ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

まさに「櫻」源郷🌸


 雲ひとつない青空はサクラを一層際立たせてくれる。しかも空気が新鮮な朝に限る。多忙な妻は、寸暇を惜しんでサクラの追っかけをしたいようだ。
 未だ人も訪れていない頃をめがけて、車で20分ほどの川西市黒川地区のエドヒガンを観に行った。国道から望める山の斜面は、桃源郷ならず「櫻」源郷というほどの景観で人々を魅了している。国道を通りかかったドラーバーは車を脇に止めて、しばしの素晴らしい休息タイムを取り、吉野の千本桜に負けないほどのパノラマに目を奪われておられる。
 勝手知ったる我々は車をボランティアさん用の駐車場に止めて、自生地の谷を目指して降りていく。ボランティアさんたちのエドヒガン保護育成活動のお陰で、整備された山道を巡ることが出来て、白からピンクまで様々なエドヒガンを愉しめる。シンボルツリーとされている「微笑み桜」はまだ開花前である。それが咲き出す頃になると、山一面がサクラに覆い尽くされる。
 昨日のブログでは、あいにくの黄砂かすみでエドヒガンの素晴しさを紹介しきれなかったので、再びのエドヒガン登場になった。川西方面に来られるなら、黒川と一庫公園のエドヒガンをお勧めしたい。ダム周辺や能勢に向かう国道から散見できるエドヒガンの自生も捨てがたい。まさにおらが村の自慢である「櫻」源郷をご賞味あれ!


「おらが村 鼻高々の 朝桜」

江戸彼岸(エドヒガン)🌸

         山を淡いピンク色に染めてくれるエドヒガン

          梢のてっぺんでウグイスのさえずりも


 今年のソメイヨシノ開花は軒並み遅れているようだ。でも地元が誇る桜エドヒガンが一気に開花を始めた。サークル活動を始めるまでは、桜と言えばソメイヨシノしか頭に浮かばなかった。花を観ながら酒を酌み交わすがサクラの愛で方だとすり込まれていた。落語「長屋の花見」でも演じられるほど、日本人にとっての「花見」は何物にも代えがたい春の行事だった。今なおその風習は受け継がれている。
 エドヒガンに惹かれだしたのは、仲間に加えて頂いた「ひとくらクラブ」での活動がきっかけである。一庫公園に自生するエドヒガンの種を拾い集めて、公園内で苗を育て、植樹育成する活動を経験させて貰った。日当たりと水はけの良い谷筋を好むサクラだと言うことも知り、日本一の里山と言われる北摂地域にたくさんの自生地があることも知った。謂わば「おらが村のサクラ」がエドヒガンということである。
 春の彼岸ごろに江戸で多く咲く桜ということで、安易に名付けられた名前だが、環境さえ整えれば1000年以上も行き続ける。天然記念物になっているエドヒガンも各所にあるようだ。60年が寿命だと言われるソメイヨシノの片親だということはよく知られている。
 桜命という妻を誘って、咲き出した自生のエドヒガンを訪ねた。隣町の猪名川町と殆ど同じ環境なのに、不思議と能勢にはエドヒガンの自生が見つからない。疑問に思っていたが、金のない能勢の住民は杉・檜の植林に走ったようで、金にならない雑木は伐採されてしまった苦い歴史を持つとのことだった。
 未来を展望したければ、100年先に照準を合わさなければならない。一時の富に目がくらむと取り返しの負債を背負ってしまうことになる。


「山麓で 黄砂邪魔する 花巡り」

桜二輪の花見会

              日射しを浴びて交流会

          間寛平がマラソン前の録画撮りに来ていた


 職域革新墾とその女子会主催の花見会が大阪城公園で開かれるので参加してきた。3月30日の設定は計画段階では最高日の筈だったが。
 環状線「大阪城公園」駅ではたくさんの方が下車される。バス時間の関係で30分以上も早く到着してしまったので、場所取りと荷物運びを買って出た。公園内には有料のバーベキューエリアまであり、早々から赤い顔をしておられる団体の姿も散見できる。我々は道路を挟んで堀側の無料エリアで場所探しをする。花が咲いている樹を探すが、殆どが蕾膨らむ状態で未だ開花には早いようである。大阪城西ノ丸の標準木で、昨日やっと開花確認が出来た!とのニュースを帰宅してから知った程度である。それでも枝に2~3輪の花を付けている樹を見付けて、そこを最高の場所として皆さんの到着を待つ。
 各所では昔ながらのブルーシートを拡げての場所取りをしておられる。桜の下での宴会には眉をひそめたくなるのだが、我々の団体は真面目だから馬鹿騒ぎはしない。桜の根元を痛めるので「ごめんなさい」と心で詫びながら、弁当を開く。近況報告をしあったり、ビンゴゲームなどに興じて、参加者の交流を深める程度の花見会だった。まさに花より団子という集いだったが、春の陽射しを心ゆくまで愉しめた。
「大阪城 桜二輪に 友集い」

