。雨乞いの神さんとして信仰の対象にされてきた所以でしょう。土地の人は「竜王さん」と呼びます。来年は辰年ですから年明け直ぐに両方の「竜王さん」を登ってみようとひそかに思っています。
 コーラス練習の帰りに山を遠望すると、まさに山装うで思わずカメラを向けました。今年の紅葉は遅かったので景色は秋冬同居です。今年のコーラス発表をすべて終えたので、少し余裕を持って練習に臨んでいます。


「古日記 幾度山に 通ったか」


[460] アレチウリ(特定外来生物) [PC]  2011/12/07 07:24:56    [削除]


   菊芋を掘りに行きたくなって近くの河川に行きました。枯れた菊芋の茎が倒れてしまっているので、根元を探すのが大変でした。もう少し早く行けば沢山の菊芋が採れたはずなのに残念です。その川にはアレチウリが繁茂して今までの植物が駆逐されています。アレチウリは環境省が指定する特定外来生物の植物12の内の1つです。1952年静岡清水港で初めて確認されました。
 アメリカ・カナダからの輸入大豆に混入していたと考えられています。今TPPで関税撤廃が叫ばれていますが、自然環境保護の面からも注視するだけではなく、アクションを起して行きたいものです。


「枯茎に 芋の在りかを 吾訪ね」


[461] ゴールドクレスト [PC]  2011/12/08 06:45:21    [削除]


   今の家を建てた20年前に友達からゴールドクレストを頂きました。香りの良い木で葉の色も美しいので大切にしていました。しかし、甘やかして育てたからか、見る見るうちに大きな木に育って行きました。涙をのんで伐採してしまったことがあります。
 同じゴールドクレストですが、刈り込まれて螺旋状の幾何学的な形にされています。木にとってはストレスです。盆栽なども日本の文化ですが、自然愛好家のはしくれとしては、あまり好きになれません。と云うより自分自身ではやらないと云う意味です。


「大雪を 過ぎて今日は 厚着なり」


[462] マガモペアー [PC]  2011/12/09 07:16:06    [削除]


   曇りとの天気予報を信じて水鳥観察に昆陽池に行ってきました。冷たい雨が降り続き、結局傘をさしての観察会になりました。水鳥の種類も量もさほど多くはありません。お昼には管理センターで暖をとらしてもらいました。来月になればもっと沢山の水鳥が飛来してくることでしょう。本格的な冬の到来を待ちましょう。
 カモ類はオシドリに限らず夫婦仲が良いようです。ロクの観ていないところで夫婦喧嘩をしているカモ知れませんが、お互いに自分の役割を果たしているようです。動物たちに教えられるホモサピエンスです。


「冬の雨 おしどり夫婦を 寄り添わせ」 


[463] イイギリ [PC]  2011/12/10 07:32:15    [削除]


   雨の中で落葉前の黄色く透き通った葉と赤い実が目立ちます。樹木名を確認するまで「はて何だったかな?」と云うぐらいあまりお目にかかりません。イイギリですがキリとは別種です。葉が大きく桐に似ているのと、葉で飯を包んだので「飯桐」と名付けられました。実の付き方がナンテンに似ているので南天桐と云う別名を持ちます。
 葉は昔から黄色・茶色の染料として用いられ、成長が早いので薪炭用としても使われたようです。しかし里山ではあまり見かけません。特定の地域で育てられたのかもしれません。


「開高忌 薄日を拾い 輝けり」


[464] 2008アラスカ [PC]  2011/12/11 08:57:57    [削除]


   新田次郎や星野道夫の本からの影響か、アラスカのオーロラに限りなく近付きたいと云う願望を持っていました。実際に実現したのは数年前です。国立公園がクローズになると云う時期に訪れました。我々が最後の客でした。現地のアメリカ人でも行ったことがないと云う極北に近い所です。昨夜は皆既月食が見られると云う興奮からオーロラまで連想してしまいました。
 何時もは早寝のロクですが、遅くまで皆既月食に見入っていました。若い頃から天体にロマンを感じていたので、月の欠けて行く様をつぶさに観察、寒さに身をさらし眠気をふっ飛ばしながら。


「月隠れ 煌めく星座 寒空に」


[465] 美男蔓  (サネカズラ) [PC]  2011/12/12 07:25:18    [削除]


   如何にも美味しそうな赤い実がツル状に稔っています。土曜日の山の例会で、道端にぶら下がっているサネカズラを仲間の一人が口に入れました。「正ちゃんこれ甘いで!」と教えてくれました。何でも口に入れて確認したいロクのお株を盗られたようです。昔から武士の整髪に使われていたので美男蔓との別名を持ちます。一方、滋養強壮や咳止めなどの生薬としても実を使っていたようです。毒ではなかったので一安心です。
 先日はトウネズミモチの実を沢山採って帰ったので、今回のサネカズラは遠慮しておきましょう。これ以上美男になったり、若者顔負けのパワフルおじんになっても困りますので。


「古を 訪ねし道に サネカズラ」


[466] 霜降り葉牡丹 [PC]  2011/12/13 06:51:31    [削除]


   本格的な冬の訪れを感じます。山の木々たちも葉を落とし、モノトーンの寒々とした景色に変わってきました。畑に目をやると葉牡丹が霜になんか負けないぞ!とばかりに凛と育っています。横の土手に目をやると、陽を受けた枯れススキなどから靄が立ち上がります。そこだけが暖かそうです。冬の景色です。
 我が家のセイロンベンケイソウも霜に晒され萎れてしまいました。辛うじて生き残ったものを室内に入れてやりましたが、今年初めて育てているので後がどうなるか未知数です。


「葉牡丹に 霜を被せて 出荷待つ」


[467] 郷愁の一日 [PC]  2011/12/14 07:41:45    [削除]


   月2回の花(か)曜日ハイキング。今回は懐かしの箕面山をしっかりと歩いてきました。駅前には会社OBの歩こう会のメンバーがずらり数十人。彼らとしばしあいさつを交わした後、川を挟んだ反対側の道を歩いていると、以前一緒に山に行っていた知り合いのご婦人とバッタリ。上品で素敵な彼女の後援会会長だと公言していたこともありました。妻から記念写真をと言われ彼女とのツゥショット。今日はよく知り合いに会う日です。
 下山道は茨木よりの東部箕面へ降りました。眼下に以前住んでいた団地が陽を受けて輝いています。生駒山や金剛山まで遠望できるぐらい空気が澄んでいました。沢山のめぐり合いを経験した1日でした。


「小春日の 山また山に 手をかざし」


[468] キカラスウリ [PC]  2011/12/15 06:53:52    [削除]


   カラスウリは秋になると真赤な実が目立ちますので、リース飾りに良く使います。一方スズメウリは沢山実をつけますが色合いも地味だし、小さいので見向きもしません。昨日は街歩きの最中に梅の木に沢山ぶら下がっている実を見つけました。カラスウリより一回り大きな実はまだ青々としています。黄色く萎んだ実を観たことはありますが、青々とした立派な実を観たのは初めてです。多分キカラスウリでしょうと自信無げに言っていました。帰宅後図鑑で調べると間違っていなかったので一安心。
 実がぶら下がっている様子が、何処となく赤提灯を連想させました。下町の雰囲気で飲みたくなり、陽の高いうちからお店に飛び込みました。


「短日の 赤提灯に 誘われて」


[469] 2011リース [PC]  2011/12/16 06:47:34    [削除]


   別にキリストの生まれ変わりではないのですが、娘は毎年12月25日が誕生日になっています。子どもの頃は彼女も嘆いていました。誕生祝いとクリスマスプレゼントが重なって1回しか貰えないとこぼします。そんな時娘に言ったものです。「世界中の人が祝ってくれているんだよ!」
 今年のリースが出来上がりました。もちろん娘へのプレゼント用です。毎年新しいバージョンのリースを作ってやります。一年中飾れるように来年の干支工作をあしらいます。


「髭伸ばし サンタ気分の プレゼント」


[470] トムヤンクン(タイ料理) [PC]  2011/12/17 06:44:50    [削除]


   親娘3人で誕生日を兼ねた忘年会をしました。福島には旨いものが揃っていると云うことで、タイ料理のお店に案内してくれました。なるほど席待ちが出来るほどの人気のある店です。辛くって、甘くって、酸味があってまさにタイ料理です。香辛料が効きハーハー云いながら頂きました。余りの美味しさにビールをたくさん飲む余裕がありません。グリーンカレーや蟹の炒めものなどエスニックな料理に満足しました。
 これで終わる娘ではありません。2次会は飲める店にしようと云うことで、韓国料理の居酒屋に行きました。鍋をつつきながらマッコリボトルを2本空けて帰りました。勿論最終バスです。


「忘年会 医者へ言い訳 何と言う」


[471] ストリート・ミュージシャン [PC]  2011/12/18 06:49:37    [削除]


   大阪駅の通りで澄み切った声が聞こえてきたので、何でも観てやろうのロクは立ち寄ってみました。3人グループで、ボーカルはギターを引きながらボーイソプラノの声で歌っています。パーカッションの若者の伴奏が入ります。もう一人はCDとチラシを手に道行く人の足を止めていました。なかなかの歌唱力でその筋では結構有名なミュージシャンかもしれません。
 演奏が終わるとCDへのサインをしてもらうための行列が出来ます。殆どがギャルです。そんなギャルの聴衆に混じって一人の初老の姿がありました。師走です。


「冬帽子 目深に冠り 街に在り」


[472] 真弓(マユミ) [PC]  2011/12/19 06:51:11    [削除]


   秋から冬にかけて赤い実が目立つようになりますが、中でもマユミの実がひときわ特徴ある姿でぶら下がっています。ピンク色した実が裂けて中から赤い種が顔を出します。名前の由来は材がよくしなり弓の材料になったからと言われています。象牙色した材はこけしなどの木工品には欠かせません。 実には毒がありますが、春の新芽は山菜として利用されているようです。実が出来て初めてマユミと判るロクとしては当分山菜利用は無理でしょう。虎は真弓から和田に変わりました。どうなりますことやら。


「冬日向 桃色にして 反り返り」


[473] よくある思い込み [PC]  2011/12/20 07:22:31    [削除]


   日曜日に地元コーラスの仲間から、他のグループで出演するからとクリスマスコンサートに誘われました。時間があったので池田の五月山まで散歩がてらに歩きました。ミニ動物園に立ち寄ると有袋類のワラビーが日向ぼこをしています。エノキやムクノキの大木があり、落ちている実を探しながら時間をつぶしました。
 さて時間が迫ってきたと会場に向かうと、そこは他の催し会場。大きな思い込みです。問い合わせなどして本会場にはかなり遅れて辿り着きました。最近よくある思い込みの一幕でした。


「頭にも 温もり欲しい 日向ぼこ」


[474] 銀杏黄葉 [PC]  2011/12/21 06:48:37    [削除]


   “江戸の夜風を震わせて響くは山鹿流の陣太鼓……”歌舞伎と歌でお馴染みの忠臣蔵です。実際とはかなり違っていたようです。忍んで行くのに太鼓など打ち鳴らさなかったとのこと。その日は雪も降っていなかったとの記録があるようです。毎年この時期には忠臣蔵にまつわるTV放映があります。それほど国民的に親しまれています。名君の誉れ高い吉良さんには、まだしばらく悪者でいてもらうしか仕方ないでしょう。今の政府のお偉方の方がもっとたちが悪いと思うのですが。
 谷町に四十七士の墓を祀ってあるお寺があるので、その日に合わせて寄ってみました。毎年法要が行われていますが、今年は11日の日曜日に終わっていました。その道中の見事に黄葉した銀杏です。


「暖冬に 悲喜こもごもの 銀杏かな」


[475] セイヨウヒイラギ [PC]  2011/12/22 06:51:02    [削除]


   知り合いの方の庭先に赤い実がなっているので「これは何ですか?」と聞くと「柊です」と返ってきました。葉にはヒイラギ独特の棘がありません。以前、仲間からヒイラギについては教わったのですが、確か実は黒っぽかった記憶があります。そう云えば「クリスマスの頃に赤い実をつけるのはセイヨウヒイラギです。」とも習った記憶が甦ってきました。
 毎年この時期にはクリスマス・リースを作り替えます。我が家用はいつも後回しになり、クリスマスに間に合わないことが度々です。そんな時は新年用の飾りを付けて、注連縄代わりにします。


