馬の鈴草(ウマノスズクサ)
サキソフォンに似た花「ウマノスズクサ」
アリマウマノスズクサ(参考画像)
可愛いキノコの幼金(イチョウタケ?)
ジャコウアゲハの食草として花壇に植栽したのがしっかり根付いて、フジバカマに絡み付きながら勢力を拡大している。第2弾の幼虫を探していると、特徴ある花が咲き出したのを見つけることが出来た。ツルを辿るとたくさんの蕾をつけている。しばらくは花壇観察を楽しめそうだ。
それにしても変わった花である。サキソフォーンに似た花は花弁を持たず、筒状の萼片の下部に子房が付いている。一見食虫植物のウツボカズラに似ている。それを子宮に見立ててギリシャ語学名では「最良な出産」としている。仲間にアリマウマノスズクサというのがあり、六甲山で見付けたときには躍り上がったほどである。琉球ウマノスズクサというのもあるようだ。ギフ蝶の食草であるカンアオイがウマノスズクサ科だったというのを、今朝図鑑で確認するまで知らなかった。ウマノスズクサは毒草だが解毒、腫れ物の痛み、消炎、去痰などの薬効があるので、薬草としても使われている。我が家ではひたすらジャコウアゲハの食草として見守っている。
爽やかな1日だったが夕方にお湿りが有り、束の間の虹を楽しませてくれた。
「夏草の ツルの夕暮れ 虹の花」