山城探訪
アベマキ・ヌタ場・三角点を目印に
三草山を望む
目印取り付け中
自宅から歩いて行ける山城跡の下見をしたいという事で、歩けるなら何処でもいいと二つ返事で付き合った。妻は低山会の山城巡りで案内してもらったことがあるらしい。今度は自分が案内したいのでアプローチを確かめたいという。疑心暗鬼で付き従っていくと峠からの取り付き口が見つかった。
メインの森上城跡を目指すが、その出城としての今西城跡から攻めることにする。基本的には尾根歩きだが、あまり踏み跡も定かでない林内なので、要所要所に目印を付けながらの歩きとなる。途中に336.4mの三等三角点も設定されている。猪のヌタ場なども目印として頭に擦り込んでおく。土塁が目に入り城跡に辿り着いたことが確認できる。低山会メンバーの先生が取り付けただろう札には今西城と書かれていたはずだが、字が消えてしまっていたので持参したマジックペンで書き直しておく。
次は尾根続きの森上城だが、直線距離にして200mほど東に位置する。初めてだと尾根への取り付き口が判らない。妻の記憶が頼りだ。掘割りを少し下って平地になっている尾根道に出る。眺望が開けて何度も登っている三草山を望むことが出来る。再び立派な土塁に突き当たる。虎口を探したが見つからないので、斜面に足を取られながら郭に登った。土塁を一周して下山口を探したが判らないので、今回は来た道を引き返すことにした。あれだけ印を付けてきたのに、引き返す道を踏み外すことが度々あった。更に目印を付けながらの下山となった。次回は周回コースを探したいと密かに闘志が湧いてきた。
「誰も来ぬ 山城跡へ 薫風と」