「年の瀬や 何処で帳尻 やり残し」 


[476] 光のルネッサンス [PC]  2011/12/23 06:53:48    [削除]


   大阪城周辺の冬芽観察と野鳥観察に行ってきましたが、せっかくの機会と夕方早くに中之島に寄ってきました。中之島公園一帯が電飾で飾られ、光のイルミネーションがとても幻想的で綺麗です。数年前にイベントで中之島公園にはお邪魔したことがありますが、その時と比べると格段に洗練されたようで、沢山のファミリーやカップルが光に酔っておられたようです。
 ルミナリエ神戸を意識してかどうか、神戸には行ったことがないので比較出来ませんが、中之島の「光のルネッサンス」も捨てがたいものです。我々シニアの仲間たちにも観てもらいたいほどの感動がありました。


「冬光 今の幸せ 写し合い」


[477] ギャング(都鳥) [PC]  2011/12/24 07:25:02    [削除]


   大阪城の堀には水鳥が集まっています。たまたま堀端にエノキの木があり実を沢山落としていたので、エノキの実を水鳥に投げ入れてやりました。彼らは好きなのですね。沢山のホシハジロやキンクロハジロが集まってきて餌の取り合いです。他にハシビロやヒドリガモたちもいました。
 そこへギャングの一団が飛んできます。獰猛なユリカモメです。投げ入れる実をかっさらって行きます。ユリカモメは滑空できるのが強みです。水面に落ちる前の実を上手くキャッチして行きます。


「都鳥 白きマントも 猛々し」


[478] クリスマス号 [PC]  2011/12/25 06:57:55    [削除]


   何時も能勢電を利用していますが、今年は色んな飾りつけで楽しませてくれました。ローカル線の経営努力を垣間見る思いです。風鈴電車・紅葉電車・今回のクリスマス電車・他にもワインパーティー電車などです。心残りはワイン電車に乗れなかったことです。
 今日も我が家に仲間たちが集まりクリスマスパーティーです。年末まであと何回飲み会が残っているやら。納山会、大晦日のカウントダウン……etc。お酒怖い!です。


「降誕祭 友が集まる 口実に」


[479] ままごと [PC]  2011/12/26 07:03:48    [削除]


   夕方から人が集まり飲み会があるので、昼は簡単にしようとの妻の提案です。陽射しのある場所に鍋を持って行き、まるで『ままごと』のような食事を済ませました。時々思いもつかない様な事をやってしまう二人です。
 お土産として頂いた手作りの一夜干しなども提供し、料理教室の先生が作るプロの鍋を囲み、酔った勢いで社会・政治などに大言壮語したひと時で、しっかり自分の主張を言い合う大人の宴会でした。


「雪景色 昨夜の酒の 抜けぬ朝」


 [480] 浄瑠璃 [PC]  2011/12/27 07:08:44    [削除]


   能勢の伝統文化の紹介です。200年前から浄瑠璃が座敷芸として語り継がれてきました。竹本文太夫・竹本井筒太夫・竹本中美太夫の三派に、2001年から竹本東寿太夫が加わりました。語り手は200人を超えるとのことです。江戸時代から農閑期の楽しみとして浄瑠璃が広まったのでしょう。最近では子どもたちにも浄瑠璃を伝承しています。
 近年になって人形が加わり『六角座』として舞台で公演されるようになり、毎年の公演を心待ちにされています。お誘いもあり何度か鑑賞させて頂きました。


「万両の 実の影壁に たわわなる」


[481] 寒波の中 [PC]  2011/12/28 07:01:44    [削除]


   今年最後の花曜日ハイキングはクリスマス寒波が居残っていたので、山道には雪が溶けない状態で残っていました。長岡天神から釈迦岳を経由してポンポン山に至るコースです。下山は本山寺から神峰山寺側へ降り、約3万歩の結構な歩きでした。
 高槻に戻った時には4時を回っていたので居酒屋も選り取り見取り、新鮮な魚が沢山ありそうなお店に飛び込みました。花曜日のメンバーは何処でも良いから入ってみたい、飲んでみたいと云う酒豪揃いの山姥揃い。一人小さくなっていました。


「新年会 何処でやろうか 納山会」(川柳)


[482] ねこトラ市場 [PC]  2011/12/29 07:05:19    [削除]


   能勢の山に行った時には、帰りに必ず立ち寄る駅前のお店があります。そのお店の紹介で『ねこトラ市場』というイベントに参加して来ました。因みに“ねこ”とは一輪車のことで、“トラ”とは軽トラックのことです。地元の農家で採れた農産物を提供しようと云う催しです。高山右近の郷(旧高山小学校跡地)での催しは餅つき・シイタケの菌植え・採れたて野菜の即売・ガレージセールなどです。
 日頃は健康のためにと言うことで、めったに手を出さない霜降りのステーキ肉ですが、年1回の贅沢もまあいいかと大盤振る舞いです。健康と言うよりは財布のためと言ったところですが。


「曇天に 焚火の灰か 白きもの」


[483] 灰色熊  (グリズリー) [PC]  2011/12/30 07:10:16    [削除]


   この写真はアラスカに行った時のもので、映画でお馴染みのグリズリーです。雑食性で何でも食べます。写真はブルーベリーを食べているところなので、如何にも大人しそうな動物に見えます。縫い包みがマスコットとして世界中の子どもたちに愛されています。お尻がぷりぷりとして本当に可愛い姿です。ところが鹿など大型哺乳類など肉類や鮭など魚類も捕食しますので、食物連鎖の頂点に位置しています。
 この時期になるとクマは冬眠すると思われていますが、実際は休眠状態らしいです。 起してやると直ぐに起き出してくると言われています。時たま地元で熊出没の便りが入りますので、ハイカーにとってはゆっくり眠っておいてほしいものです。


「煤払い 子等の残しし 縫ぐるみ」


[484] 登り龍 [PC]  2011/12/31 07:07:12    [削除]


   写真俳句をご笑覧頂きましてありがとうございました。1年間を振り返って見ましたが、写真も俳句も駄作ばかり、全然成長の後がありません。それにも懲りずに見守って頂き「今日のアップは遅かったな!」などと言われたり「よく遊んでいるな!」と羨ましがられたり、元気な姿だけが発信できたようです。今日からカウントダウンと新年を迎えに旅に出ます。皆様方におかれましても良いお歳をお迎え下さい。
 『撮って置き写真』の中に早暁の雲を写したものがあります。まるで龍が天に登っているようなものを見つけました。登り龍が希望に繋がれればいいのですが……。希望を現実にするために、能動的に係わって行きたいものです。


「大晦日 車に希望 積み翔ける」


[485] 熊野本宮詣り [PC]  2012/01/02 16:46:02    [削除]


   年末から2日まで白浜に行ってきました。大晦日は白良浜で打ち上げ花火によるカウントダウンがあり、1日は初日の出を観るために丘の上まで登ってきましたが、太陽は顔を出してくれませんでした。宿で正月を祝った後、友達の車で熊野本宮まで連れてもらいました。何とか車は走れるまでになっていますが、所々で傷跡も生々しい大洪水被害のあとが残っており、自然の脅威を感じさせられました。
 お酒持ち込みOKの宿なので、宿の人がびっくりするぐらい缶ビールを開けてきました。日本酒も1升飲み干し、焼酎もしこたま飲み、いい正月でした。因みにそのお宿「セミナーハウス未来」(研修施設)と言います。何方でも歓迎してもらえるはずです。


「初詣 階半ば 立ち止り」 


[486] 八咫烏  (やたがらす) [PC]  2012/01/03 07:16:32    [削除]


   八咫烏のユルキャラが子どもたちを遊べせていました。熊野本宮は3本足の鴉(八咫烏)を祀っています。神武天皇を熊野の国から大和国への道案内をしたという神武東征神話によるものです。もともとは中国の神話からのものでしょう。アジア・アフリカなどの国々では3本足の烏が神として崇拝されていたようです。太陽の化身だそうです。
 この地域の地酒に八咫烏と名付けられた美味しいお酒があるのです。吉野の宿の露天風呂に八咫烏の酒樽が据え付けられ、ご自由にお飲み下さいと云う女将の粋な計らいが気に入りました。


「初鴉 一声高き 声残し」


[487] 城山望見 [PC]  2012/01/04 07:38:57    [削除]


   遠くからでもよく目立つ双耳峰の山があります。城山とか小富士と呼ばれ、過っては能勢丸山城の支城・山辺城が在りました。戦城であったとのことです。能勢には本当に沢山の城跡があります。我が家の裏山の頂上にも片山城がありました。戦城とのろし場が至る所に在ったのは交通の要所だったからでしょう。歴史音痴のロクには窺い知ることも出来ません。
 道なき道をブッシュを掻き分け登って行くのは苦になりません。城山も双方向からこまめに目印を付けて登りました。片山城も正月に登ったことがあります。冬場しか探索できないので、山城巡りに時間を割きたいと思っています。


「小雪舞う 武士たちと 同じ路」


[488] 雪の能勢 [PC]  2012/01/05 07:20:38    [削除]


   昼前から雪が降り出し、見る間に積って行きました。この冬既に何回も降りましたが、積ったのは初めてです。今も道路が凍結しているのか車の走りがゆっくりです。先日、天気予報の時間に大阪で初雪が降りましたと報道された時、何言ってるんだ!もう何回も雪はちらついているんだ。ここは大阪ではないのかとテレビにブツブツ言っていました。
 そうなんです。能勢は昔から京都の文化圏でした。近くには御門屋敷跡や古墳など沢山あります。写真は片山城址のある裏山です。大阪北部のくびれの部分で辛うじて繋がっていると言うだけで大阪府に組み込まれています。


「窓を開け 雪の冷気で 眼を覚まし」


[489] 蝋梅(ロウバイ) [PC]  2012/01/06 07:14:58    [削除]


   蝋梅便りが届いてきましたので、冬の観察に欠かせないと大阪城の梅林に立ち寄りました。葉に先駆けて花を咲かすので目立つのですが、ここのロウバイは葉が付いていたので不思議です。多分昨年の葉が落ちずに残っているのでしょう。蝋梅などと梅の様な名前を持ちますがロウバイ科で別の種類です。梅林に沢山植えられているので知らない方は梅だと思われていることでしょう。
 近くによると何とも云えない上品な香りが我々を誘います。この花のつぼみが咳に良いとのことです。そばで匂いをかぐだけで咳も消えて行きそうです。


「青空に 蝋梅放つ 香り満つ」 


[490] 十月桜 [PC]  2012/01/07 07:22:11    [削除]


   冬桜はどことなく儚げです。コヒガンザクラの園芸品種で十月桜と言います。4月と10~12月の2度咲きで、春の方が花も大きいらしいです。春はソメイヨシノなどが目立っていますので、これが十月桜なんだと確認したこともありません。最近は冬桜をあちこちでよく見かけます。花期が長いのでよく目につくのでしょう。日本人は桜が大好きなんですね。
 桜の樹皮を天日干ししたものを生薬で「桜皮」と言い咳に良いらしいです。葉っぱはお風呂に入れると汗疹が治るらしいです。桜餅の葉の香りが何とも言えません。


「良いことの 何かありそな 冬桜」


[491] 竜王(462m) [PC]  2012/01/08 06:52:45    [削除]


   今年の山歩きは竜王山からと決めていました。地元には竜と龍の二つの雨乞い山があります。何時頃まで雨乞い神事は続いていたのでしょうかね?どちらの山も家から歩いて行ける距離です。今回の竜王山には過去2回登っていますが、下山道がよく判らずにとんでもない所に降りた苦い経験があります。今回は慎重にルートを探しながら下ったので、多分正規ルートだったんだろうなと思っています。
 好きな方がおられるものです。マイナーな山だから登山口もよく判らないぐらいなのに、元日に登られた人がいたのです。ちゃんと標を残して行かれました。三角点上の標が“野ウサギ”さんのものです。


「冬枯れの 山から山を 見て吐息」


[492] 里山巡り [PC]  2012/01/09 08:35:36    [削除]


   正月気分から心も体も抜け出したくて、鈍った体に鞭を打つべく昨日も山歩きをしてきました。先日紹介した城山です。バブルの頃に別荘地として賑わった急な坂道を登り、山に取り付きます。倒木などで道が塞がれていますが、今回はピンクのリボンが所々に垂れ下がり、コース取りが比較的に容易でした。もちろん我々の標「とら」も付けて登ります。尾根まで登ってくると、ちゃんとした登山道が出来ています。
 下山は、当初予定していたコースではなく、整備された道を辿ってみました。勿論何処へ出るか判りません。途中で左右に分かれていたので、コースは嗅覚を頼りに降りました。少人数で行くとフレキシブルな判断が出来るところがまた楽しみです。


