ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

『源氏』完結へ

             「源氏のしおり」製本で完!

            本棚で眠るセピア色の与謝野源氏


 地球環境『自然学』講座で「源氏物語」を研究しておられる方の話を聴いたのが呼び水になり、本棚の中から与謝野晶子訳の文庫本を取り出したが、字が小さく、さらに紙が変色してしまっているので読めない。図書室に出向き、手始めに田辺聖子の「新源氏物語」全5巻を読み出した。同時に紫式部原文にも目を通したくなり、娘の受験参考書で間に合わせた。
 寝床読書家なので一冊を読み切るのに概ね4~5日かかっている。ところが「源氏物語」は現代語訳されているものの、和歌が主要な部分を構成いるのでなかなか流し読みできない。一週間に一冊と言う遅いペースで読み進んだ。田辺源氏を読み終えたが、おぼろげに平安貴族たちの姿が浮かんだだけで、読み終えたという達成感がない。これでは駄目だと思い瀬戸内寂聴訳全10巻を借りることにした。田辺源氏から瀬戸内源氏に変わっても読書ペースは変わらない。やっと最終巻までたどり着くことが出来た。読み始めて概ね4ヶ月位になるのだろうか。はやく源氏から脱却したい。瀬戸内さんの本には巻末に「源氏のしおり」という解説が付いている。全10巻のしおりだけでも立派な冊子が出来る。54帖を振り返るよすがとしてコピーし製本することにした。
 サークルメンバーから誰がお好みですかと聞かれた。やはり準主役としての紫の上でしょうと答えておいたが、彼女は末摘花に興味を持たれて朗読会で発表されたらしい。こんな文学談義が出来るのも楽しい。


「侍らせれ ビールの酌を 夢に見し」

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