ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

卯の花(ウツギ)

             卯の花とも言われるウツギ

             スイカズラ科の空木仲間

           ウツギで作った寅さんとリリーさん

                ウツギのバンビ

              登るキツツキとカエル


 本来、空木(ウツギ)と名乗るのは「卯の花」のことである。あえてユキノシタ科のウツギを「卯の花」としたのは、空木を名乗る樹木がたくさん存在するからである。殆どがスイカズラ科の仲間で構成されている。枝が中空になっているところから、広義の意味で「空木」と言う名前を付与されている。例えばバイカウツギ・タニウツギ・ツクバネウツギ・ハコネウツギなどは並べてスイカズラ科である。花の付き方を見れば一目瞭然なのだが。
 純白のウツギは5月(卯月旧暦4月)に咲くので、別名で「卯の花」と呼ばれて詩歌などでもお馴染みである。水辺を好み、川筋に自生している姿に出会すと ♪ 卯の花の匂う垣根に 時鳥はやも来鳴きて 忍音もらす夏は来ぬ~♪ と歌い出したくなる初夏の花である。作曲した小山作之助、新潟県の日本海風景までが浮かんでくる愛唱歌である。
 時を合せるようにホトトギスが鳴き出した。ねんてん先生の自宅では聞かれなくなって久しいらしい。彼は漱石と子規研究の第一人者なので、ホトトギスには特別の思い入れがあるようだ。能勢では毎年ホトトギスが鳴くよと言うと、その環境を羨ましげに聞いておられた。能勢への移住を勧めようかな。
 ウツギは薬用として利用されるが、他に木工家具などの木釘として使われるほど堅くて緻密な材である。自然工作材としてよく活用させてもらったものである。


「卯の花の 渓一面に 咲き誇り」

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