「寒うらら トントントンの 谺あり」


[493] 城山三角点 [PC]  2012/01/10 06:47:25    [削除]


   一昨日は双耳峰の城山に登り、北峰にロクと山姥の標を付けてきましたが、昨日は別ルートから道の定かでない尾根道の急登を登り、下りも何処へ通じてるんだろうとの好奇心から別コースを取りました。これでやっと4方向から登れることが判り、仲間の皆さんを案内できる自信が付きました。世間では3連休でしたが、我が家は3連ちゃんの山歩きになりました。
 四等三角点が南峰に在りました。因みに一等三角点は45キロ毎に設置され、二等は12キロ・三等は4キロ・四等は2キロ毎に設置さています。他に一等補点として25キロに設置されている場合があります。実はまだ観たことがありません。


「一月は 標を付けに 山駈ける」


[494] マサキの実 [PC]  2012/01/11 07:13:44    [削除]


   4日続けてのハイキングになります。花曜日の例会で有馬富士に登ってきました。今回は新年会がメインですから短時間で登れる山を選ばれたようです。新年会の会場は今までとは違って少し雰囲気の好い所です。「ロクさんには合わないと思うけど……」などと大衆的居酒屋しか知らない様な事を言われてしまいました。
 この時期の植物たちは春の準備をしているので、我々には味気なくうつります。反対に野鳥の姿などを観察出来るのが冬の楽しみです。生垣に植えてあるマサキの実が目立ちます。マユミほどの上品な色合いではありませんが、よく似た実を付けています。


「ねんねこに ややこ包まり 紅き顔」


[495] イチゴノキ [PC]  2012/01/12 06:56:32    [削除]


   イチゴノキは何年か前に京都植物園で出会った記憶があり、何時だったか思い出せないまま、冬場の観察は植物園に限ると京都まで足を伸ばしました。北口から入って直ぐの所、左右にイチゴノキが植わっており、真赤になった実が沢山出来ています。実はイチゴと言うよりヤマモモに似ています。近寄ってみるとドウダンツツジに似た可愛い花を付けています。花期は不定期ですが概ね11~12月と言うことです。
 説明プレートに実はジャムにしたり果実酒にと書いてあります。何でも食べてみたいロクは内緒でその実を数粒食べてみました。熟れたものは結構美味しく感じました。(植物園では決して採らないように!)


「人だかり 紅き実垂れし 寒の園」


[496] 雪の小和田山 [PC]  2012/01/13 06:45:13    [削除]


   妻のストレッチグループが毎月地元の山を歩いているので、下見に付き合った関係から皆さんとご一緒してきました。主催はストレッチの先生ですが、案内は妻の役目です。朝から雪の心配電話が入ります。「車が走れる状態なら勿論行きますよ!」“行け行けどんどん”の妻の応対です。総勢14人のパーティーになりました。
 下見の時に付けた白テープも雪に溶け込んでしまっています。辛うじて『とら』の文字だけが浮き出しています。ひょっとして今年はトラが頑張ってくれるかも、毎年同じことを考えています。


「雪道を トップで歩いて みたくなり」


[497] イチゴノキの花 [PC]  2012/01/14 07:13:40    [削除]


   珍しい木なので花も紹介します。ツツジ科なので花はドウダンツツジとそっくりのスズランのような可愛い形です。白花と紅花があるのもドウダンツツジによく似ています。アセビの花にも似ています。花と実が同じ時期に見られると云うことは、昨年咲いた花が結実して1年かかって熟れると云うことなのでしょうね。
 園芸店で苗木が手に入るようなら育ててみたいものです。冬場に綺麗な花と実が楽しめるのですから。育て方は簡単なようです。挿木でも大丈夫といいます。根付いたら後は年1回ぐらいの追肥で良いらしいです。南ヨーロッパとアイルランド原産。


「花の香に 春の近付き 想わせり」


[498] 瀧王(570m) [PC]  2012/01/15 07:21:30    [削除]


   地元の山友会例会でもう一つの雨乞いの山・瀧王山に行ってきました。今年の干支にちなんだ龍の山2ヶ所を登ったことになります。朝から小学校で『とんど』と昔遊びの行事があり、学校支援ボランティアとして顔を出し、その足で急いで山の仲間を追っかけました。勝手知ったる我が庭とばかりに追っかけたので、びっくりされるほど早く追いつきました。
 余り信仰心はありませんが、新年に干支に絡む山に登ったことは、今年もがんばるぞ!と云った気分にさせてくれます。昨日で既に6回の山行になりました。


「山ガール とは言い難き 着膨れて 」(川柳)


[499] 左義長(とんど) [PC]  2012/01/16 06:49:28    [削除]


   14日は小学校で、15日は地元区内でのとんど焼きに参加しました。この行事は全国的に小正月に行われています。地方によって呼び方は変わりますが、青竹を組んで正月飾りを燃やすのは共通しているようです。歴史は古く平安時代の宮中行事として蹴鞠と共に伝承されてきました。この風習も出雲が発祥の地だそうです。
 小学校では各学年の書初めを竹に通し、火にかざし高く上がると字が綺麗になると言われています。地元の村では燃やしたとんどの残り火で、鏡餅を焼いて神棚に供えた後ぜんざいなどにして召しあがるようです。


「小正月 終えて始める 農作業」


[500] すずめ獲り [PC]  2012/01/17 06:50:38    [削除]


   ♪うさぎ追いしかの山~♪僕たちの子どもの頃は、まさに唱歌に歌われているような遊びに夢中になっていたものです。兎狩りは小学校高学年の年中行事になっていました。獲れた兎は汁にされて給食の時に供されました。我が家では小鮒は食卓には上がりませんでしたが、汽水域で獲れたゴリのような小魚は母親が佃煮風に煮付けてくれました。それが嬉しくって度々釣りに行ったものです。
 有馬富士への道中で小鳥を獲る仕掛けを見つけました。ブロックを組んだ簡単なものです。中に米粒が入っていたのでスズメを獲る作戦のようです。駕籠で雀の集まるのを待った子どもの頃の記憶が甦ってきました。


「寒雀 思いは遠く 駈け巡り」

落ちない!

 お掃除ロボットのルンバ君です。お出かけの時に使うのは本当に便利です。ただ全室一度に掃除出来ないのが難点です。掃除の前に部屋を片付けなければならないのも厄介です。忙しい娘も勝手に掃除してくれると思い購入したのだと思いますが、事前の片付けや“掃除機の掃除”が大変なのか、我が家で預かって欲しいと、居候としてあずかっています。もちろん“居候三杯目にはそっと出し”と云う事はありません。
 彼の動きを観察しながらメカニズムを探りますが、てんでバラバラに動いているので行き先が読めません。同じ所を何回も通ったり無駄な動きもあります。掃除が終わるとちゃんとホームに返って充電しています。時間はかかりますがそれなりの掃除はしてくれます。2階のフロアーを掃除させてみました。階段があるのでそこから落ちないかを試してみたいからです。下にセンサーが付いているので、落ちずにちゃんと手前で引き返しています。最近は家庭用ロボットも進化して、様々な機能を持ったものまで登場しています。ますます高齢化が進みますので上手に利用したいものです。


「夏汚れ 機械に任せ 紅茶でも」

過去へのご招待4

[301] 白糸草 [PC]  2011/06/13 07:31:36    [削除]


   今回の一泊観察会でも出遭いましたが、野生のシライトソウが隣の町に咲いているのです。オカトラノオを長く直立させたようで、凛としたその姿が印象的でした。情報を頂いて直ぐに観察に行った事を思い出し、画像を探し出しました。マイ図鑑にちゃんと保存してありました。そうして植物たちと何回も顔を合わせていると、知らず知らずのうちに名前を覚えて行くものです。
 最近は3つ覚えたら4つ忘れると云うぐらいに許容量が減ってきました。知っていても名前が思い出せないので困ったものです。


「彷彿と 夢二の世界 夏きざす」


[302] クサイチゴ [PC]  2011/06/14 05:22:47    [削除]


   コーラスの練習会場まで約1時間の歩き、小さな峠を越えてきます。道端には如何にも美味しそうな大粒の野苺が、先を急ぐロクさんの足を止めます。大振りの良く熟れたものを口に入れながら会場を目指します。クサイチゴと云いますがれっきとした木イチゴです。篭でもあればジャム用に沢山採取できそうです。
 歩きが行動パターンのロクさんの目には色んな物が飛び込んできます。直ぐに立ち止まってカメラを構えてしまいます。コーラスに遅れるよ!


「野苺を 頬張り急ぐ 峠道」


[303] 府民の森
くろんど池 [PC]  2011/06/15 07:11:00    [削除]


   妻の属する女性メンバーの山の会に唯一参加が認められているロクさんです。梅雨の晴れ間「花曜日」ハイキングから府民の森くろんど池に行ってきました。京阪「河内森」から約2時間でくろんど池に辿り着きます。獅子屈神社までの参道は結構な登りですが、後は歩きやすい山道で、さわやかな風と綺麗な女性たち(?)と共に心地よい汗を流してきました。
 くろんど池の近く八つ橋には落羽松の群落があり、気根の数が人目を引いていました。湿地には水芭蕉の大きくなった葉が茂り、花の時期に来てみたい思いに駆られました。


「木道に 梅雨を忘れし 風の吹き」


[304] 百万本の薔薇 [PC]  2011/06/16 07:31:16    [削除]


   加藤登紀子の歌に「百万本のバラ」があります。貧しい絵描きが恋した女性に、百万本の薔薇を捧げたいと云うフレーズが何とも言えません。現役の頃は妻や友達の奥さんなどに花束を贈ったものです。はじめは気恥ずかしかったのが、慣れると花屋に行くのもお洒落に思えるようになったものです。
 極めつけは、スキーの定宿にしていた民宿の奥さんに、帰る間際に仲間と誕生祝いの花束を贈り、泣かせたことです。♪粋な別れをしようぜ~♪遠い昔話でした。


「まだ若き 薔薇一輪の メッセージ」


[305] イギリスの公園 [PC]  2011/06/17 06:43:30    [削除]


   JR大阪駅が随分と変わったよとニュースなどで聴いていたので、下見がてらに覗いてみました。時空の空間・風の空間・屋上の農園広場と、今までとは違ったゆったりとしたエリアが出来上がっていました。花壇には色とりどりの花が植えられ、それなりに楽しいものになっていました。今はとにかく人が多いので、一段落した頃に能勢の田舎っぺ集団を案内しようかな。
 とは言え、やはり庭園は本場イギリスです。何年か前に娘の友達を訪ねた時の写真です。洗練された美があります。そこでくつろぐ年配者が絵になっています。


「旅人に 六月の風 万華鏡」


[306] おねだり [PC]  2011/06/18 06:51:48    [削除]


   金曜日の定例活動日は服部緑地に行っていますが、時間の余裕がある時は園内を散策します。太公望が釣り糸を垂れている脇に、なんとアオサギが物欲しげに待っています。多分釣り上げたブルーギルなどの外来魚をもらっているのだと想像しました。学習しているので人を怖がりません。なかなか強かなアオサギの一面を垣間見ました。
 田んぼとか土手道で羽を休めているアオサギは、物思う哲学者の雰囲気があり、それはそれでいいものです。


「青鷺の 気位に負け 土手の道」


[307] 栗の花 [PC]  2011/06/19 06:43:41    [削除]


   ♪テッペンカケタカ・テッペンカケタカ♪で目が醒めます。まだ白み始めたばかりで4時過ぎです。暫くすると鶏が時を告げます。ゆっくり寝ておれない今日この頃です。5時になってからスタンドを灯し本を読みます。6時前に起き出し、妻に茶を入れるのが日課になっています。
 散歩に出ると栗の花が、梅雨の湿気と混ざり合ってむんむんした匂いを放っています。夜になると近くの川では蛍が飛び交っています。能勢便りでした。


「栗花に むせ返りつつ 今が在り」


[308] 父の日 [PC]  2011/06/20 06:42:28    [削除]


