梅花空木(バイカウツギ)
一株だけ見付けたキンラン(証拠写真)
午後から雨になるかも知れないとの予報が出ていたので、気になっているキンラン探しに出掛けることにした。もし鹿に食べられてしまったのなら、また根茎から新芽を出し、いずれは咲いてくれるだろう。人が盗掘したのであれば跡形も無くなる。記憶を頼りに現地まで行くと、何とか一株だけ見付けることが出来た。まだ蕾をつけた段階だったので、しばらくすればもう少し芽を出してくれるかも知れない。もう一度訪ねてみよう!
秘密の場所に行くまでの道中に、卯の花に先駆けてバイカウツギが満開状態で咲いている。以前はユキノシタ科だったが、アジサイ科に再分類されて久しい。梅の花に似ているという事で名付けられているが、花弁は4枚である。でも梅よりも見栄えがするので存在感がある。何よりも日本固有種でヨーロッパに出しているというので鼻高々である。別名でサツマウツギと言われるぐらいだから九州にたくさん自生しているのだろう。花には芳香があるので香料としても使われる。梅と言うよりも薔薇に近い雰囲気を持ち、白花というのがロクを惹き付ける。
「山空木 雲間に芳香 棚引かせ」