ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

海老根(エビネ)

                自生のエビネ

                ホオノキの花

             ブナ林


 雨から曇り予報だったが、皆さんが集合する時間には雨も上がり、「2木会」の山歩きが催行出来そうである。主宰者である妻は2~3日前から中止にすべきか、やきもきしていた。最近の天気予報はかなり当たると評判だが、梅雨時の天気は変わりやすいので気象予報官すら悩ますようだ。随行するロクとしては主催者でないから気楽なものである。3台に分乗した12人は豊能町妙見口の無料駐車場を目指す。下見しておいたP444への初コースを妻がしたり顔で案内する。
 アプローチ入り口に位置する「考鬮寺」の「鬮」という字で立ち止まり、今まで見たこともない文字に何と読むのだろう?と好奇心旺盛な仲間がスマホで検索してくれる。音読みでは「キュウ」、訓読みでは「くじ」らしい。このお寺はかって「富くじ」で名を売ったのだろうか、とあらぬ想像をかき立てる。
 あまり知られていないコースで人目に付かないからか、野生ランのエビネが自生していた。根茎が成長して海老の背に見えることから名付けられた。キンランよりも自生で見付けるのは珍しい。昭和40年代に東洋ランブームが起こり、今なおラン愛好家は跡を絶たず、ラン展など開催されているのを覗いたりする。仲間から頂いたオオイワチドリもランの仲間で高値で取引されているらしい。自生エビネが心ない人の目に触れないことを祈るばかりだ。ホオノキの花びらなども山道に落ちているので、香を愉しんでもらう。妙見山上近くにあるホオノキを見上げると花が咲いていた。今夜はビールでも戴くかと、心地よい疲れに満足して帰路についた。


「新緑に 海老根を添えて 山テラス」

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