   妻から言われるまで、父の日と云うことをすっかり忘れていました。エスニック料理に目がない、父親の好みを知り尽くしている娘は、ベトナム料理のお店に連れて行ってくれました。そして、オールシーズン用のお洒落なタオルマフラーをプレゼントしてくれました。
 甘えついでに、五島列島に転勤した息子に、夏休み中に会いに行く段取り一切を押しつけてきました。もちろん娘夫婦とも向こうで合流します。


「父の日の マフラー鏡に 映しけり」


[309] ジャカランダ [PC]  2011/06/21 05:59:58    [削除]


   友達からジャカランダの画像を頂きました。天王寺の一心寺に咲いているのを撮りに行かれたようです。そういえば同じ茶臼山辺りに咲いていたのも白花のジャカランダかもしれません。てっきり桐の白花と思っていました。足元に落下している花が、まるで桐の花のようだったので、珍しい白花の桐だよ!と云ったのを思い出しています。
 葉がマメ科のネムノキなどに似ていますが、ノウゼンカズラ科で和名をキリモドキと云うらしいです。


「梅雨半ば 紫にして 悶々と」


[310] 愛染かつら [PC]  2011/06/22 05:27:02    [削除]


   昨日は自然愛好家グループの定例会で上町台地を歩いてきました。ハンカチの木が植わっているところや、少し盛りを過ぎたジャカランダも観察してきました。映画でおなじみになった愛染さんにもお参りしてきました。樹齢数百年と言われる桂に蔓が巻き付き、あたかも男女が愛し合っているように見えることから、男女の縁を結ぶ霊木「愛染かつら」として祀られています。
 ロクさんとしては我が息子にいい縁が訪れますようにと祈らずにはおれない心境でした。


「きくらげの 耳たぶそっと 手を出しぬ」


[311] ご満悦 [PC]  2011/06/23 06:34:30    [削除]


   釣友たち5人で日本海若狭湾の冠島近くまで行ってきました。水深の深い釣り場で、道具など何も持たないロクさんは全て借りもの仕立てです。なかなか要領が呑み込めなくって、あちらこちから釣れたよとの歓声が上がりますが、まだアジ1尾の貧果。それでも負けず嫌いのロク、工夫を凝らして次第に釣れ出します。
 タイ(35㎝)アジ(34㎝)の大きさとトータルの数で、最後には竿頭になっていました。帳尻合わせの上手いロクさんでした。


「俎板に 釣り自慢乗せ 夏至の鯛」


[312] ウツボグサ [PC]  2011/06/24 07:39:47    [削除]


   梅雨の晴れ間、里山歩きをしてきました。随分と花の種類が増えてきています。オオキンケイソウが煩いほどです。ツユクサも水色の花を付け、ホタルブクロが白い上着の女学生のようです。ササユリの香りもほのかに漂ってきます。季節が夏バージョンに変わってきています。マタタビの特徴ある花が満開です。既に小さな実を付けだしていました。
 ウツボグサの紫色が一際目を引きました。かたまって咲いているそれは見事なものです。以前白色のウツボグサに出逢ったこともあります。


「段々に 寄り添うごとく 靱草」


[313] チョウトンボ [PC]  2011/06/25 07:00:09    [削除]


   服部緑地の池で珍しいトンボを見つけました。金属色の羽根が光り輝いています。チョウトンボであまり見かけません。2頭、トンボの数え方はこれでいいのかな?多分雄と雌です。絶えずアタックしていますが、上手く合意に至らないようです。ハラハラ、ドキドキしながら見守っていましたが交尾には至りませんでした。
 我が工房は「夢工房・極楽とんぼ」と名付けています。主が極楽トンボそのものだからです。本人はそれほど意識していませんが、家人からはそう見えるらしいです。


「一茶の眼 蜻蛉の恋を 願いつつ」


 [314] マタタビの花 [PC]  2011/06/26 07:29:42    [削除]


   この季節になるとマタタビの葉が白くなりよく目立ちます。勝手な想像ですが、虫たちに花が咲いたよとの招待状かもしれません。写真のように両性花に特徴があります。梅の花に似ますが、花柱が飛び出し放射状に開いているのが、なんとも不思議な感じがします。キウイフルーツの花もよく似ていると友達から教わりました。マタタビ科の特徴なのですね。
 既に実も沢山付けていました。殆どがマタタビバエの卵を含んだ虫えいでした。覚えていたら採りに行きたいものです。


「マタタビに 大虎小猫 酔いしれて」(川柳)


[315] タイサンボク [PC]  2011/06/27 06:29:18    [削除]


   タイサンボクの花がちょうどいい高さに咲いていたのでパチリ!香りも上品でその芳香についうっとり。結構高木になるので、手に取る位置で観察出来るのはありがたいことです。我々の仲間は花の散った後の、未熟果実を工作材料として集めに行きます。
 工作ではイノシシが定番になっていますが、その他にトトロ・ワシ・カラス・カッパなど皆さんからのアイデアで、可愛い工作が出来上がります。


「泰山木 花弁に風受け 船出せし」


[316] ヒメコウゾ [PC]  2011/06/28 06:48:47    [削除]


   散歩道に結構生えているのを、実が出来てから知るようになりました。雑木に紛れている時には目立たないので、何時もは見過ごしていました。ご存知、和紙の材料です。コウゾ属はほとんど樹皮の繊維を和紙や繊維の材料として使っていました。
 木イチゴの様な赤い実はつい口に入れてみたくなります。甘みはありますが、舌に絡みつくような口当たりはいただけませんでした。


「財布から 旅に出たまま 今何処」(川柳)


[317] 見守り隊? [PC]  2011/06/29 06:45:52    [削除]


   地元では子どもたちや地域の方々と遊ばせて頂いています。公民館講座や自然観察のお手伝い、学校での工作提供や校庭観察会などです。昨日も学校支援のボランティアが集まり、どんなお手伝いが出来るか相談してきました。それぞれの得意分野での支援はさておき、登下校時の見守り活動をさらに強めようと云うことになりました。道草奨励派のロクさんとしては、子どもたちの自由な遊びを邪魔したくはないのですが。
 そろそろロクさんも「見守られたい」部類に属してきたなと思っていますが、何時まで「見守り隊」活動が出来るやら。


「梅雨晴れか 青空を背に 児らの声」


[318] 落ちた雀の子 [PC]  2011/06/30 06:36:48    [削除]


   夕方、家の前に雀の子が落ちていました。まだ生きているので、妻が湿らせたティッシュを敷いてやっていました。親雀が心配そうにしていましたが、どうする事も出来ません。自力では無理だし、親もなす術がありません。もちろん我々もおろおろするばかりです。
 今朝確認してみると跡形もなくなっていました。多分カラスが持って行ったのでしょう。これが自然なのです。


「子雀に 届かぬ人の 愛淡し」


[319] スイスは遠くなりにけり [PC]  2011/07/01 06:43:08    [削除]


   毎年この時期になるとスイスのトレッキングに出かけていました。ボランティアでスイスを案内していた時が、一番輝いていたように思います。旅行社から案内を頼まれた時は、人数が多くて2班編成で受け入れました。次の旅行者が来るのをスイスの宿で待ちました。
 予算の関係からホテルの個室を取ってもらえなかったので、中年男性2人が同じ部屋をブッキングしました。フロントの美人から変な目で見られたのが、今でも強烈な印象として残っています。


「高峰に 抱かれ咲くや リンドウの」


[320] 熱々500円 [PC]  2011/07/02 07:38:18    [削除]


   自然大学の仲間たちと造幣局の工場見学に行ってきました。レクチャーを受けた後、無人化された工場を見せてもらいました。広島で圧延されたコイルが自動プレスで打ち抜かれ、何か所もの工程を経てコインになって行く様子が、見学通路から一目瞭然に見渡されます。
 まるでビール工場の見学通路に似ていたので、帰りにはきっとお土産にコインを頂ける、との期待は見事に外れました。そんなわけないよね。


「汗ぬぐい 友とビールを 凪の時」


[321] 宝恵駕籠
(愛染祭り) [PC]  2011/07/03 07:31:10    [削除]


   6月30日から7月2日まで愛染さんの夏祭りです。近くまで来ていたので、友達の発案で寄ってみした。大阪三大祭り(天神祭・愛染祭・住吉祭)で一番早い夏祭りで有名です。6月30日に「夏越(なご)しのお祓い」神事があり、夏に向けての疫病にかからないようにとの願いです。さしずめ今なら熱中症でしょうか。愛敬・人気・縁結びの神様です。
 宝恵駕籠が練り歩き、露店が夏の装いを盛りたてます。寅さんの世界です。もちろんロクさんの世界でもあります。


「法被舞い ホーエホーエの 夏祭り」


[322] 国民平和大行進 [PC]  2011/07/04 07:23:05    [削除]


   今年は福島の原発事故の後と云うこともあり、核廃絶の思いが何時もより一層強くなります。原子力はそもそも人とは共存できないのです。豊能郡(豊能町・能勢町)は毎年自動車のパレードという形で全国に呼応しています。車を連ねて二つの町内を練り歩きます。可笑しいな、練り走るのかな?
 ロクさんも、この車による平和大行進には毎年参加しています。傍観者や批評家ではおれないのです。自らの手と足でこの美しい自然を未来につなげたいと云う思いからです。


「朝顔の 大輪になれ 深紅して」


[323] 待望のチヌ [PC]  2011/07/05 21:44:08    [削除]


   夜中2時45分に迎えに来てもらって、舞鶴湾のチヌ釣りに出かけました。地元能勢の知り合いは、チヌに関してはかなり研究されている方です。彼に竿先も作って頂きました。いわゆる釣りバカ日誌の浜ちゃんを絵にかいたような方です。筏からの釣りですが、小鯛・アジ・キス・ガシラ・グレなど五目釣りです。肝心のチヌが釣れません。ロクさんは美味しく食べられる魚なら魚種を選びません。
 あろうことか先生を差しおいてロクさんが立派なチヌを釣り上げてしまいました。後は先生にチヌが食いついてくれるかが、残された時間の心配ごとです。苦労しまっせ!


「火曜日は 筏しとねに チヌを釣り」


[324] コールクレッシェンド・のせ [PC]  2011/07/06 05:55:02    [削除]


   月曜日に我がコーラス団は、恒例になっている慰問公演に行ってきました。入所者の皆さんと交流できるのが楽しみです。毎年新しい歌を何曲か披露します。皆さんと唄うコーナーでは沢山の方が壇上に上がってこられます。楽しそうなお顔を観ていると、何故かこみあげてくるのものがあります。反対に元気を頂いて帰ります。
 年に何回か公演がありますが、生半な気持ちで歌ってはダメ、たくさんの人々と喜びを分かち合ってる、そんな気持ちにさせられます。


「梅雨の雷 僕らはみんな 生きている」


[325] ナツツバキ [PC]  2011/07/07 07:35:13    [削除]


   昨日はナツツバキに会ってきました。一般的に日本ではサラソウジュと云われていますが、本種の沙羅双樹とは全く違うものです。ナツツバキはツバキ科ですが、沙羅双樹はフタバガキ科です。本土では温室で育てているぐらい暖かい所でしか生きられない樹です。
 沙羅双樹(フタバガキ科)・印度菩提樹(クワ科)・無憂樹(マメ科)がお釈迦さまにまつわる仏教三大聖樹とのことです。


「そよ風に 揺れているよな 夏椿」 


[326] ザクロの赤ちゃん [PC]  2011/07/08 07:11:23    [削除]


   能勢には3種類のツバメが来ています。家燕と言われる普通のツバメ・コシアカツバメ・腰の白いイワツバメです。イワツバメの写真を撮りに行きましたが、橋の下に巣をかけているので、近寄ることが出来ませんでした。その代わりにザクロの赤ちゃんを見つけました。ザクロで思い出すのは鬼子母神伝説です。子どもを食べていたのを、お釈迦さんに諭され戒心して、子どもの守り神になったと云う話です。鬼子母神の手には吉祥果が在ります。いわゆるザクロです。それを食べていたという話です。夫婦和合と恋愛成就の神さんでもあります。
 昨日は七夕さん、お天気の悪戯で織り姫と彦星は、年に一度の逢瀬を楽しむことが出来たのでしょうか?