「桜咲く!」

          2~3輪だが咲き出してきたソメイヨシノ

          能勢のモクレンは未だコートを脱ぎかけ

            大阪のモクレンは最盛期を過ぎたか

                   コブシ
     
 合格発表の電文風タイトルにした。それほど桜の開花を待ちかねていたからである。今年は暖冬だと知らさせていたし、平均気温の推移では例年よりも上回っていたのかも知れないが。天気予報でも大阪の開花予想は3月22日ぐらいと言っていた。それが一週間以上も伸びて、大阪の昨日の標準木は2輪だけの開花で今日に持ち越すことになった。
 観桜予定では3月24日に設定されていた花見会は蕾硬しで、おまけに氷雨交じりの悪天候に見舞われた。各サークルでもエドヒガンを訪ねたが兆しもなかった。
 ところが昨日になって一気に気温も上がり、バス車中から観ることが出来る一庫ダム湖周辺のエドヒガンが開花しだした。この桜はソメイヨシノのようなクローン桜ではなく、自生桜なので開花もまちまちである。早咲きもあれば、少し遅れて咲き出す個体もある。朝、車中から観た桜が、帰りには「お待たせしました」とばかりに咲き誇っている。
 サークルの打ち合わせで天王寺まで出掛けたが、天芝公園や慶択園周辺のソメイヨシノがやっと咲き出してきた。未だ一分咲きまでに達していないが、今日辺り一気に咲き出すことだろう。1~2輪枝に付く桜にスマホをかざしておられる。皆さんが待ち焦がれているのを感じた今年の開花状況だった。冬咲き桜でお馴染みの「十月桜」も春の開花が始まり、冬に開花しなかった残りの7割の蕾が出番とばかりに元気よく咲き出した。ジュウガツザクラも春にこそ美を競う如くに咲いてくれる。


「サクラ花 開いてこその 便りかな」

アクシデント続きの解禁日

               啓翁桜がほぼ満開

             金目鯛とブリ柵をゲット

              結構豪華な夕餉を演出

                  精米中

                 採血風景
               
 年間飲酒日を半分にすると決めて3月末近くまで頑張ってきた。一昨日で休肝日が87分の44日だから一応クリア出来ている。別に頑張ると言うほどの我慢を課して来たわけではない。ただ妻の晩酌に付き合えない日が半分あったというだけのことで、少し夕餉の愉しさを奪った、という後ろめたさを感じただけである。
 昨日は約3ヶ月ぶりの通院日で採血で健康状態をチェックされる。特にγーGTPの肝臓数値が何時も高いので、僕的にはそれを減らしたいと願っている。昨年10月の数値が142で、今回が244に増えている。許容範囲の基準値は13~64と定められているので、いずれにしてもハイレベルだし、前回を大きく上回っている。主治医が若手の医者に代ってからは、飲酒に関してうるさく言わなくなった。たぶんアルコール摂取以外の要因もあると判断されておられようで、採血も毎回する必要性を感じておられないようで、特に問題なしという所見だった。なんぼ飲んでも良い!とのお墨付きを頂いたように感じる。元来僕の思考回路は自分の都合の良いように捉える傾向にある。
 病院で会計を済ませ薬局に向かった。お薬手帳を渡したが処方箋が入っていない。頂く書類などを途中で落とすはずもないので、病院に問い合わせて頂く。若い医者が忘れたとのことで再び病院に引き返して受け取る。当然会計も上乗せになる。お金の問題より時間の無駄がもったいない。昼までに帰宅できない。
 妻からは買い物も頼まれている。1万円を預かってきたが、医療費で8千円近く支払ったので、2千円しか残っていない。その範囲で鮮魚を調達しなければならない。玄米の精米分も残しておかなければならない。財布の底を覗きながらの解禁日の買い物になってしまった。


「今夜から お酒も添えて 桜かな」