雲ひとつない青空はサクラを一層際立たせてくれる。しかも空気が新鮮な朝に限る。多忙な妻は、寸暇を惜しんでサクラの追っかけをしたいようだ。
未だ人も訪れていない頃をめがけて、車で20分ほどの川西市黒川地区のエドヒガンを観に行った。国道から望める山の斜面は、桃源郷ならず「櫻」源郷というほどの景観で人々を魅了している。国道を通りかかったドラーバーは車を脇に止めて、しばしの素晴らしい休息タイムを取り、吉野の千本桜に負けないほどのパノラマに目を奪われておられる。
勝手知ったる我々は車をボランティアさん用の駐車場に止めて、自生地の谷を目指して降りていく。ボランティアさんたちのエドヒガン保護育成活動のお陰で、整備された山道を巡ることが出来て、白からピンクまで様々なエドヒガンを愉しめる。シンボルツリーとされている「微笑み桜」はまだ開花前である。それが咲き出す頃になると、山一面がサクラに覆い尽くされる。
昨日のブログでは、あいにくの黄砂かすみでエドヒガンの素晴しさを紹介しきれなかったので、再びのエドヒガン登場になった。川西方面に来られるなら、黒川と一庫公園のエドヒガンをお勧めしたい。ダム周辺や能勢に向かう国道から散見できるエドヒガンの自生も捨てがたい。まさにおらが村の自慢である「櫻」源郷をご賞味あれ!
「おらが村 鼻高々の 朝桜」