「逢いたくて なお逢いたくて 笹飾り」


[327] 白粉花 [PC]  2011/07/09 07:23:13    [削除]


   子どもの頃から馴染みの花です。何処の庭先にも咲いていたような記憶があります。ほとんどがピンク色だったなぁ~と懐かしく思い出しています。虫たちが気まぐれに花から花へと飛びまわるので、花色も最近は黄色や写真の様な艶やかなものまで多種多様です。
 貧しくとも輝いていた少年時代の思い出が、走馬灯のように次々と浮かんできます。懐かしくキュッとした瞬間です。


「白粉の 花に昔を 訪ねけり」


[328] サファイヤ婚式 [PC]  2011/07/10 06:30:02    [削除]


   今日で結婚45年になりました。ウエディングドレスや料理も手作り、会費400円で、高校生は200円の会費制結婚式でした。あれから45年、随分と辛抱しました。お互いにそう云い合っています。写真は退職前に自費出版した「24歳の選択」出版記念パーティーの時のものです。45年前にどんな選択をしたのでしょうね。今日あるのも24歳の正しい選択が、間違いではなかったと自信持って誇れることです。
 家族と仲間に支えられた45年間でした。まだ当分はロクさん中心に世界が回って行くことでしょう。


「文月に 巡り来る日の 紅き花」


[329] キイトトンボ [PC]  2011/07/11 07:38:29    [削除]


   2日続けての山歩きをしてきました。土曜日は地元山グループの定例会で、甲山周辺を歩き、昨日は宝塚西谷の森公園の下見です。たまたま月一回のウオーキング行事が催されていたので、飛び入りで参加させて頂きました。職員の方のコース案内とスタッフの方々の自然観察など、家族ずれの子どもたちが生き生きとしていました。
 糸トンボが飛んでいたので、止まってくれるのを辛抱強く待ちました。キイトトンボです。極楽トンボのロクさんにとっては他人とは思えません。


「一瞬の 涼風吹きて 糸蜻蛉」 


[330] フウセンカズラ [PC]  2011/07/12 07:30:52    [削除]


   緑のカーテンにしたくって、フウセンカズラと朝顔の種をまきました。朝顔はツルを伸ばしていますが、まだ花は咲いていません。一方フウセンカズラは次々と花を咲かせ、風船も沢山ぶら下がってきました。風鈴の音でもあれば雰囲気抜群なのですが。団扇も用意してあります。蚊取り線香があればもう云うことなしです。
 今日は久しぶりの「花曜日」ハイキング、一っ風呂浴びた後のビール、団扇片手に枝豆でも頂くとしましょうか。日本の夏いいね!


「生ビール これ一杯の ために生き」


[331] 紫陽花 [PC]  2011/07/13 07:15:06    [削除]


   紫陽花の紫が煙って得も云えぬ雰囲気を醸し出していました。妙見山の頂上付近です。今にも降り出しそうなどんよりした空模様。案の定、午後からは雨になりました。雨具の用意をして行かなかったので、下山は飛ばして降りました。何時もより1時間半ほど早い駆け足ハイキングでした。
 ビールには目のないレディーたちとの定例反省会。予定していたお店はお休み、仕方なく皆さんに付き合って遠くまで足を伸ばしました。


「紫陽花の そこだけ光 雲低く」


[332] 星朝顔が咲いた! [PC]  2011/07/14 07:33:36    [削除]


   やっと一輪だけ星朝顔が咲いてくれました。小指ほどの小さな朝顔です。昼前にはしぼんでしまいます。今朝も一輪咲いています。これから次第に数を増やしていくことでしょう。今年はプランターに種を蒔いたので、環境が悪いのか大輪の朝顔はまだ気配もありません。
 我が家には生き物を育てる資格がありません。二人とも出歩いているので、水やりもおろそかになっています。夕方には葉っぱがだらりと垂れ下がっています。可愛そう!


「涼しさや 一輪だけで 在ればよい」


[333] アオサギの狩り [PC]  2011/07/15 07:14:53    [削除]


   田んぼを吹き抜けてくる風が心地よいので、稲の成長などを観ながら何もせずに夢想している時間があります。エヤコンなし生活を送っていますので、天然のクーラーがありがたいものです。山の頂上で味わう清涼感を、居ながらにして毎日体験しています。夕凪の時にどっと汗が噴き出します。それが夕餉の時のビールの口実になります。
 アオサギが獲物を狙っています。多分カエルでしょう。田んぼは本当に生物多様性の宝庫です。田んぼを守る施策が待ち望まれます。TPP御免です!


「雨蛙 風呂場の悲鳴 妻の声」


[334] 恋の季節 [PC]  2011/07/16 07:26:51    [削除]


   活動に出かけるバス待ち時間です。朝の陽を浴びてカナブンが交尾をしていました。盛の出ることです。暑くはないのかね?と俗っぽく思ってしまいました。子孫を残す立派な営みなのです。緑地公園でもチョウトンボの観察に行き、恋の瞬間を収めたいと汗をかきながら待ちましたが、期待外れでした。
“痩せ蛙負けるな一茶ここにあり”俗っぽいロクさんの姿がありました。蛙やトンボや虫たちの命の営みに乾杯!


「葛の葉に 命を紡ぐ 黄金虫」


[335] ビビンバ [PC]  2011/07/17 07:24:46    [削除]


   男の料理教室では、能勢で採れる食材にこだわって和食・中華など作ってきましたが、今回は韓国の家庭料理に挑戦です。5種類の野菜を手分けしてナムル(和えもの)を作りました。ロクさんの担当は茄子のナムル、超簡単レシピでした。牛肉のしぐれ煮は少し贅沢をしました。付け合わせに野菜サラダ、余った野菜を使った具だくさんのスープ、後はキュウリのキムチ。
 出来上がった料理を皆で頂く時が楽しみです。日ごろ何気なく見過ごしている妻の苦労などが見えて来る時間でもあります。ご馳走様でした。


「夏野菜 刃先に触れて 弾けをり」


[336] 燻製下準備 [PC]  2011/07/18 06:45:33    [削除]


   地元の猟友会の知人から、鹿が獲れたので取りに来るか?との連絡が入りました。先週、猪の燻製を作ったばかりです。鹿は夏が美味しいと聞いていたので、夏場の燻製は大変ですが、引き受けることになりました。下準備が大変なのです。適当な大きさに切り分け赤ワインに漬け込みました。ニンニクやローリエなどを効かせて。
 自称グルメのロクさんとしては、出来るだけ満足してもらえるような燻製を作りたいのです。今回は煙に砂糖をまぶせようかな、などと構想を練っています。


「奈良ならば 獲られもしまい 袋角」


[337] ロクの原点 [PC]  2011/07/19 06:50:28    [削除]


   一昨日で写真俳句を始めてから1年を経過しました。写真も俳句も「何やこれ!」というレベルでしたが、曲がりなりにも1年間毎日アップを心掛けてきました。沢山の方々から励ましやら、近況報告なども頂きました。仲間たちにロクが元気に飛び回っているのを、知って頂いたことだけでも意義があったと思います。
 ロクの原点はアクティブです。皆さんと共に“この道を行こう”と思っています。これからも宜しくお願い致します。


「吟行に 通帳持ったと 妻が問い」(川柳) 


[338] 夏台風 [PC]  2011/07/20 06:51:46    [削除]


   予定していた妙見山でのバーベキューが台風接近で中止になりました。大阪北部地域では思っていたほどには雨風は強くなかったようですが、今は嵐の前の静けさかもしれません。夏台風は各地に大きな爪痕を残しています。台風の進みが遅く、足止めされる時間が長いのがロクさんには堪えます。
 昨日はブルーな気持ちで窓から、時折強く吹く風を日がな一日見ていました。今の時期に吹く風を青嵐とも言います。


「吹き飛ばせ 沈みし心 夏嵐」 


[339] トロピカル・フルーツ [PC]  2011/07/21 06:47:56    [削除]


   娘夫婦から沖縄産のマンゴーが届きました。彼等は何時も本物を食べることに労力を惜しみません。トロピカルなフルーツに接すると旅の思い出がよみがえります。果物の王様ドリアンはベトナムの露店で初体験したなぁ~。果物の女王マンゴスチンはタイでたくさん買って、内緒で持ち帰ったかなぁ~。ドラゴン・フルーツや、スター・アップルってそんなに美味しくもなかったなぁ~。また旅に出たくなってきました。
 マンゴーはウルシ科だったとの記憶があるので、再確認してみました。あのウルシの仲間とはいまだに想像が出来ません。果実の形が全く違うもの。


「マンゴーに ブランデ垂らし 暑に籠る」  


[340] アカメガシワ雌花 [PC]  2011/07/22 05:50:55    [削除]


   自然観察会に行ってきましたが、今年は例年になく樹木の実成りが多いように感じます。隔年毎に実成りの年があるようですが、今年は異常です。地球温暖化が影響しているのでしょうか?それとも何か良くないことの前兆でしょうか?と感じずにはおれないほどに稔っています。
 アカメガシワの雌花も目につきます。工作材料として種を集めていたので、今年は採り放題とほくそ笑んでいます。


「色あせし 合歓の残り香 シニアにも」


[341] ニイニイゼミ [PC]  2011/07/23 07:40:56    [削除]


   例年7月は伊吹山の観察会に行っていますが、台風がドライブウエーを寸断してしまい、急遽、行き先を三重県上野森林公園に変更されて、バスでの観察会を楽しんできました。よく整備された公園で、珍しい動植物に出遭えました。湿地ではハッチョウトンボが飛び交い、ヌマトラノオや食虫植物のミミカキグサなどが観察出来ました。
 今年は蝉の鳴き声をあまり聞かないと云いますが、森林公園ではすでにヒグラシがカナカナと物悲しい声(?)で鳴いていました。赤松の枝にはニイニイゼミが姿を隠していました。


「空蝉を 探しその目で 天仰ぐ」


[342] 風鈴電車 [PC]  2011/07/24 06:50:01    [削除]


   地元のローカル線(能勢電)に風鈴電車が登場しました。たまたまその電車に乗り合わせて「やった!」。旅気分に浸ってしまいました。山田洋二監督が好きそうな風物詩で、どこかに寅さんが居そうな錯覚を覚えました。
 ガラス製の風鈴には色んな短冊がぶら下がり、七夕飾りのようです。もちろんその車両には冷房など不似合いです。人間は体以外でも涼しさを感じられるのです。


「風鈴が 親娘の会話 弾ませり」


[343] 山芋の木 [PC]  2011/07/25 07:36:23    [削除]


   昨年は門冠りの山芋に仕立てましたが、今年は山芋の木を作ってみました。昨年の暑さと、山芋を山茶花の根元に茂らせたのが影響したのか、山茶花は見事に枯れてしまいました。仕方なく今年は山茶花の枯れた幹に山芋を巻き付けました。あたかも山芋が木になっているようです。
 20年前に友達から新築祝いに頂いた山茶花でした。生き物を育てる資格が我が家にはありません。せめて山芋の支えにでもなればと思って…。


「大暑過ぎ 風に気配を 漂わせ」


[344] 撮れたて朝顔 [PC]  2011/07/26 06:22:51    [削除]


   緑のカーテンにしているフウセンカズラと朝顔3種類(星・メキシコ・日本産)日本古来の朝顔がやっと咲いてくれました。一番お気に入りの朝顔です。江戸での朝顔市が有名ですが、浪速でもあちらこちらで売られているようです。朝顔と聞くと何故か時代が遡ってしまいます。
 今年は日除けのカーテンにしているので、朝顔も前から観ることが出来ません。後姿の朝顔も奥ゆかしくっていいものです。夢二の世界かな…。


「朝顔が 咲いたと妻の ピンク色」


[345] 斑入りハス [PC]  2011/07/27 07:30:07    [削除]


   夏場の低山歩きは堪えるので、昨日の花曜日は中山の谷コースをひたすら歩いてきました。メンバーさんたちは何回も歩かれたようですが、ロクさんにとっては初めてのコースでそれなりに新鮮味がありました。最高峰手前での急登がありますが、水音と一緒に歩けるのはありがたいです。
 スタート地点の中山寺には沢山の蓮鉢があり、様々の蓮が植わっていました。古来から人々に愛され、全草が民間療薬として利用もされてきました。お釈迦様に纏わる話も、そうした有用な植物だった証からでしょう。因みにロクさんはレンコン大好き人間です。


「蓮の花 薄紅差して たなごころ」


[346] 子持ち草 [PC]  2011/07/28 06:39:05    [削除]


   正月に買ってきたセイロンベンケイソウの葉から生まれた子供が、しっかり自立できるまでに成長しました。この状態で成長していけば、新しい葉から孫の誕生も現実味を帯びてきます。植物好きの皆さんへのお裾分けも出来るかもしません。
 朝一番に朝顔の咲き具合や、フウセンカズラの様子、セイロンベンケイソウなどの成長を観るのが日課になっています。傍から見ると結構お爺さんをやっています。


「体操を 終えて朝餉の トマトかな」


[347] バオバブの花 [PC]  2011/07/29 07:10:19    [削除]


   野生動物を求めてアフリカに3度訪れました。アフリカ病になる手前で思いとどまったのは、単に旅行代金を捻出出来なくなったからです。そこで人もホモサピエンスと云う種類でしかないと云う事を、動物たちに教えられました。植物も独自の進化で育っています。2000年のバオバブの樹などにも出遭ってきました。ゾウに荒らされないように周りに簡単な溝を掘ってありました。それだけでゾウさんたちは近寄らないようです。
 京都府立植物園にはバオバブの花が咲いていました。夜に開花して翌日の昼ごろには散ってしまいます。職員の方から皆さんは運が良かったねと労われました。


「夕立が 異国の香りを 乗せて去り」


[348] ヒマワリ [PC]  2011/07/30 07:33:29    [削除]


   京都府立植物園では朝顔展と食虫植物展が催されていますが、人影は疎らです。木蔭に入ると結構涼しく、隠れた避暑地です。ひと足早く秋の花などにも巡り合えます。今回は夏本番と云うことで蓮池とヒマワリを訪ねました。
 アクティブに行動してますが、写真はどうしても花に偏ってしまいます。プライバシーなども関係するので、人物写真などは避けるようにしています。被写体探しも楽ではありませんね。


「向日葵を 見つめる我に 陽の暑し」


[349] カモメの皆さん [PC]  2011/07/31 06:58:40    [削除]


   カモメとくると反射的にジョナサンが浮かんできます。アメリカでヒッピー文化が台頭してきた時期です。日本の若者もいち早くファッション感覚でヒッピー文化を取り入れました。主人公カモメのジョナサンは、食べることより飛ぶことに価値を見出しました。色んな意味で価値観の多様性が取りざたされた時代でもありました。何時も翔んでいるロクさんとダブります。
 沢山のカモメがいます。1羽はカモメのジョナサンですが、後のカモメは?我々シニア仲間は覚えていますよね。答:カモメの皆さん


「チヌ釣りと カモメに遊ぶ 筏かな」 


[350] 小さな教会 [PC]  2011/08/01 07:31:37    [削除]


   スイスクラブからイタリアのドロミーテに行くための説明会がありました。心が躍ってきます。ヨーロッパアルプスがチラつきます。以前シャモニーのモンブランを訪ねた時には、お気に入りの小さな教会を必ずと言っていいほど案内していました。路線バスで10分ほどの場所にあり、帰りは川沿いの道を歩いて帰るのが定番になっていました。初めてその教会に案内してもらった時の感動を留めるために、帰ってから何枚も絵を描きました。パステル画、油絵などです。
 文化祭に出品した時に、褒めて頂いたのに気を良くして、人の迷惑を顧みず差し上げた記憶があり、まさに怖いもの知らずの“おっちょこちょい”でした。


「8月は 不戦の鐘の 鳴り響き」


[351] 白花の桔梗 [PC]  2011/08/02 07:46:07    [削除]


   春は黄色、夏は白色、秋は紫色と花の色が変化して行きます。花色の変化で日本の四季を身近に感じることが出来ます。秋の七草があちこちで咲きはじめています。桔梗・女郎花・川原撫子・藤袴・萩はひと足早く咲くようです。葛・芒はこれからでしょう。
 山でリンドウなど咲いていると妻に「美恵ちゃんみたいだよ!」と言ったものです。最近は枯れかかった花を観ると「美恵ちゃんみたい!」と言って機嫌を悪くさせています。


「節電の ニュースむなし 草の花」


[352] ツチアケビ [PC]  2011/08/03 06:17:42    [削除]


   昨日の観察会は期せずしてキノコ観察会になりました。色んな種類のキノコが自生しており、沢山写真に収めました。以前なら採って帰って試食しただろうと思いますが、苦い思い出があるので最近は見向きもしなくなりました。イグチ系のキノコで2度も下痢症状に襲われたことがありました。
 川沿いの道でツチアケビに出遭いました。帰ってから図鑑で調べると土通草と云って滋養強壮の薬効ありとのこと、ラン科と知って2度びっくり!


「渓流に 犬と子どもと 蝉の声」 


[353] ノカンゾウ [PC]  2011/08/04 06:58:45    [削除]


   散歩の土手道にはヤブカンゾウがたくさん咲き、春の若芽と夏の蕾を頂いて帰るのが、毎年の習慣になっています。今年も春の山菜時期にカンゾウの若芽で酢味噌和えを作り、先日は蕾をたくさん採って帰り甘酢漬けにしました。まだ食べたことがないと言われる方に差し上げるのが、ロクさんの楽しみでもあります。
 昨日は妙見山に行く道中にノカンゾウが群生していました。八重咲きのヤブカンゾウより上品で、ニッコウキスゲに似ているところが好きなのです。流石にこれの蕾を「採る」ことは憚られましたので、こちらの「撮る」方で我慢しました。


「草刈りを 待っていてくれ 帰りまで」


[354] メキシコ朝顔 [PC]  2011/08/05 06:53:30    [削除]


   3種類蒔いた朝顔の種、最後にメキシコが咲いてくれました。これも上品な花で夏の朝にぴったりの雰囲気です。清楚で涼しげなところが得もいえません。フウセンカズラの実はすでに茶色くなったものもあり、今年も沢山のハートマークの種が収穫できそうです。
 当初の思惑に反してあまり緑のカーテンにはなってくれませんでした。来年はゴーヤでも育てようかと思っています。今年はマスメディアで報道されたので、ゴーヤの苗が一気に高騰してしまいましたね。


「えいままよ 種も一緒に まっか瓜」


[355] キノコ雲 [PC]  2011/08/06 06:54:44    [削除]


   シロオニタケ、毒キノコです。8月6日・9日もっと大きな毒キノコが落とされました。みんなで誓い合いました。食べないようにしようね。持たないでおこうね。貰わないようにしようね。毒キノコの被害を4回も経験してしまいました。まだ懲りない面々がいるようです。
 黙祷!広島・長崎・焼津・福島、もう沢山です。生き物と核は共存できないのです。スローでいいじゃないですか!青い地球の美しさ再発見をしましょうよ!


「朝顔の ピンクが好いね 原爆忌」


[356] 隠岐島のサザエ [PC]  2011/08/07 07:16:23    [削除]


   友人からたっぷりのサザエが届きました。食べることに関しては興味の尽きないロクさん。先ずは刺身と壺焼き、後は濃いめの味付けで煮付けようとの基本方針(?)がまとまりました。ビールの欠かせない時期ですが、ここはやっぱり日本酒でしょうね。壺焼きの後に熱燗を入れて飲むのが、また堪えられないのです。
 間もなく旅に出ますので、一足早く墓参りも済ませなくてはなりません。しかし、頭の中は今日の晩酌に行っています。ご先祖様ごめんなさい!とりあえずは今日行きますので。


「せっつかれ 年に一度の 墓参かな」


[357] 朝焼け [PC]  2011/08/08 07:00:57    [削除]


   毎朝5時前に目を覚まして、寝呆けた頭で本を読みはじめます。ふと眼を外に向けると空が薄紅を引いたような薔薇色に。いい所に住んでいる幸せを感じるひと時です。里山がもともと日本の原風景だったのです。未来の子どもたちに残したい生活空間です。
 こんな日は何かいいことがありそうな予感を与えてくれます。昨日墓参りに行ったのでそのご褒美かな。


「初恋の 色にも似たる 朝焼けの」


 [358] ワルナスビ [PC]  2011/08/09 06:22:48    [削除]


   手入れの行き届いていない土手道や原っぱにワルナスビの花が咲いています。いたるところで繁茂しています。北アメリカからやってきました。花は茄子に似て可愛いですが、茎には棘があり厄介な雑草です。アメリカでは「悪魔のトマト」と云われているらしいです。
 秋から冬にミニトマトより小さめの黄色い実を付けるので、一時リースの飾りに使いましたが、独特の臭気があり今は敬遠しています。


「土手道に 我ら二人と ワルナスビ」


[359] 地獄谷 [PC]  2011/08/10 07:18:30    [削除]


   月2回の花曜日ハイキング、箕面の山を27000歩歩いてきました。今年一番の暑さと感じるほどで、持って行った水分は足りなくなってしまい、途中でメンバーさんに恵んで頂く始末です。汗が噴き出します。これが熱中症には好いらしいですね。まさに地獄谷をこれでもかと云う感じで歩いてきました。暑さ我慢比べをしているようです。
 反省会でお店に駆け込んだ時には、先ず冷えたお茶をお代わりしてしまいました。瓶ビールが大瓶だったのが嬉しかったなあ~!


「ヘチマ汁 今日の暑さを 予感させ」


[360] 地獄花 [PC]  2011/08/11 07:29:43    [削除]


   薄暗い林に狐火が灯っています。狐の変幻に見立てたと謂われています。葉が剃刀の刃に似ているからともいわれています。ヒガンバナ科ですから毒草です。誤って食べた人がいたのでしょう。そこから地獄花と云われたのかもしれません。能勢にたくさん咲いていますが、今年は一度も観に行きませんでした。写真の花は箕面の政の茶屋に咲き残っていたものです。
 今日から旅に出ますので、少しの間写真俳句はお休みにします。皆さんお元気でお過ごしください。皆さんからの投稿があればいいかも。


「盆近し 色の褪せたる 熱き花」


[361] 有福教会 [PC]  2011/08/18 11:24:25    [削除]


   ただいま帰りました。長崎県五島列島に行き、家族5人で福江島の観光とグルメを楽しんできました。今年の4月から息子が五島に転勤したのを、これ幸いと押しかけたと云うのが実状です。噂にたがわず海の色は美しいの一言につきます。ところが天気は我々の思い通りにはなってくれません。随分と予定を変えた行動になりました。
 最終日は妻と二人で上五島に渡り、有福島も訪ねました。ちゃんと「有福教会」まであり、隠れキリシタンの歴史を辺境の地で垣間見ることが出来ました。いい旅でした。


「異文化を 訪ねし夏の 雲高し」


[362] 五島のビーチ [PC]  2011/08/19 07:01:08    [削除]


   五島列島の目玉は、はやり海でしょうね。勿論これって観光客目線からです。福江島のいたるところに綺麗なビーチがあり、一方、人を寄せ付けない断崖絶壁もあり「凄~い!」の連発です。歴史的には貿易の要所として倭寇が活躍したり、遣唐使が旅立つ場でもありました。歴史音痴のロクさんでも、なるほどと納得させられる雰囲気に満ちた島です。
 何よりも魚が旨いのがロクにとってはうれしい限りです。サザエなどの貝類・箱河豚・伊勢海老・キビナゴ・青味の魚類、もう忘れてしまったので、また行きたくなってきました。


「引潮に 足掬われし 土用波」


[363] チャンココ
(念仏踊り) [PC]  2011/08/20 07:24:57    [削除]


   8月13日から15日まで福江島では“チャンココ”と云う念仏踊りが、町々に繰り出します。地区の若者たちが中心です。国の無形文化財に指定される伝統ある行事です。初盆を迎える家の軒先で、太鼓を鳴らし念仏を唱えながら踊ります。旅行者はそれを観たいのですが、何処を通るのかは地元の人に聞いても判りません。まさに神出鬼没と云った行事です。
 たまたま車で移動中にその集団を見かけました。車を放り出し、彼らの後に付いて行きます。お店の前でやっと念仏踊りを観ることが出来ました。写真に収めることが出来てラッキーでした。


「港には 精霊流しの 跡哀し」


[364] 鬼岳(おんだけ) [PC]  2011/08/21 07:32:28    [削除]


   この山には登ろうと計画していました。登山口まで行きかけると雨になり、しばらく様子見していたが、ますます激しく降ってきたので断念しました。翌日に再チャレンジ、曇ってはいるが何とか登れそうです。眺望は抜群です。あろうことかポツリポツリ、ガスが我々を包んで視界を遮ります。ここで降りるしかない!と決断。ピークを目の前にして残念でした。
 果たせなかった夢の実現のために、また来ればいいのだと発想の転換です。これで福江島に行く口実が一つ出来たことになります。


「飛魚を かじりつつ飲む 未来かな」


[365] ハマナタマメ [PC]  2011/08/22 06:49:52    [削除]


   五島列島には海洋性の植物が沢山あります。当然と云えば当然ですが、我々の身近で観れないものもあり興味が付きません。時期的には夏の花で、ハマボウ・ハマゴウ・ハマユウ・ハマボウフウとこのハマナタマメが咲いていました。海岸線にハマジンチョウゲと云う植物が、1個所群生している所もありました。
 旅の楽しさは、土地の美味しい食べ物や、歴史と文化の違い、人情の違い、生物分布の違いなどに触れることです。放浪したくなってきました。寅さんっていいなぁ~!


「世を捨てて 旅立ちたくなり 虫の声」


[366] 棗(ナツメ) [PC]  2011/08/23 06:57:34    [削除]


   ナツメの実は抹茶を入れる棗に似ているからとの説があります。と云うことはそれほど古くから、人々に知られてきたということでしょう。古い農家の庭には必ずと言っていい程ナツメが植わっていて、子どもたちは赤く熟すと食べたものです。利尿・強壮・がん治療など民間薬として利用されていたようです。
 ♪この子はだあれ 誰でしょね なんなんナツメ花の下~♪と童謡に謡われている数少ない薬草の一つです。幼き頃の青いリンゴの味を思い出しました。


「庭先に 昭和の香り 青夏芽」


[367] 実り近し [PC]  2011/08/24 06:52:33    [削除]


   窓から見える田んぼの稲穂は既に頭を垂れる位に稔っています。心もち黄金色になってきています。チュンチュンと雀たちの声も元気そうに聞こえます。周りの山は霧に閉ざされ、幽玄な雰囲気を漂わせています。能勢の1日が始まろうとしています。
 能勢は栗の産地です。銀寄せ発祥の地でもあり、散歩道にはいたるところに栗林があります。コーラスに向かう途中の栗は、テニスボールぐらい大きくなってきました。あと少しです。


「味噌汁に 紅き海藻 秋めきて」


[368] 屁糞蔓
(ヘクソカズラ) [PC]  2011/08/25 06:49:00    [削除]


   今日はヘクソカズラの名誉挽回のために一肌脱ぎます。茎と葉の匂いから屁・糞の名前を戴いているようですが、花はなんとも可愛いものです。花を讃える可愛い名前がないものか調べてみました。有りました。美しい花を早乙女に見立ててサオトメバナとも云われているようです。
 さらに薬効として化粧水にするとお肌つるつるになるようです。しもやけ・あかぎれ・ひびわれ等にもいいようです。ドクダミとかヘクソカズラは美人を作ってくれる秘薬ですね。


「我が腹を じっと見つめる 残暑かな」


[369] 稲穂 [PC]  2011/08/26 06:47:56    [削除]


   新物の秋刀魚がスーパーに並んでいます。あと少しすれば安く出回るはずですが、少し贅沢をして食卓に乗せてもらいました。油がじゅうじゅうと滴り落ちて、それはそれは美味でした。ロクは秋刀魚には目がないのです。(秋刀魚にはちゃんと目がある)秋刀魚さえあれば、後は何も要りません。
 帰宅途中の田んぼでは稲穂が稔り、刈り取りを待つばかりになっています。新米を口に出来るのもあと少しです。新米と秋刀魚、相性がいいですね。


「雨空を 急ぐ家路に イナゴ跳び」 


[370] キクイモ [PC]  2011/08/27 05:36:13    [削除]


   今年は「猫の額花壇」に沢山のキクイモが茂っているので、肝心の茗荷が追いやられて収穫が減ってしまいました。捨てる神あれば拾う神の例え通り、運良く自然の仲間から茗荷を頂きました。天ぷらにしようか、甘酢漬けがいいのか、あるいは汁の実で頂こうか思案中です。
 キクイモは掘り尽せなかった芋から繁茂し、花の割に図体が大きいので雑草感覚です。収穫後は芋のかけらも残さないようにしたいものです。やはり野生ものを採りに行くのが一番です。


「秋空に 憚ることなく 黄花伸び」


[371] タツノオトシゴ [PC]  2011/08/28 07:49:09    [削除]


   自然仲間のサークルに参加させてもらっていますが、先日の定例行事でバーべキューを楽しみ、午後からは工作を用意して頂きました。来年のことを言うと鬼が笑うようですが、我々のグループは未来志向などで、先々のことを考えた準備で事を進めています。
 今回は来年の干支工作を提供して頂きました。タツノオトシゴを作ります。ほとんど完成間近まで用意して頂き、我々は背ビレと鱗の模様を掘るだけです。殆ど「おんぶに抱っこ」状態の工作でしたが、上手く出来たと一人でほくそ笑んでいました。


「旅立ちを 控えて忙し 秋ツバメ」


[372] アオイトトンボ [PC]  2011/08/29 06:45:40    [削除]


   昨日は山仲間の誘いで金剛山の腰折滝コースに行く予定をしていたのですが、雨が続いていたので参加しませんでした。本心は自信がなかったのです。今年の夏は殆ど山を歩いていないので、皆さんの足を引っ張るかもしれないとの不安からです。
 しかし、海外トレッキングを控えているので、家でだらっとしているわけにもいかず、地元の三草山を登ってきました。暑くって何回も足を止めました。期せずして秋探しのミニハイキングになりました。ビールの旨かったこと。


「邪魔者を 避けて休みし 蜻蛉かな」


[373] ブルーベリー [PC]  2011/08/30 07:26:58    [削除]


   古くからの知り合いから、ベルーベリーがたくさん実を付けているのでどうぞと嬉しいお誘いを受けました。畑の一角に網で覆った何本かの木には、ブルーベリーが鈴なりに垂れ下がっています。青黒く熟した実を口に入れ、汗をかきながら籠一杯も採取しました。まるで子供のように嬉々としているロクを想像して下さい。
 目に良いとは聞いていましたが、アントシアニンの抗酸化作用が、毛細血管を強くし老化防止に役立つらしいです。頂いたブルーベリーは今日ジャムになる予定です。何れ颯爽としたロクをお目にかけますので。


「青き実を ワインカラーに 秋染めて」


[374] ガガイモ [PC]  2011/08/31 06:55:51    [削除]


   ガガイモと云うのはヤマノイモなどと同じ仲間だと思っていました。どんな芋だろう、食えるのかな?と興味がありましたが、根を掘り返すまでには至っていません。葉っぱと花と果実に特徴があり、一度見たら直ぐに覚えてしまいます。これが何と滋養強壮にいいと聞くから、採取して試してみたいものです。
 山菜・野草は今まで随分な種類を戴いてきましたが、ガガイモの若芽はまだ食したことがありません。灰汁抜きした後、油炒め・煮物・混ぜご飯などで利用できるらしいです。


「草の花 一輪差して 検診日」


[375] カラスウリ [PC]  2011/09/01 06:59:50    [削除]


   カラスウリの花の写真を撮りたくって、懐中電灯を持ち写しに行ったものです。レースを纏った貴婦人の雰囲気が漂います。ロクとしては夜這に行くいでたちです(古う~!)。ところでカラスウリの根からはでんぷんが採れるので、以前は天花粉として使われていました。子どもたちに天花粉を塗りたくったのが思い出されます。 
 種の形が独特でカマキリの頭とか、大黒さんとか、玉ずさ(結び文)に似ています。年末のリース飾りに欠かせない材料の一つとして、秋も終わりごろになると柿色をした実を集めに回ります。


「幼児の お尻ぷりぷり 天花粉」


[376] 台風接近 [PC]  2011/09/02 07:08:39    [削除]


   散歩道の田んぼの一つが、強風のためになぎ倒されていました。あと少しで刈り入れと云う時期にです。つむじ風でも吹いたのでしょうか?稲の品種によって茎が弱いものもあるようです。倒れた稲はどうなるのでしょう?
 台風が関西地方を直撃しそうです。余りにもゆっくりとした足取りなので、予定が立てられません。アクティブ派のロクは足止めを食っています。


「カーテンが テレビを覆う 野分かな」


[377] 葛の花 [PC]  2011/09/03 06:56:43    [削除]


   秋の七草がようやく出揃ってきました。春の七草は若菜として食卓に上がりましたが、秋では唯一クズ位でしょうか。葛餅や葛切りは今では高級和菓子になってしまいました。風邪薬の葛根湯は有名です。葛の花は二日酔いに効くとのこと。生の根をミキサーにかけて飲むと健康飲料にもなるらしいです。これほど有用な植物ですが、繁殖力旺盛ですべてを覆いつくしてしまうので嫌われ者になっています。
 春の新芽の天ぷらはお勧めです。思わず旨いと声が出ることでしょう。晩秋以降のツルは、クリスマス用のリース作りに欠かせません。手軽に採取できるので重宝しています。


「葛花を 愛でる間もなく バスの来て」


[378] 現の証拠 [PC]  2011/09/04 07:36:23    [削除]


   ご存知ゲンノショウコです。民間薬の代表格で昔から親しまれてきました。因みに民間薬としてはセンブリ・ドクダミ・キササゲ・カキドウシ・タラノキ・ウラジロガシなどが挙げられています。民間薬として何よりも大切なことは、副作用がないと云うことで安心して服用できると云うところが肝心です。
 地元のゲンノショウコは紅花が多いですが、地方によっては白花が多い所もあります。ミコシグサと云う別名を持ちますが、実から種をはじいた状態が神輿の形をしているのです。


「山里に 稔りと共に 鉦の音」


[379] シュクシャ
(ジンジャー) [PC]  2011/09/05 06:26:36    [削除]


   イライラ台風のせいで外出できずに体も心もなまっています。夕方になってやっと雨が上がったようなので、カメラ片手に外へ出てみました。農家の庭先にシュクシャの花が雨に濡れて、ロクのように心持ちしぼんでいました。これから近くの道の駅には沢山のシュクシャが並ぶことでしょう。
 最近はジンジャーと云った方が通りがいいようですが、日本には江戸の終わりごろ入ってきたようです。ショウガ科ですが生姜ではありませんので。


「台風の 爪痕知らず 香を放ち」


[380] ウド [PC]  2011/09/06 07:15:20    [削除]


   春の山菜時期に食べられるウコギ科の仲間が、同じような花と実を付けています。タラノキ・コシアブラ・ヤマウコギ・タカノツメ・ハリギリなど殆どが木本ですが、ウドは草本です。別名ツチタラと云われて、山菜時期にはタラの芽の影武者とも云われています。
 新芽の天ぷらや、茎の酢味噌和え、汁の実、キンピラなど、どれをとっても風味あり、まさに大人の味です。薬効もあるらしいのでもっと利用したい植物です。


「秋涼し ひと雫なり 山映し」


[381] ローマの休日 [PC]  2011/09/07 06:47:15    [削除]


   今日からイタリアのドロミーテへ行ってきますので当分お休みします。殆どトレッキングですが、後半は観光も予定されています。今回で4回目のイタリアになります。前回はスリの洗礼を受けましたので、今年は轍を踏まないようにしないと笑い種になります。
 ツユクサを観ていると、何故か儚げで可憐なところがヘップバーンを連想します。となるとそこにいるのはロクならずグレゴリー・ペックでしょうか……。


「露草の 蒼空のごと 雲切れて」


[382] ドロミーチ [PC]  2011/09/18 06:21:44    [削除]


   昨夜遅く帰ってきました。ドロミテ、ドロミーテなどと呼ばれていますが、イタリアではドロミーチと呼ばれているので、敬意を表して現地名で呼ぶことにします。噂にたがわぬ雄大な山塊群です。カナダやスイスとは違った山容で、心ゆくまでトレッキングを楽しんできました。行程中に古希を迎え、皆さんから祝って頂き思い出に残る山旅でした。
 帰ってから食べた秋刀魚と豆腐の旨かったこと。日本人で良かったなと思う一瞬です。


「帰国食 秋刀魚一尾 有れば善し」


[383] トレッキングコース [PC]  2011/09/19 07:51:06    [削除]


   今回はハイキングが連続4日間あり、かなり足腰に負担がかかりました。特に下りが多いコースの日は堪えます。同行の皆さんも年々歳を重ねられているので尚更です。足元に気を取られ、緊張の連続でせっかくの眺望をかなり見落としてきた感があります。3000m級の山が連なっていますが、針峰群が多く険しさを感じされる山塊でした。
 我々のトレッキングは、何ヵ所かのピークを望みながら、ガレ場をトラバースして行く変化に富んだコースでした。汗を流した分だけ山々は我々にご褒美を授けてくれました。


「山旅の ガレ場にそっと 濃竜胆」


[384] ご褒美 [PC]  2011/09/20 17:19:36    [削除]


   この素晴らしい景観を早く皆さんと共有したいと思っていました。有ろうことか体調を崩し、ヘルペスが口の周りに出来てしまいました。妻曰く「正一さんはもう海外の長旅は無理だね!」だって。「何を言ってるんだ、馬鹿にしないでよね!」ですよ。
 ところが今朝は疲れが出たのか、何時も6時前には起きるのに、8時20分まで寝てしまいました。勿論、彼女も僕が起こすまで寝ていました。お互いに歳を重ねているのです。おかげで朝食抜きで出かけました。


「寝過ごしを 野分のせいに いざバスへ」


[385] サフラン群生 [PC]  2011/09/21 06:56:58    [削除]


   高峰を仰ぎ見る草原には、サフランがいたるところで群生しています。日本のサフランはもう少し紫が濃い感じだったと思います。時期が遅かったのでお花畑の花の数に限りがありますが、初夏だと多分沢山の花が咲き誇っていたことでしょう。頂近くを歩くトレッキングは男性的ですが、草原の花を愛でながらの女性的なハイキングも楽しいものです。今は逆かな?
 サフランは料理の着色などに使われているのでご存じだと思いますが、薬効もかなりあるようです。焼酎に浸けたり、生薬として服用したりされているようです。不眠にも効くらしいですが、覚醒にも効けば好いのにとロクの一人言とです。


「サフランの 草原までも 紅く染め」


[386] エーデルワイス [PC]  2011/09/22 09:01:42    [削除]


   岩山で出逢うと何故か興奮してしまうエーデルワイスです。あまり見かけることのできない貴重種だからでしょう。山男憧れの花ですが決してきれいな花とは思いません。サウンドオブミュージカルで歌われてから一気に人気が出ました。その旋律は世界中に広まりました。なかなか原語では歌えませんがメドレーをつい口ずさんでしまいます。
 さしずめ日本では高嶺に咲くコマクサぐらい山男の心を虜にしてしまいます。高山植物を守るためにも、山のオーバーユーズは避けたい課題です。


「岩肌に 白き花在り 秋の雲」 


[387] ヒガンバナ [PC]  2011/09/23 07:16:05    [削除]


   昨日はやっと雨も上がり幽門状態から抜け出せました。午前中にダリア園にピクニックに行き、午後からも精力的に行動しました。お彼岸の中日に合わせて彼岸花をアップしたかったので写真も撮りに行きました。昨年は開花が遅れていましたが、今年は暦通りに散歩道を彩ってくれました。園芸種では黄色やピンク色、白花もあるようです。
 何故か彼岸花は忌み嫌われているようですが、ロクはこの花の凛として天に伸びているところが好きです。お彼岸に咲くのと毒草と云うのが嫌われる理由かもしれませんね。


「緋の色が 近寄り難き 曼珠沙華」


[388] さくらと再会 [PC]  2011/09/24 07:08:49    [削除]


   覚えておられるでしょうか?真冬に知人のうちの犬を預かったことを。そのさくらに会いに行きました。車を庭に滑り込ませて車内からに出た途端、さくらは喜びをどう表現しようか尻尾を振り身をよじらせて甘えた仕草で迎えてくれました。犬って本当に可愛くって賢い動物ですね。大きく分けて犬派と猫派に分かれるようですが、ロクはやっぱり犬派です。でも子猫の可愛さも捨てがたいですね。
 子どもの頃にはいろんな動物を飼っていました。犬に始まりウサギ、ひよこ・にわとり、水生生物類、昆虫類などです。大人になってもその興味は変わらず、子どもにかこつけてイモリやタニシなども飼いました。


「お土産に ちょんちょんちょんと 秋桜」


[389] 稲刈り真最中 [PC]  2011/09/25 07:13:08    [削除]


   稔りの秋を探しに結構歩きまわりました。本心は栗の出来具合とあわよくばと云う下心がありました。今年の栗は例年より成長が遅いようです。ロクの窓から見える田んぼは既に稲刈りを終えていますが、普通はいまが稲刈りの時期です。農機具を操れるのは現役世代ですから、どうしても土日に刈り取り作業が集中します。農家の長男のがんばり時です。
 山里コースを歩いていると村の小学校から運動会の様子が風に乗って流れてきました。「次は応援合戦です~。」幼くって可愛いアナウンスです。小学校時代の記憶がいっとき甦ってきました。


「山里に こだま響かせ 運動会」


 [390] バースディーパーティー [PC]  2011/09/26 07:23:20    [削除]


   最近は続けて9月に旅行に出かけています。アラスカトレッキング・ノルウエー(フィヨルド)・イタリア(ドロミーテ)などオフシーズン前になっています。喧騒を避けるためと云うとカッコイイのですが、本当は料金的な面が一番の理由です。我がグループに9月生まれが2人いるので、毎回誕生祝いをして頂き恐縮しているところです。
 写真を見ると決して恐縮している顔には見えません。嬉しそうなロクの顔です。“楽しくなければ人生じゃない”笑顔であいさつです。9月生まれおめでとう!


「ローソクを 一気に消せない 古稀迎え」(川柳)


[391] 狂言(魚説教) [PC]  2011/09/27 06:21:25    [削除]


   日曜日に近くの友人からお誘いを受け、『ささやまの森公園』の里山コンサートに行ってきました。狂言と杜氏衆による酒造り唄と云う、まさに里山ならではの出し物でした。箕面に住まいしていたころは、ご近所からのお誘いでお能の拝見によく行ったものです。
 お能の拝見では事前にしっかり勉強して行ったものですが、必ずと言っていいほど心地よく眠っていました。その点狂言は楽しく鑑賞できるので、どちらかと云えばロクの世界です。


「秋半ば 人造湖には 靄立ちて」


[392] 水車のある風景 [PC]  2011/09/28 07:15:36    [削除]


   久し振りの花曜日ハイキングに行ってきました。今回は大河ドラマの舞台にもなった浅井の居城だった小谷城址から大嶽城址など山城を巡るコースでした。湖北までの長い鉄道の旅でちょっとしたミニ旅行です。今までは余り登られていなかったであろう山城跡が、一躍観光ボランティアの案内するスポットに変身していました。 
 天気が良かった分暑い歩きになり、大阪まで出てからの反省会を待ち切れずに、草津の駅で飛び降りて缶ビールを買ったほどです。


「湖北路に 水音さやか 花野満つ」


[393] 稻藁纏め [PC]  2011/09/29 06:52:31    [削除]


   近くで肉牛を飼育している農家が、稻藁をロール状にまとめていました。昨年あたりからよく見かける農作業です。福島原発事故で稻藁の放射能汚染がクローズアップされ、我々の関心事になりました。飼料も含めての地産地消が求められています。田んぼから緑が消え、いよいよ秋本番の季節到来です。
 近くに道の駅があるので、野菜類は何時もそこで購入します。当然旬のものしか手に入りません。ゴーヤの時期にはゴーヤ料理が続きます。これからは冬野菜を使った料理が続きそうです。新鮮でおいしいです。


「窓からの 刈田見つめて 人恋し」


[394] アキノノゲシ [PC]  2011/09/30 07:17:52    [削除]


   春のノゲシに対してつけられた名前です。写真俳句に何時かアップしたいと思っていましたが、何時も風に揺れているので上手く撮れません。たまたま池の側に咲いていたのを、風の止むのを待ち、はいパチリ、何とかものにすることが出来ました。
 花色とたたずまいが儚げで、秋では一押しに挙げられるぐらい好きな花です。春には若葉が山菜として食べられると云うのもロクの好みに合っています。


「ティールーム 素焼きに一輪 草の花」


[395] 卆寿の祝い [PC]  2011/10/03 16:56:03    [削除]


   義母の卆寿の祝いをするために、神の国出雲に他の神々(山の神など)と一緒に行ってきました。出雲には八百万の神が集まり、それはそれは賑やかなことでした。全国の神々に祝福された義母は幸せそうでした。家事と仕事を現役でこなしています。
 町内では子供神輿が学年毎に繰り出し、本来なら正月3日に『吉兆さん』と一緒に練り歩く『番内さん』まで登場して、祭りの雰囲気を盛り上げていました。鬼のお面を付けた番内さんは厄年の方々で、青竹で地面を叩いて厄払いをしたとのことです。今でも能勢に伝わっている『亥の子』のルーツは出雲大社だと知りました。


「銀髪が 神在り月の 四手飾り」


[396] ヤマボウシの実 [PC]  2011/10/04 07:26:57    [削除]


   島根県と広島県の県境近くに「島根県民の森」と云う施設があり、「秋のきのこ教室」と云う催しがあり参加してきました。肝心のキノコはハタケシメジとスギヒラタケしか採取できません。他の方がニンギョウタケと云う大型のキノコを探し当てたので少し羨ましい気持ち。スギヒラタケは中毒例が数年前に報道されたので、毒キノコに分類されるようになりました。せっかく採取しましたが、涙をのんで置いて帰りました。帰ってからのキノコ汁の旨かったこと。
 キノコ以外にも興味津々のロクです。大きな実を付けた山陰地方のヤマボウシ。何本もの木を観ましたが、いずれも立派な実を沢山付けていました。食べ応えがあります。だれも見向きもしないようで、沢山の実が地面に落ちていました。


「キノコ狩り 山法師あり つい遅れ」


[397] ソバ畑 [PC]  2011/10/05 07:24:16    [削除]


   湖北に行った時の写真ですが、ソバ花が満開でした。殆ど白花ですが珠にルビー色もあり綺麗なものです。午前中に通った時より、午後の陽射しの方が綺麗だったので写真に収めました。ソバの実が出来るころになると黒くなり、白と黒のコントラストが鮮やかと云うことですが、まだお目にかかっていません。
 蕎麦には煩い方で、上手い蕎麦には目がないのです。出雲に行くと必ず寄る店があります。そこで頂くのは「割子そば」3段盛りと決まっています。
もう少し食べたいなと思わせる量が、ちょうど3段なのです。


「花蕎麦に 帰郷急かされ 行ったっけ」 


[398] つるバラ [PC]  2011/10/06 06:07:04    [削除]


   大阪市立科学館にあるプラネタリウムに行ってきました。秋の星空観察ですが夏から冬までの星座を観ることが出来て、しばし子供に還ってきました。小学校の団体が入っていましたが、星座が映し出されると歓声が上がり、子どもたちは星好きだと云う事がよく判りました。小学生の集団と爺婆が同じ夜空を眺めて、同じ目線で楽しんでいる様子が微笑ましくありました。
 近くに靱公園があるので足を伸ばしバラ園などを観察してきました。春ほど華やかではないが香りが漂い、やはり薔薇はいい。深紅のバラは情熱的ですが、淡いバラも捨てがたいものです。


「オフィス街 昼食時の 秋の薔薇」


[399] オタカラコウ群生 [PC]  2011/10/07 06:47:53    [削除]


   昨年の観察資料を引っ張り出し、たぶんこの時期が見頃だろうと川久保の観察に行ってきました。期待通りの観察会になり、アケボノソウ・オタカラコウ・ミカエリソウ等が秋を競っていました。皆さんの考えることも同じようでシニア仲間たちばかり。途中で珍しい方に会ったりして楽しい観察会でした。
 ゴマの葉として韓国料理に欠かせないエゴマも群生していて、シソ科だなと思わせる花穂が実を付けていました。天ぷらにしたら旨いだろうなと思いながら帰路を急ぎました。


「沢蟹を 踏むまい秋の 雨上がり」


[400] ツルシキミ [PC]  2011/10/08 07:26:24    [削除]


   昨日も観察会で矢田丘陵に行ってきましたが、あまりお目にかからない野の植物たちに出遭ってきました。秋は花よりも実の季節です。林内ではツルアリドウシの赤い実がかくれんぼうをしているようです。ツルリンドウなどもあるはずですが見つかりませんでした。日当たりのいい所にはイシミカワが独特な果実の付き方を見せてくれます。ワレモコウが風に揺れています。
 写真の実はツルシキミです。シキミ科のシキミとは別種です。ミヤマシキミと同じミカン科です。薬草ですが毒草でもあります。食べないようにと自分に言い聞かせています。


「柴栗を 拾いしシニア 笑顔満つ」